ユキノの雑語りブログ

ただのオタク

2021年アニメ&エピソード10選&雑語り

はじめに

みなさんは2021年はどういう年だっただろうか?これを書いている時点ではもう12月も終わりに入る頃なのだが振り返ってみると本当に何もしなかった年だし新しく始めた事と言えばせいぜい競馬くらいだろう。コロナ禍とかの影響で制限されたとかもあるとは言えこの貴重な1年を結構無駄にしたなと思うと中々に虚しいものである。来年こそは有意義に過ごしたいとは思う。これは多分ここ最近は毎年思ってるかもしれない。
しかしてそんな中でもアニメは毎日放送される。
去年はコロナの影響もあってアニメが延期になったりして新作と再放送の配分がちょうど良かった気がするが今年はかなり多かった気がする。いや実際テレ東が深夜アニメ枠を若干増やしたりとか込みで増えた気がする。その辺りは暇な人が居れば集計して今までの年と比較してみていただきたい。
ただその影響は確実にアニメを見るボク自身にも来ており、他にやる事をしてたりそもそも寝てて見逃したからそのまま見なくなったなんてアニメも多い気がする。例年通りと言えばそれまでだが今年は特に多かった気がする。なのでこの記事自体は「こういうアニメや話がオススメなんだ」程度の気持ちで読んでいただきたい。
駄文が長くなってきたのでそろそろ本題へ移ろうと思う。


今回のアニメ選出のルールは
・新作アニメのみ
・深夜アニメのみで朝夕アニメは例外枠で紹介
・エピソードは1つのアニメから1話まで
・2020年秋クールから始まって2021年に終わったアニメは入れても良い、ただしエピソード選出は今年放送分のみ
・分割2クールは1つのアニメとして扱う
以上5点である。

もう一度言うがあくまでこれは一個人が「面白かった」「好きだった」と感じてるものなのでそこを念頭に置きつつ、見てないアニメや気になるアニメがあれば見る指標にする程度にしていただきたい。
またこれはあくまで思い出した順に書いていくので特にランキング形式というわけではない事も念頭に置いていだだきたい。


エピソード10選

1:『装甲娘戦機』 #7 「スズノの秘密」 脚本:むとうやすゆき
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アタックファンクションの反動により休息が必要になったリコ達は四国観光をする事になる。スズノはネイトから四国観光マップを強制的に預けられ強制的に案内役に任命されるのだがいつものようにどうしても仲間と距離を取ってしまう。会った頃からずっと距離を取るスズノを不思議に思っていたリコは遂にスズノに直接理由を聞こうとする。


この話は装甲娘戦機のメインキャラクターの一人であるスズノの主役回である。リコ達が四国観光を楽しむ姿を写す日常回でありながらもスズノと言うキャラクターの掘り下げが行われ、またそれが凄く上手い。下手に語ると見ていない方へのネタバレになる為多くは語れないが、ギャグあり、感動あり、バトルありなこのアニメの良い部分を凝縮したような回になっている。
またこの回でのスズノの心情変化は終盤に活きてくる為実はかなりの重要回だったりもする。
とにかく装甲娘戦機と言えばコレと言える回なので見ていない方は是非とも見ていだだきたい。


2:『ウマ娘 プリティーダービー Season2』 第7話 「祝福の名前」 脚本:池田亮
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天皇賞(春)の出走するメジロマックイーンに注目が集まる中、同レースに出走する予定であるライスシャワーはある日、街頭でのとある声を聞いてしまう。それはマックイーンの連覇記録をライスが勝つことで達成されない事を危惧する声である。それを聞いてしまったライスはマックイーンに「天皇賞(春)」には出ないと告げる。マックイーンはライスに天皇賞(春)に出てもらう為にチームスピカのメンバーに説得をするよう頼むのであった。


この話はウマ娘2期のもう一つの主役コンビとも言えるライスシャワーミホノブルボンにスポットが当たる回である(ただし今回のメインはライスシャワーの方である)。どうしても悲観的になってしまうライスが走る意味を見失いかけるがテイオーやミホノブルボンの説得により立ち直ると言う構成にしながら名前に絡めたネタやライスの思いなども描いており、さらにウマ娘特有のギャグ心も忘れないような話になっているのでとても綺麗な回である。流石は及川監督と思える一本であろう。


3:『SSSS.DYNAZENON』 第10回 「思い出した記憶って、なに?」 脚本:長谷川圭一
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怪獣「ガルニクス」によってガウマ隊と怪獣優生思想はそれぞれの過去に飛ばされ、囚われてしまう。そんな中、蓬は最初に気付き、ガウマ隊のメンバーを救う為にそれぞれの過去を巡っていく。


この話は『SSSS.GRIDMAN』の第9回「夢・想」を模したエピソードであり、キャラクター達の一番の掘り下げ回である(そもそもこのアニメは意図的なのか基本的な展開は前作と同じにしてある)。
この回で特に掘り下げられたのは今作のヒロイン・南夢芽であろう。
南夢芽の幼い頃に死んだ姉の死の真相を探っていくという今作なのだが、この回で(怪獣ガルニクスの影響で)死んだ姉と出会い、対話する事になる。そして「姉の死は自殺じゃない」と確信し、前へ進む事になる(もっとも確定と言うわけではないので今作だけでは死の真相は謎のままだが)。


また余談ではあるが、この回はこの前年に放送された同じ円谷作品である『ウルトラマンZ』の第14話「四次元狂騒曲」と似たストーリーラインな事も話題になった。こちらの話も「四次元怪獣 ブルトン」の影響で過去に飛ばされた主人公・ハルキが亡き父親と対話するというエピソードなので見ていない方は是非とも見ていただきたい。


4:『バクテン!!』 第9話 「甘えてよ!」 脚本:根本歳三
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大会を勝ち抜くために監督から提案された技『組み技』。翔太郎と美里は何度も挑戦するがどうしても上手くいかない。そんなある日、美里が部活にも学校にも来なくなってしまう。美里を探す為に翔太郎と周作は美里の家に訪問する。


この話は、それまで一年生ながらも経験者と言うポジションで上手く技を決めて来た美里の弱味が垣間見える回である。また美里の過去の掘り下げのみならず顧問の先生である周作の過去も少し描かれている。もう一人の主人公である美里がチームと共に前に進む為に重要な回であり、この話の最後に見せる組み技のシーンの演出は本当に素晴らしく、アニメにとって大切な物がシッカリと噛み合いとても感動させられる回となっている。


5:『かげきしょうじょ!!』 第5幕 「選ばれし乙女」 脚本:森下直
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先輩達の演じる演目『ロミオとジュリエット』を観た紅華歌劇音楽学校1年生達。それぞれの目的が明確になってきた中、山田彩子は同級生との差に自身を失っていく。そして先生からの「痩せろ」と言う厳しい指摘を受け、その末に遂に倒れてしまう。


この話は主人公の一人である奈良田愛の話が終わった次の回に来るメインキャラクターの一人、山田さんの主役回である。
『かげきしょうじょ!!』は全体的に素晴らしいアニメなのだが個人的に特に好きなのがこの回で、厳しい学校生活に追い込まれていく山田さんが迷いながらもある一人の先生によって「何故自分が合格出来たのか」を知り、成長していく回である。また作中における先生からの厳しい指摘も間違ってはいないため、キャラクターは追い込まれるが嫌味になるキャラクターが居ないという上手い塩梅が出来ている点も個人的に好きだったりする。
『キラっと プリ☆チャン』で「虹ノ咲だいあ」と言うキャラクターを演じた佐々木李子さんによる演技や歌唱は必見である。


6:『小林さんちのメイドラゴンS』 第9話 「いろいろワケがありまして(エルマざんまいです)」 脚本:山田由香
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自分の働く会社の労働環境がおかしい事に遂に気が付いたエルマが会社に待遇改善を要求する活動を開始する。慣れきってしまった小林さんは「無理だろう」と思いながらもエルマの書いてくる改善案の書類に目を通していく。


この話はメイドラゴンのメインキャラの一人、エルマの主役回である。メイドラゴンは基本、1本の話に2話~3話ほど入れるサザエさん構成なため1本目はエルマが改善要求に奮起する話、2本目が子供たちのキャンプに保護者として参加する話、3本目がエルマとトールと勝負する話となっている。
今回は特にその中の3本目の話が個人的には大好きで、エルマが地上界に来た理由、今よりも昔の頃の生活の思い出、エルマの思いなどを京都アニメーションによる迫力のあるバトルシーンと同時に描くので必見である。
エルマと言うキャラクターが本当に好きになれる素晴らしい回なので見ていない方はこの話だけでも見ていただきたい。


7:『月とライカと吸血姫』 第7話 「リコリスの料理ショー」 脚本:牧野圭祐
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遂にイリナの打ち上げ実験が始まる。イリナは「リコリス」と名付けられ、諸外国への隠蔽の為に宇宙に上がったタイミングでの状況に応じて料理のレシピで報告するよう命令される。


この話は当時見た時に「もう打ち上げをするの!?」と言う驚きがあった。何故ならイリナの打ち上げは最終回辺りで行うと思ったからである。しかしこの話はこのタイミングだからこそ活きる物であった。
前半の総まとめに位置する話でありながら後半の主人公・レフの物語を形成する上でとても重要だからだ。
この回は特にイリナ打ち上げ後がとても素晴らしく、イリナとレフの関係性の会話や関係性などが特に美しいので必見な回であろう。


8:『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~』 episode07 「cheer up!」 脚本:待田堂子
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練習試合が終わりそれぞれの課題が見えてきたドリームモンキーズの6人。その中でもゴールテンダーの薫子は自分のポジションに不安を感じていた。そして夏休みのある日、6人は水沢姉妹の祖母から沖縄の知り合いの店のバイトを提案され、沖縄に向かう事になる。


この話も大好きな主人公ではないキャラの単発の成長回である。薫子の悩みや解決のさせ方も鮮やかである。
またわざわざ水着回をやるために沖縄にまで飛ばすなどサービス精神も忘れていない。
そしてこのアニメを制作したC2Cは『はるかなレシーブ』を制作していたので沖縄でビーチバレーはそれを意識しての事だろう。



9:『SK∞ エスケーエイト』 #10 PART 「言葉のいらないDAP」 脚本:大河内一楼
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愛抱夢との闘いの後スケートが出来なくなってしまった暦。しかしランガはどんどん愛抱夢に近づいていく為距離を感じるようになっていた。そして暦は答えを見つけられず迷っていた。

この話は主人公である暦とランガにとって重要な回であろう。本作のラスボスに当たる愛抱夢に対するそれぞれの思いやこれからの向き合い方などがシッカリと描かれており、落としどころも良く、和解エピソードとして完璧な一本であろう。

本作品は『ガンダムビルドファイターズ』のようなバディ物が好きな方はハマると思うので是非ともこの話だけではなく1話から見ていだだきたい。


10:『アイ☆チュウ』 #6 「equipe ~私の居場所~」 脚本:福島直浩
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東京でのライブを控えた心は飛行機で東京に戻ろうとする。しかし天候悪化により飛行機が欠便となってしまう。代わりに新幹線に乗り込むも新幹線も途中で止まって動かなくなってしまう。


この話はアイ☆チュウのメインキャラの一人、華房心の主役回である。女装アイドルという中々なインパクトなキャラだが個人的にかなり好きなキャラである。
この回では1話完結かつ悪天候で来られないアイドルを待つ場繋ぎとして他のキャラが奮闘する回と言うアイドルアニメでよくある回なのだが、その中で意地でも会場に向かう心や、心の過去、思いなども描かれていて非常に素晴らしい回である。
個人的にこのアニメは微妙に刺さりきらなかったのだがこの一本は本当にオススメ出来る話だろう。



エピソード 番外編

ここからは朝夕アニメや10選に入れたかったが枠の都合などで入れられなかった回を書いていく。
読み飛ばしたい方は目次で次の項目に飛ぶかそのまま下までスクロールしていただきたい。

・『ラブライブ!スーパースター!!』 第11話 「もう一度、あの場所で」 脚本:花田十輝
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ラブライブ!地区予選を突破したLiella!にかのんと千砂都の母校の小学校からライブの依頼が届く。しかしそこはかのんにとっては人の前で歌えなくなった場所でもあった。かのんを成長させるためにLiella!のメンバーはソロで歌わせるために計画を立てる。


この話は花田脚本作品でよくある『決別』の回である。花田脚本は本当に決別の描き方が上手い為この話もとにかく素晴らしい。本戦に向けてのかのんの成長や、それに伴うかのんの過去の描き方が本当に素晴らしく、個人的に本当に素晴らしい一本である。
本作品はこれまでのシリーズと違い夕方放送になっていた為10選に入れられなかった為ここで紹介させていただく。


・『ミュークルドリーミー みっくす!』 第28話 「京都でマイラブ♡」 脚本:金杉弘子
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もうすぐまいらの誕生日。今年は誕生日が平日な為休日を使って京都旅行をする。まいらの父にも了解を得てゆめ、朝陽、ときわ、琴子は月島家の京都旅行に同行する。


この回は1年目でも特に評価の高かった月島まいら誕生日回である。1年目と違い今回は事情を知っているメンバーと共に京都旅行を楽しむという構成になっている。また、このアニメでは悪役にも超えてはいけないラインを超えさせないようにしている為今回のゆに様が1年目と違った行動を見せるのも注目である。
今作を見ていない方にもオススメ出来る回だろう。
今作も朝アニメな為10選には入れられなかったのでここでの紹介にさせていただく。



アニメ10選

1:『IDOLY PRIDE』
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2021年を語る上で外せないアニメと言えばやはりコレだろう。なにせ1月から放送し始めて3月に放送が終わり、何故かそこから3クール連続で再放送をしたので1年中放送してたからである。しかもMX放送での深夜アニメなのに2回目の再放送はテレビ東京で月曜夕方17時55分からと言う異例なものである(もっともこの放送を最後にテレ東夕方アニメ枠は半分が終わるのだが)。この再放送記録は『はいふり』を超えるものである。
ネタバレになるので詳細は伏せるが内容自体はアイドルアニメなのだが不随する要素が何とも斬新で、今までのアイドルアニメでは無かったものであり初見ではかなり驚かされたものである。そしてこのアニメの斬新な要素がとある他のアニメと完全に事故を起こしてとても盛り上がったのもとても面白い事例であった(企画発表の時期なども考えるとどう考えてもパクリでは無く完全に事故である)。
ただその要素の驚きだけでは終わらずキチンとしたアイドルの成長物語を見せてくれるので個人的にとても楽しく見られ、再放送もかなり楽しんだアニメである。
1クールアニメで綺麗に終わるのでアイドルアニメ初心者などにオススメだろう。

そしてこのアニメで長瀬麻奈と言うキャラクターをとても魅力的に演じ、印象的なキャラクターにしてくださった神田沙也加さんのご冥福をお祈りします。


2:『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』
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このアニメは2021年、令和3年と言う時代に突如現れたとてもイカレたアニメである。内容の導入自体は色々あって主人公が異世界に飛ばされると言うありきたりななろう系アニメなのだが、このアニメはそんなものでは収まらなかった。
まずはヒロインなのだが、メインヒロインはゴリラである。何を言っているのかが分からない人も居ると思うがゴリラである。何一つとして嘘は言ってない、ゴリラである。しかも声はドギー・クルーガーデカマスターでお馴染み稲田徹である。しかもそのゴリラとの生活が2話くらい続く。
そしてとにかくネタを詰め込みまくる。しかもそのネタ自体も10年前のニコニコ動画を筆頭とするネットのネタを始め、色々な作品のパロディ。さらには歴史上の偉人や普通に存命の力士まで飛び出してくる。
そんなぶっ飛び要素にギャグばかりの作品なのだが地味にお話がシッカリしており、基本的にどんなキャラも嫌いになる要素も無くとにかく好きになっていきとにかく癖になる作品なのである。
また『白い砂のアクアトープ』や『ラピスリライツ』とキャラクター原案が同じなのでそこが話題になったりもした。
ギャグやお話のテンポもとてもよく、そしてとにかく笑わせてもらったアニメなので個人的にかなり好きであるのでかなりオススメな一本である。

3:『やくならマグカップも/やくならマグカップも 二番窯』
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このアニメは日常系アニメや部活アニメ、そしてご当地アニメの要素を兼ね備えたアニメである。
原作が岐阜県多治見市でも物なので他のアニメでは見る事があまりない『陶芸』に焦点が当てられており、陶芸部に所属する4人の少女達の物語が描かれていくものである。
脚本は特撮では『仮面ライダークウガ』、『特捜戦隊デカレンジャー』、『魔進戦隊キラメイジャー』、アニメでは『アクティヴレイド-機動強襲室第八係-』、『アクションヒロイン チアフルーツ』などでお馴染みの」荒川稔久」である。なので、キャラクター達の関係や心情を繊細に描きながらも、ギャグや小ネタなどを随所に散りばめており、それの元ネタなどを探すのも楽しみ方の一つだろう。
またこの作品は前半15分がアニメ、後半15分が実写パートになっており、アニメ単体で見るのなら短い時間で見られるし、実写パートを見ると多治見の事がより知れて本編の理解にも繋がるのでオススメだろう。ただ一つ、配信だと例の歯医者のCMが無いのが残念ではあるが・・・。
日常系アニメやちょっと変わった題材が好きな方にオススメな一本であろう。


4:『Sonny Boy』
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このアニメは正直好みが分かれると思う。ほぼ全部見たボクでも正直話の2割も理解してないと思う。ただこの作品はそれで良いと個人的には思う。
ざっくりと説明すると、学校ごと真っ暗な空間に転移させられた生徒達が、自分達に身に着いた様々な超能力を駆使し、世界を移動しながら自分達の世界に戻る為に奮闘するという内容である。
このアニメはとにかく作画や演出、画作りがなどが凄く内容を楽しむというよりも視覚的に楽しむというものであろう。
ただエピローグはとてもよく、『明治東京恋伽』のようなどこか寂しさもありながらも良い終わり方をするので個人的にかなり好きである。
視覚的に楽しめるアニメが見たい、そんな方にオススメな作品であろう。


5:『オッドタクシー』
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このアニメは放送終了後に結構話題になったので知っている人も多いだろう。
内容としては、タクシー運転手小戸川が色々ありとある事件に巻き込まれ、タクシーを中心に物語が広がり、織りなされていくというものである。
このアニメは1話放送当時リアタイした人間が「これ本当に30分なのか?」「ショートアニメでよくない?」みたいな感じになっていた。と言うかボクがそうだった。3話辺りからギャグのテンポなどで盛り上がっていき、その数話後からだんだんと謎が出てき、それを考察するなどの面白さが生まれ評価は鰻登りになっていた記憶がある。
そんなこのアニメは劇場版が決定するくらい人気になっている。是非一度、見た方が良いアニメだろう。そして時間があれば二周目をしていただきたい。新しい発見があるだろう。


6:『逆転世界ノ電池少女』
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このアニメは2021年秋クールと言うロボットアニメ戦国時代クールに放送されたアニメである。内容はロボットアニメ版『AKIBA'STRIP』と言った感じであろう。だだしギャグ寄りと言うよりは熱血ロボットアニメの様なフォーマットである。
平成のオタク文化を守ろうとするレジスタンスとそれを潰し、規制をしようとする政府側と言う戦いをベースに話を動かしながらある意味どちらでもない主人公・細道とヒロイン3人との関わりを描いていくアニメであり、それぞれ違った魅力を持ったヒロインも見てて楽しく、好きになる要素も多いためオススメな作品である。
平成の空気感が好きな人、ロボットアニメが好きな人には特にオススメな一本であろう。


7:『BLUE REFLECTION RAY/澪』
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このアニメはゲーム『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』の続編になるアニメであり、アニメ放送後に出た『BLUE REFLECTION/帝』に繋がる話である。
1クール目前半は少々人を選ぶがこのアニメは1クール目後半からだんだんと面白くなっていく。
作風で言えば『仮面ライダー剣』や『仮面ライダーセイバー』に『ハートキャッチプリキュア』を合わせたような感じである。
また、キャラクターも個性的であり、その中の一人『駒川詩』は強烈なキャラクターな上に数々の迷シーン・迷台詞を残し、視聴者の間では話題になったりもした。
バトルヒロインアニメが好きな方、平成仮面ライダーが好きな方にはオススメ出来る一本であろう。

余談ではあるがこのアニメも実は記事は書いてはいるのだが放置しているのでちゃんと書き進めて公開出来ればなぁと思っている。


8:『装甲娘戦機』
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このアニメは『ダンボール戦機』の関連作品である。この作品に関しては個別で記事を書いているので詳細は省くがとにかく良いアニメだった。ちなみにこのアニメがあったからこのブログを始めたようなものである。
当時は「ダンボール戦機の美少女化コンテンツのアニメ化」くらいの認識しかなかったのだが1話やOPを見た時にダンボール戦機を見ていたあの頃の思い出が蘇ってかなりテンションが上がった記憶がある。
とにかく話のテンポ、キャラ、シナリオがとてもよく結末までかなり好きなのでオススメな一本である。


9:『ゲキドル』
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このアニメは『舞台演劇』+『アイドル』+『SF』と言うキメラな作品であり、実は制作などはかなり前からやっていたがお蔵入りになっていたなどの噂があるアニメである(実際に主演の赤尾ひかるさんも「このアニメが最初のアフレコ」と言っている)。
序盤は小さな劇団が奮起する話なのだが話が進むごとに段々とSFに呑まれていく。そして終盤は色々と凄い事になる。
ただぶっちゃけると毎週追いながら考察なんかもしながら楽しんでいたがSF部分は理解出来ない。しかし、多分この作品はそれで良いのである。多分これは誰にも理解出来ない事なので理解はしようとせずに雰囲気で楽しめればそれで良い。そんな作品である。
ただ本筋は本当に好きな作風でオチも綺麗なので一見の価値アリと言える作品であろう。


10:『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』
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このアニメはタイトルからも分かる通りゴジラのアニメである。ちょっと前にあった虚淵脚本のアニゴジでは無く新作である。
このアニメは小難しい理屈やSF要素を凄く丁寧に並べているが、それが理解出来なくてもとにかく怪獣が暴れ回る姿を見せる方面でも楽しませてくれる物である。
出てくる怪獣も、元ネタの名前や姿のまま派生したもの、名前はそのままだが元ネタが複数あるもの、新規の怪獣だが元ネタが複数ある物と様々である。
また「ジェットジャガー」の出世作でもあり、オリジナルの登場作品である『ゴジラ対メガロ』の後半で「正義の心で巨大化した」と言うよく分らない理屈で巨大化する部分をシッカリと緻密に作り上げているのもポイントである(補足をすると対メガロは1973年公開なため丁度時期的にはウルトラマンタロウが放送されていた「第二次怪獣ブーム」と呼ばれる時期な為ジェットジャガーウルトラマンを意識したから出来た存在だと思われる)。
昭和後期のゴジラ作品のようなとにかく怪獣が出る作品をやりつつ平成ゴジラの様な作風に仕上がっている為、怪獣映画やウルトラ怪獣が好きな方にオススメの一本だろう。

余談ではあるがガメラシンフォギアとコラボした『大怪獣絶唱』をアニメ化してほしいものである。






番外編として10選以外にも面白かったアニメを書こうと思ったのだが思った以上に長くなりそうなので後日別の記事で書こう思う。ただし気が向いたらなので更新されない可能性があるので御了承いただきたい。


最後に

以上が2021年の個人的10選である。
体感としては2020年よりも多かった気がするし、寝てたりなどした事が多かった為見てないアニメが多くなったなと言う印象であった。
見てないアニメが多いのはもったいないなと思うがアニメを見過ぎて生活が疎かになるのも不味いので2022年は程々にしながらも極力見てないアニメを減らしていければなと思っていたりする。でもアニメが多いのは事実なので個人的には新作と再放送の比率が6:4くらいだと嬉しいなともいつも思っている。

2021年色々あった方も、そうでなかった方も2022年は楽しんで生活していただきたいしボク自身もそう過ごして有意義に生きていきたいなと思っている。
それでは2022年もよいお年を。

グランベルムを語りたい


皆さんは『グランベルム』を御存知だろうか?そうあの『グランベルム』である。今回はそんな隠れた名作『グランベルム』を紹介したりしていこうと思う。

『グランベルム ~プリンセプスのふたり~』

『グランベルム』は2019年7月~9月の夏クールにTBSのアニメイズムで放送されていたアニメである。前クールには『川柳少女/みだらな青ちゃん』が放送されていた枠である。また同時期には『まちカドまぞく』や『Reステージ!ドリームデイズ』、『魔王様、リトライ!』などが放送されていたクールである。
正直番宣を見てた頃は「まーーーーーたまどマギみたいなギスギス魔法少女アニメやるのかよ」と思っていた。しかし『グランベルム』は違ったのだ。いや違わないけど違ったのだ。昨今の『まどマギ』から来るグロテスクなものではなく、純粋に魔法少女×ロボット×バトルロワイアルものなのである。
と言うか下に書いてあるあらすじなどを読んでもらえば分かるがこの作品はかなり『仮面ライダー龍騎』である。

TBSはこの前年に『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を放送し、さらに『グランベルム』と同時期に再放送。そして1週早く『レヴュースタァライト』が終わったので『グランベルム』の最終回をその枠に移動させて放送するなどかなり龍騎が好きなのかもしれない。
実際に企画会議で龍騎の名前が出たり、最終回をダビングし終えた監督が「これ仮面ライダーじゃん」と思ったほど平成ライダーをしており、『仮面ライダー龍騎』をしている。(詳しい事は「グランベルム インタビュー」と検索すると出てくる渡邊監督のインタビュー記事を読んでいただきたい)
監督は『Re:ゼロから始める異世界生活』の渡邊政治、脚本は『アイドルマスターXENOGLOSSIA』や『宇宙よりも遠い場所』で有名な花田十輝である。

ちなみに副題である『プリンセプスのふたり』は公式Twitter及び公式HPではハブられたりしている副題だが一応Blu-rayなどでは明記されているので特に気にしなくても良い(一応本編に関わるものではあるが)

あらすじ

学校に弁当忘れて帰ってしまった事に気が付いた「小日向満月」はその夜に弁当を取りに学校へと向かった。そして弁当箱を見つけ、持ち帰ろうとした時にふと窓の外を見ると綺麗な赤い満月が上がっていた。すると辺りが謎の空間に包まれ、同時に窓の外に巨大なロボットが現れる。帰ろうにも携帯は圏外で通じず、他にも居た巨大ロボットに追われる羽目になってしまう。そんな中黒いロボット「ヴィオラカッツェ」に助けられ、そしてそのパイロットである「新月・エルネスタ・深海」に出会う。そして満月は新月からこの空間で行われている「グランベルム」と言う物を知り、同時にその戦いに巻き込まれていくのであった。

登場人物

小日向満月

今作の主人公。他のキャラクターとは違いごく普通の女子高生。他人から頼まれたことは何でも引き受けてしまう性格。作った料理の味は「普通(新月の感想)」であり、弁当を忘れた同級生に弁当をたかられる事がある。自分には「何もない」事にコンプレックスを抱いており、「何か」を見つける為に巻き込まれる形でグランベルムに参加する事になる。「グランベルム」に勝利した際の願いは「新月の願いを叶える」。使用アルマノクスは「ホワイトリリィ」。


新月・エルネスタ・深海(シンゲツ・エルネスタ・フカミ)

今作のもう一人の主人公。クールなキャラクター。両親はおらず、幼少期は「フーゴ家」で暮らしていた。その後はドイツで生活をしていたが本編開始前に日本に戻ってきて「グランベルム」に参加する。強力な魔力を持つため幼少期から魔術に長けており、作中ではアンナに気付かれないように魔法を使ったり、弁当を取りに行ったまま戻ってこなかった満月を心配していた家族の記憶を改ざんし満月を説教から回避させたりさせていた。しかし魔術以外の事はとことん天然のポンコツであり、満月の高校に転校してきた時はランドセルを背負って登校し(ランドセル登校は小学生までなのを知らなかったからであるが)、転校の挨拶ではランドセルがキチンと閉まって無かった為お辞儀をした際に中身が全て出てしまったり、料理をしようと野菜の皮むきをした際は何故か野菜を粉々にしてしまったりする。また作中では物語開始から終了までが約半年なので終盤では序盤に比べ胸が異常に成長している。非常に食欲があるのか作中何度も食事シーンを見せる上に買い食いにまで手を出し癖になりかけている。「グランベルム」に勝利した際の願いは「この世界から魔力を失くす」。使用アルマノクスは「ヴィオラカッツェ」。


アンナ・フーゴ

フーゴ家の長女。フーゴと言う名前だがジョジョ5部に出てくる美味しそうな名前をしてる男とは関係ない。幼少期は共に暮らしていた新月と仲が良くよく遊んでいた様だが、いつしか新月に嫉妬し憎むようになっていた。家が魔術の名家だからか物語序盤では水晶、ロサを配下にしグランベルムに参加していた。本人にはかなりの実力があるようだが実は魔術の才能は無いに等しい。「熱い」と言いながら氷で満たした水風呂に浸かったり、自分の魔力の真実が母から明かされた際に斧を持ち出し母親を襲撃しようとしたり、戦闘中に高揚した際は何故か「アドレナリン!ドーパミン!エンドルフィン!」と叫び出すなど非常に濃い行動を見せてくる。妹、クレア・フーゴには優しく接している為家族思いな一面も伺える。新月を倒す事が目的になってしまっていた為「グランベルム」に勝利した際の願いは「不明」。使用アルマノクスは「アークナイトグリス」。


林寧々(リン・ネネ)

林三姉妹の長女。苗字は「ハヤシ」ではなく「リン」。香港から日本に来日しグランベルムに参加している。実際は成人を超えているがとある理由から身体の成長が止まってしまっている。その為、満月の妹、希望が通う中学校に登校している(戸籍的にどうなのかとかはツッコんではいけない)。グランベルムでは基本隠れて遠距離からの攻撃をする戦術を取っている。小日向家に遊びに来た際に偶然満月がグランベルムに参加しているのを知った為後日改めて非常に怪しい恰好で偵察をするが、バレてしまったなどの要因もあり自らの正体を明かし、宣戦布告をする。非常に面倒見の良い面もある為物語終盤まで様々な活躍を見せる。「グランベルム」に勝利した際の願いは作中明確に語られてはいないが自分達の元から去り、再会した際に記憶を失っていた母親であるリン・フェイフェイに関するものだと思われる。使用アルマノクスは「ジーグァンロン」。「こういうゴチャゴチャした戦いは好きじゃない」


土御門九音

陰陽師の家系である土御門家の次女。姉である四音がグランベルムで何者かに呪いをかけられ昏睡状態となったため、姉に呪いをかけた人物を探すためにグランベルムに参加する。何者かに狙われている描写があるが詳細は不明。希望や寧々と同じ学校に通っている。非常に物静かであり普段は外で一人で音楽を聴いたりしている。初めは単独行動をしていたが満月、新月接触した後は共闘するようになる。グランベルムに勝利した際の願いは「姉を呪いから解放させる」。使用アルマノクスは「雪月梅花」。


ロサ

アンナの弟子としてフーゴ家に居候している人物。この作品における仮面ライダーシザース枠。作中及び公式HPでも「ロサ」としか表記されていない為フルネームは不明。フーゴ家で暮らしているがアンナに対してはあまり良い感情を持っておらず、相方の水晶ともアンナの配下なので組んでいるだけでありあまり相性は良くないようである。英語の慣用句を多用する為英語圏出身の人物と思われる。満月の初陣で撃墜されそのままグランベルムから退場、挙句フーゴ家を追い出されてしまい本編には殆ど出ない為目的なども不明。ただし(様々な理由があったとは言え)新月をかなり追い込んでいたためそれなりの実力者だと思われる。物語終盤まで見れば分かるが色々あって本作の中でも数少ない勝ち組である。使用アルマノクスは「クレストアンス」。


袴田水晶

ロサと同じくアンナの弟子としてフーゴ家に居候している人物。のらりくらりした人物の為常に相方のロサが貧乏くじを引くハメになっている。グランベルムに勝利した際の願いは「不明」。使用アルマノクスは「ドロセラノクターン」。「小日向満月ゥ!」


アルマノクス

グランベルムの参加者が使用する『魔力増幅器』。1000年前グランベルムから存在しているらしくロストテクノロジーである。物理的な仕掛けは無く、魔石などを使い使用者の魔力を増幅させる作りになっている。それぞれに属性が存在し搭乗者のイメージを具現化する作りになっているため武器などは基本搭乗者のイメージに依存する。また搭乗者の状態によっては戦闘中に「覚醒」し姿を変える事がある。またそれぞれに使い魔が存在している。


ホワイトリリィ

小日向満月の使用する光属性のアルマノクス。基本装備は実体の無い剣「水面の剣(みなものつるぎ)」。また搭乗者である満月の状態によっては肩から実体のある剣「血水の剣」を出せる。この剣は全アルマノクスの中でも最強の火力が出せる。1話の時点では使い魔が存在しないが後に「オルカ」と契約する。


ヴィオラカッツェ

新月・エルネスタ・深海の使用する闇属性のアルマノクス。基本装備はビームショットガン兼ビームソードの「ブリッツ・ナーゲル」と尻尾を使う「ルーヴェン・シュヴァンツ」。攻撃力が全アルマノクスの中で2番目に低い為魔術で相手を拘束したり新月の戦術などで補っている。使い魔は「グロウス」。


アークナイトグリス

アンナ・フーゴの使用する炎属性のアルマノクス。基本装備はハルバード状の武器である「ハルバード・インビエルノ」。ホワイトリリィとほぼ同じ火力が出せる上にアンナの暴力的な戦い方もある為武双が少ないのに非常に強い(もっとも平時で舐めプの新月と同等くらいではあったが)。使い魔は「エンバーズ」。


ジーグァンロン

林寧々の使用する地属性のアルマノクス。基本装備は長距離ビーム砲の「超龍王如意大流星火砲」。他のアルマノクスに比べて3倍近く大きい為動くことが無く、普段はステルスバリアを使い身を岩陰に潜み、上記のビームで攻撃をする。巨体故に火力も全アルマノクスの中でもトップクラスである。使い魔は「ロンガン」。


雪月梅花

土御門九音の使用する重力属性のアルマノクス。基本装備は扇状の「陰陽扇 飛梅(おんみょうせん とびうめ)」。全アルマノクスの中でトップクラスのスピードが出せる。また重力を操る魔術で相手の動きを止める事も可能。使い魔は「跫音空谷」。


クレストアンス

ロサの使用する風属性のアルマノクス。基本武装は巨大な半月の武器である「ナジャ・ブーメラン」。性能は全アルマノクスの中で最も平均的。最終的には不発になってしまったが竜巻を起こし分身しながら攻撃をする必殺技『テンペスト・ダイヴ』と言うものもあり直撃すると町一つが吹き飛ぶ威力を持つ(もっともこの時に紋章が出ていた為覚醒状態であった可能性もある)。風使いで最初に倒される為「冥王計画 ゼオライマー」の「風のランスター」を彷彿とさせる。使い魔は「ストライジス」。


ドロセラノクターン

袴田水晶の使用する呪詛属性のアルマノクス。基本武装は「女莫(女偏に莫)母の杖(ばくぼのつえ)」。ちなみにこの杖のデザイン元は仮面ライダー王蛇の「ベノバイザー」。全アルマノクスの中でもっとも火力が低いが、幻術などを用いた戦術を使う為敵に回すと非常に厄介なアルマノクス。使い魔は「メデューサ」。





とまあここまで長々と紹介文を書いたがぶっちゃけこれを読むより本編を見てもらった方が早い、というかそっちの方が一ファンである私としても嬉しい。


ではここからはネタバレ込みでの個人的な感想になる。

個人的な感想・評価

まず率直に言うと面白い。脚本、ロボ込みの作画、演出、どれを取ってもとても完成度が高いアニメである。やはり花田脚本はロボアニメになるとめちゃくちゃ面白いのでもっと書いてほしいと個人的には思っていたりする。仮面ライダー龍騎とが好きなのもあって今作のオチである「全てが書き換わっても関わってきた人間達の関係は変わらないものである」と言う描き方も非常に好きであり、話題にならなかったのが本当に悔やまれる作品だなと思う一本だと非常に思ってしまう。

ただ、好きな作品だからこそ「ここがこうならもっと良かったのにな」と思う部分があるにはあり
・キャラをもう2人ほど追加して2クールやれば良かった
・出すだけ出して結局放置された回想が多かった
・ロサ
の3点である。(例のパロディも賛否はあるが今回は触れないでおく)
上記の3点の内2番目は新月・九音・寧々の3名の事であり、せっかく掘り下げられそうな過去を出したのに(尺の関係もあってか)結局掘り下げられないまま終わってしまったのは素直に残念であり、この辺りは他の花田脚本作品見てても時々思う事ではあったりする。花田脚本は過去よりも今、そして未来を大切にし向かっていくストーリーが多いので単に本人がその辺りを得意としていない可能性もあると個人的には思ったりするわけだが。
そして3点目も同じく「ロサ」と言うキャラクターはフーゴ家にも関わる人物であり十分掘り下げる要素があっただろうなと思うと残念でならない部分である。まぁ、1話で退場して以後グランベルムへの参加権を失う為仕方がない事ではあるのだが。
この2点を踏まえるとやっぱり個人的には「2クールの尺があればもっと良くなっていただろうな」と思ってしまうのである。

またこれは作品への批判では無いのだが、「満月に撃墜されたキャラはグランベルムの参加権は失うが消滅することは無かった」と言う点も個人的には見てて面白い共通点だったのでこの辺りも活かしてほしかったなと思っていたりする。(単に脚本の都合でたまたまだったかもしれないが)



まとめ

と個人的な批判点を書てしまったがこの作品はそれ込みでも十分面白い作品であり、『ラブライブ!』や『宇宙よりも遠い場所』と言った作品にある花田作品特有のクセも少ない為非常にオススメな作品である。

今回わざわざこの記事を読んで気になった方もそうでない方も是非一度見ていただきたい。

そしてもう見たよと言う方は是非ともこの作品の魅力をもっと広めていただきたい。

と言う事で今回の記事はここで終わりである。





そう言えばそろそろアルマノクス各種の模型も出してください、メガスマさん。


〈追記〉
2022年6月18日
もうしばらく時間が経ちましたけど本当にメガスマさんからホワイトリリィとヴィオラカッツェのキットが発表されましたね。嬉しいことです。(レガリアもお願いします)

装甲娘戦機を語りたい(後編)

さて前半では『装甲娘戦機』を語るためにダンボール戦機シリーズについて書いたが、ここからは本題に入って行こう。
yukinokino.hateblo.jp

装甲娘戦機

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今作は2021年冬アニメとして始まった1クールアニメである。ただ装甲娘のアニメ化ではあるが正確には装甲娘ではない。装甲娘のようにLBXを纏った少女たちが戦うアニメが『装甲娘戦機』である。キャラクターなどは全てアニメオリジナルなためCMでいつもトキオシティで待っているアキレスなんかは出てこない。
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監督は『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』の”元永慶太郎”、そして脚本は『ガンダムビルドダイバーズ』シリーズを書いた”むとうやすゆき”である。f:id:yukinokino:20210328042219j:plainf:id:yukinokino:20210328042347p:plain
このスタッフの時点で分かる人には分かるだろうが基本はギャグテイストで話が進んで行くが戦闘シーンなどキメる所はシッカリとキメてくれる。そんなアニメである。そしてあのサンポー食品が協力している為ほぼ毎回のようにサンポーのカップ麺が登場する。
ここでこの作品のあらすじとキャラクター、そして用語の紹介をしておこう

あらすじ

親友のマナと池袋に来た本作の主人公リコは何となくで一つのLBX福袋を買う。その中には「アサシン」、「オーディーン」、「デクー」、「ルシファー」、「マスカレードJ」の五つの箱が入っていた。その中の一つ、「アサシン」の箱を開けると異世界に転移してしまう。
異世界で出会った同じく異世界から来た4人の少女で構成された遊撃隊と共にリコの自分の世界に戻る為の”修学旅行”が始まる。

キャラクター

リコ
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本作の主人公。視聴者と同じく東京が首都の世界の少女。修学旅行に行こうとしたら風邪を引いて行けず、初めて東京に行くと異世界に転移させられ、異世界に行くと戦場に落ち車に轢かれ戦いに巻き込まれ、そして狙撃手なのに弾が全く当たらないと言うどこかツイていない。使用LBXは「アサシン」。

ユイ
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遊撃隊の一人。調布に首都がある世界から来たショートヘアーでボーイッシュな少女。口が悪いためたまに仲間と喧嘩にもなったりするが仲間思いである。元の世界ではぼっち。使用LBXは「オーディーン」。

スズノ
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遊撃隊の一人。千葉が首都の世界から来た少女。コミュ障上にとある理由から友達を作らずあまりコミュニケーションを取ろうとしない。使用LBXは「ルシファー」。

キョウカ
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遊撃隊の一人。神奈川が首都の世界から来た少女。他のメンバーとは違い遊撃隊より前に別の部隊に所属していたがそこで仲間を失い、仲間を殺したミメシスに復讐しようとしている。平時でも山盛りのあんみつを一人で頬張る遊撃隊の中で一番の大食い。使用LBXは「デクー」。

ミハル
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遊撃隊の一人。長身で寡黙。作中語られないためどのような世界から来たのかは不明。父親が警察官なため警察官になる夢を持っている。使用LBXは「マスカレードJ」。

ネイト
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遊撃隊が使用する装甲車のAI。毒舌で聞かれていない事は答えない。ただし仲間思いなため旅行ルートを作成したり遊撃隊メンバーの意思を尊重したりする一面もある。だが自分最優先で動く時もあるため遊撃隊メンバーに脱出方法を教えないまま自分だけ先に脱出したりする。

オタクロス
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本作の準レギュラーキャラ。本家ダンボール戦機及び装甲娘にも登場するがそれらとはまた別の世界から来たオタクロス。ただし性格などは本家とあまり違いはなく天才で色々なものを作り遊撃隊をサポートする。エロ親父な面もある。本家に比べるとかなりまとも。

用語

LBX
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ダンボール戦機」と言う作品の肝になる玩具。本作ではLBXを元に構成されたアーマーを装着して戦う。

アタックファンクション
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ダンボール戦機」でもお馴染みの必殺技。最初の頃はエネルギーの消費が激しく一度発動すると戦闘不能になり大量の食事をしないといけなかったがその後オタクロスによる数回の調整によりものによっては一回の出撃で数回発動可能になった。

ジャガーノート部隊
遊撃隊の名前。ちなみにこれは遊撃隊の行動を監視していた大臣達が勝手にそう名付けて呼んでいるため遊撃隊のメンバーは終盤までこの名前を知らない。

ミメシス
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本作の敵。金属生命体で意思疎通は出来ない。小型は大量に存在し、大型にも様々な種類がある。建物に擬態する事も可能。

空震
装甲娘戦機の世界での災害。ミメシスはここから発生する。また異世界から人が転移させられる事もある。

装甲娘戦機の最終回

とある街で出会った装甲息子が戦死したり、謎の装甲婆さんが本当に謎のまま再登場しなかったり、風呂に入れば全身が眩しいくらい発光したり、とにかく観光に話使ったりとするこのアニメだがそんなアニメにも最終回は来る。ここからはその最終回、そしてこのアニメについて語っていく。

episode12 「世界を救う絆」f:id:yukinokino:20210328044507p:plain

謎の装甲婆さんから託された「SWITCH」を道中寄り道をしながらも熊本の阿蘇まで送り届けた遊撃隊改めジャガーノート部隊は熊本城を拠点とし第三次時空震に合わせて時空震のエネルギーを利用し対消滅させ、さらにミメシスも元の時空に強制的に送り返す「阿蘇作戦」の中核として参加することになる。f:id:yukinokino:20210328044400p:plain
空震の影響で出来る時空ホールから無限に湧き出すミメシスを対処しながらそれを対消滅させる為のタイミングになるまでの時間稼ぎをする。そんな中時空ホールから超弩級ミメシスが出現しさらに時空震消滅の為の要になるドック(メーサー車っぽい車)もオーバーロードしピンチになってしまう。そんな中自らが回路になる提案をしたネイト(のAIが入ったボックス)がドックの繋ぎになり再起不能になるまで尽力する。しかし超弩級ミメシスを消滅させるには後一押し足りなかった。リコ以外の四人もアタックファンクションを使いきった為最後に残された手はリコのアタックファンクション「自爆」のみとなっていた。アサシンの自爆はエネルギーを外に逃がす為装着者にはダメージが無いがそれでも一度きりの攻撃になる。そして自爆を決意したリコは仲間から背中を押され最後の攻撃であるアタックファンクションを発動し超弩級ミメシスを見事撃破する。f:id:yukinokino:20210328044638p:plainf:id:yukinokino:20210328044657p:plain
がしかし全てを出し切ったリコは時空震消滅に巻き込まれそうになる。また時空震に巻き込まれればどうなるか分からないため他四人も最後の力を使いリコを連れ戻そうとする。
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気が付くとリコが居た場所は元の世界の池袋のショッピングモールだった。1話で転移した段階から時は進んでなく、まるで今までの出来事は夢か幻のようであった。しかし手に持っていたLBX・アサシンには最後に背中を押してくれたユイの手形が付いており、福袋の中には汚れ、そして傷だらけになっているオーディーン、マスカレードJ、ルシファー、デクー、そして装甲車の模型が入っていた。
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それらを見たリコは自分の愛機であるアサシンを胸に抱く。そして「ボロボロだから変えてもらった方が良いんじゃない?」とマナに聞かれたのに対し涙を流しながら「このままで良い。」と答えマナに一言「ただいま。」と告げるのであった。
あの世界での出来事は夢かもしれないがリコの記憶やLBXには確かに残っていたのだ。

最終回まで見て

このアニメは非常に日常パートが多く戦闘自体は2、3話に一回である。ならその戦闘以外の日常シーンは何をしているかと言うと旅である。しかしそれはただの旅では無く友人と呼べる存在と衣食住や苦楽を共にし観光をし、時々ミメシスと戦い、絆を深めていく。まさに”修学旅行”と呼べるものになっていた。そう、リコが昔熱を出して体験する事が出来なかった修学旅行である。
このアニメではその日常シーンでのキャラクターの活かし方が特に上手い。確かに戦闘アニメなのに緊張感が無いと言われるとそうなのだが、彼女達はいきなり転移させられ戦いに巻き込まれただけの普通の少女達である。そんな彼女達の愉快な旅は3ヵ月の間毎週見ているととても癒しになってくるのだ。だからこそこのアニメが終わった時の喪失感はとても凄いものだった。
上記のリコが戦いを終え、池袋に戻ったのはなんとEDまで終えた番組終了"1分前"の出来事である。あくまでリコ視点の物語であったため他の4人がどうなったのかは描写されていない。
また「阿蘇作戦」結構前にはリコ達5人は「もしもそれぞれの世界に行けたら」、「将来の夢」の話、そして「今日の寝床ジャンケン」をしていた。ジャンケンに勝ったリコは「作戦が終わればヘトヘトだから一番いい場所で眠りたい」、そう言っていたのだ。しかし「阿蘇作戦」終了とともに元の世界に戻されたため誰にもお別れの挨拶が出来ず、そして「一番いい場所で眠る」と言う夢も叶わなかったのだ。
だからこそ見ている側もリコと同じように喪失感にかられ、まるで夢を見ていたかのような感覚になるのだ。
これは本当に描写が凄く良く、さらにキャラを好きになったからこそ味わえるものでありこのアニメには確かにそうさせる積み重ねがあったのだ。

またリコ以外にも変化を見せたキャラクターが居た。それはスズノである。
最初の頃はコミュニケーションを取ろうとせず、必要な事はチャットで伝えたりしていた。
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そんな彼女にも変化が訪れるタイミングが来る。それがepisode 7でネイトが提案した四国一周ツアーである。
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ネイトはあえてスズノにのみ地図を持たせスズノを案内役に指名する。それはネイトなりの気遣いなのだがそれでもスズノは他人と距離を取ろうとし、そしてグイグイくるリコと喧嘩をしてしまう。しかし本音をさらけ出したからこそ分かりあいそして仲が深まった。
そして最終回ではスズノ本人からリコに対してチャットを使わず話しかけると言う変化を見せたのだ。
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この他にもここでは書ききれないほどにとにかく魅力的なキャラや話が多くそして面白い。そんな隠れた傑作である『装甲娘戦機』をまだ見ていない方はぜひ一度見ていただきたい。きっと好きなキャラクターが見つかり、そして彼女達のちょっと変わった”修学旅行”が楽しめるはずだ。

装甲娘戦機を語りたい(前編)

装甲娘戦機を語りたいとは言ったがやはりそれを語るにはダンボール戦機から語るべきだと思われる。そうなると長くなるので装甲娘戦機の話は後編からしようと思う。

ダンボール戦機

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唐突だが皆さんは『ダンボール戦機』を御存知だろうか?それは今から約10年前、ガンダムで言えばAGE、仮面ライダーで言えばWが放送していたくらいに生まれたレベルファイブ発のコンテンツである。その魅力は何と言ってもプラモ・アニメ・ゲーム(あと漫画)の同時展開である。
当時ガキでプラモと言えばガンプラだったボクはこれを見てこう思った、「こんなんガンプラのパクリやんけ!ガンプラやるわ!」と。しかしまあ仕方ない話である。そもそも当時まだあの妖怪共が出てない頃のレベルファイブコンテンツと言えば『イナズマイレブン』と『ガンダムAGE』であった。前者はそもそもスポーツ漫画を好んで読まないボクにとっては微妙で、内容も内容なため「いや、まじめにサッカーやれよ。」と思っていた(まあでも漫画版は少し読んだときに面白かった記憶がある)。そして後者はとにかく作品自体が好きになれず、当時アニメっ子だったのにフリット編の最終回を見逃しても「まあええわ。」という感じで、その後のアセム編、キオ編、三世代編も正直楽しめなかったためあまり真面目に見た記憶が無いのだ。
そんな感じでレベルファイブコンテンツにあまり良いイメージを持っていなかったわけだがこの『ダンボール戦機』は割と好きだった記憶がある。とは言えゲームの方はやったことがなく、プラモは買ったことがなく、コロコロでたまに漫画や特集記事を読み、たまにアニメを見た程度なのだが。

「主人公・山野バンの父親が開発した『LBX』と言う人型小型ロボを『強化ダンボール』をフィールドにして対戦をする」、それがこのダンボール戦機のアニメなどでの世界観である。要はメインがガンプラに置き換わったロックマンエグゼみたいなものである。しかし忘れてはいけないがこれはレベルファイブの子供向け作品である。当然の事ながら話はどんどん大きくなっていき、序盤で大統領(ちなみにこの大統領はイナズマイレブンにも似た人物がいたりする)暗殺を企てる暗殺者が実弾込めたLBXで大統領を狙撃しようとしたり、終盤色々あってメインキャラから死人がでる。そしてその死人に関して続編で一悶着起きる。そう、ホビーアニメであろうが大統領暗殺未遂が起きたり死人が出たりする。それが『ダンボール戦機』である。決して遊戯王ではない。まあ詳しい事はYouTubeなりで配信されている本編を見てほしい。初代OPの「1ドリーム」は名曲である。

そしてダンボール戦機は直系の続編であり山野バンと大空ヒロのW主人公にした「W」、そして山野バンの物語とは関係ないまた別のキャラを主人公にした「WARS」と続く。
ところが3作目にあたる「WARS」のアニメは3クールで終わりを迎えてしまう。関係が無いかもしれなが同時期にプラモデルの名ブランドであるガンプラを扱った「ガンダムビルドファイターズ」が出てしまったのだ。f:id:yukinokino:20210325165856p:plain
元から流行っているのか怪しいダンボール戦機と違い何年も続けて来たブランドを軸にしたアニメであるビルドファイターズはとにかく面白く、単品でも面白いのに今までのガンダムシリーズガンプラの小ネタも仕込でいて色々な層を巻き込んだのだ。
こうしてダンボール戦機は3年ほどで散ってしまった。仕方がない、相手が悪かったのだ。とりあえず、お疲れ様でした。(まあこの後にあの妖怪共が現れ話題を総ざらいするレベルの社会現象になるわけだが)

装甲娘

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さてそんな感じで終わり音沙汰が無くなったダンボール戦機だったがなんとその5年後に奇跡の(?)復活を遂げる。そう、それが『装甲娘』である。ダンボール戦機の名前を持っていないがちゃんとダンボール戦機である。
ボク自身は装甲娘を触れていないためあまり深い事は語れないのだが要はこの装甲娘は「サン娘」や「ロボットガールズZ」と言った「ロボット×美少女」の路線のものである。
5年も経てば小学5年生くらいでダンボール戦機を見ていた世代が高校生になるくらいである。その世代でオタクをやってる人間を懐かしさと美少女で引き込もうと言う感じであろう。実際ボク自身もダンボール戦機がこのような形で蘇るとは思わなかったためかなり驚いた記憶がある。
そんな装甲娘を調べてみるとどうやらわずか半年ほどでサービス休止になったそうだ。そうして月日は流れサービス休止した約2年後に『装甲娘 ミゼレムクライシス』と言うゲームになり復活したようなのだ。
最初の方では「ダンボール戦機」が創作物として扱われている世界観の話だったようだが『ミゼレムクライス』ではリニューアルされ前述の『ダンボール戦機W』の続編としてストーリー展開をしているそうだ。


そんなこんなで色々ありながらも復活したダンボール戦機もなんと約7年ぶりに1クールの深夜アニメとして新作アニメが放送される事になる。そうそれが今回語りたい『装甲娘戦機』である。
後編ではそんな『装甲娘戦機』をネタバレありで最終回辺りを中心に語りたいと思う。


後編へつづく
yukinokino.hateblo.jp

最初の記事

 皆さん初めまして。やはりこういうものは最初の挨拶が肝心と言う事で最初の記事はこのブログがどんなものかを説明したい。

 このブログは基本的にアニメなんかを中心にボクの好きなものを語るものにしたいと思っている。作品を語るにはどうしてもネタバレが必要なためネタバレはあまり配慮しない書き方をするのでその辺りは予めご了承を願いたい。

 またたまに一人称がブレるや文の書き方が変わる可能性はあるがその辺りは気にしないでほしい。

 それと当ブログは気が向いたら書く程度なので多分あまり更新しない可能性は大だ。その辺りも許していただきたい。まあこのブログを楽しみにする人間はいないと思いますが・・・。

 まぁ、そんな感じで最初の挨拶は締めたいと思う。