ユキノの雑語りブログ

ただのオタク

2024年アニメ&エピソード10選&雑語り


早速だが皆さんは2024年どういう年であっただろうか。
ボクは本厄であったのだが、厄除けせずとも厄らしい厄は無く、特に身体も壊さず1年仕事を継続出来たので良かったなと思う。まあ強いて厄だった事を上げるならば、仕事の体系が少し変わった結果今の仕事で所属する現場が通勤だけで片道1時間半もかかる現場に飛ばされた事だろう。ただでさえバイト扱いで時給も最低賃金なのに酷い話である。

そしてもう一つ今年を振り返るならば、今年はまるでアニメを見てなかった気がする。単純に仕事終わって帰ったら眠すぎてアニメどころじゃない上に、ここ数年はずっとなのだが、YouTubeで配信されている東映特撮を見るのに夢中だったからであろう。加えて、ニチアサも全然起きられないので追えなくなってしまい散々である。

というわけで今回のブログを書くのはかなり難儀したのだが、まあ毎年やっている事なので書いていこうと思う。

アニメ選出のルールは去年と同じく
・新作アニメのみ
・深夜アニメのみで朝夕アニメは例外枠で紹介
・エピソードは1つのアニメから1話まで
・2022年秋クールから始まって2023年に終わったアニメは入れても良い、ただしエピソード選出は今年放送分のみ
・分割2クールは1つのアニメとして扱う
以上5点である。

また、別にランキング形式ではないためそこは念頭に置いておいてほしい。
(ここは去年のコピペです)


というわけで今年も最後のブログを書いていこうと思う。

アニメ10選

1:『ガールズバンドクライ』

放送期間:2024年4月~6月 TOKYOMXなど

2024年において一番バズったアニメ、2024年を代表するアニメと言えばやはりこの作品だろう。
制作発表当時は『ラブライブ!サンシャイン!!』の監督と脚本のコンビという事もあり、正直ものすごーーーーーーーく不安を抱いていた作品だったのだが、蓋を開けてみると1話からアクセル全開でとにかく面白い。
花田脚本特有の癖の強いキャラクターが捲し立てるかのようにハイテンポな会話をしながらも、酒井監督のアニメの魅せ方やテンポが非常によく、フルCGアニメが苦手なボクでも非常に見やすいアニメになっていた。
キャラクター同士が自分の内に秘めた思いを曝け出しながらも、信頼出来る仲間との出会いで成長しているストーリーが1クールという尺で非常に濃く描けており、オススメ出来る面白いアニメとなっている。

2:『勇気爆発バーンブレイバーン』

放送期間:2024年1月~3月 TBS系(スーパーアニメイズムTURBO)

本作はTVアニメとしては13年ぶりに監督を務める(OV系ではやっていた)大張正己監督の完全オリジナルロボットアニメ。サイゲとのコンビという事もありどのような作品になるのか期待不安で1話をワクワクしていたのを覚えている。
いざ1話を見ると見事なまでのキービジュアル詐欺を噛ましながらもさらにその上を行く作風が非常に面白く、コミカル(オブラートに包んだ表現)な雰囲気な作品ながらも、シリアスさの演出や話の面白さも非常にあり、インパクト一辺倒で終わらなかったのもポイントだろう。
ロボット描き続け、ロボットを愛し、ロボットに魂を込める変態の大張監督だからこそのアニメであり、同時に『ウルトラマンブレーザー』の脚本もやっていた小柳脚本との相乗効果でとても面白く仕上がったロボットアニメであった。

3:『先輩はおとこのこ』

放送期間:2024年7月~9月 フジテレビ系(ノイタミナ)

本作はまず1話アバンの衝撃と言ったら無い物だろう。この作品のテーマとしての物語の始まりとしてこれほど適格でかつインパクトのある始まりはないと思われる。
しかしこういうネットの一発ネタのような導入をする作品は大体話がしょうもない事になりがちなのだが、本作は違っていた。
男でありながら女の子の物が好きで女装をしているまこと、そんなまことを友人として、そして恋愛目線として好きな竜二、そしてまことを女性と思い告白した結果この二人と深い関わりになっていく咲の三人の織り成すストーリーが魅力となっている。
ディープでセンシティブな話題を扱いながらも、作品の雰囲気は決して暗くならず、しかしそれぞれの抱える悩みをキチンと描いている奇麗な作品であった。
来年2月には映画もあり、それに合わせてMXやBS11で再放送されるので、まだ見ていない人はこの機会にオススメしたい一本となる。

4:『変人のサラダボウル』

放送期間:2024年4月~6月 TBS系(アニメリコ)

本作は『僕は友達が少ない』や『妹さえいればいい。』の平坂読の最新作。
ボクはこの作者の作品のアニメは『妹さえいればいい。』しか見ていないのだが、本作は前作とは打って変わってとにかく「自由奔放」という言葉が似あう作品と言える。
本作をジャンル分けするならば「日常ギャグコメディ」と言うべきだろうか?こういったギャグアニメとしては珍しい群像劇形式で話が展開していき、知り合いの知り合いが知り合いの知り合いと繋がっているような、バランスを崩すとすぐ作品が崩れそうな広くて狭いコミュニィの描き方が秀逸である。
岐阜に怒られてもおかしくないようなギャグの数々が非常に面白く、続きの気になるアニメとなっているため是非とも2期をやってほしいアニメである。

5:『ぽんのみち』

放送期間:2024年1月~3月 TBS系(アニメイズム)

本作は放送が終わった当時ブログを書いているため詳しくはそちらを読んでほしい。
yukinokino.hateblo.jp

麻雀アニメとして見ると物足りなく感じるだろうが、麻雀を起因とした5人の友情日常アニメとして見ると凄くよく出来ており、日常アニメでありながらどこか他の日常アニメとは違う独特な空気感が癖になるアニメとなっている。
この5人の物語をもっと見たいという気持ちと、最後に出た新キャラをもっと見させてほしいので個人的に2期を熱望するアニメである。

6:『ネガポジアングラー』

放送期間:2024年10月~12月 TOKYOMXなど

今でもまだ珍しい「釣り」を題材にしたアニメ。
釣りを題材にしたアニメは近年だと『放課後ていぼう日誌』や『スローループ』など、割りと緩い感じのアニメになりがちな印象があるだろう。まあ古くは『つり球』があったりするが。
しかし本作は、人生がどん底まで落ちた主人公・佐々木常宏がひょんなことから釣り好きな集団と出会い、その人たちの交流を通してだんだんと人との関わり方や人生に対するマインドが変わっていくという物語が描かれている作品となっている。
人との距離感や関わり方での悩みや、人生が終わったと思えるほどのどん底に落とされたような悩みなど、ある種誰もが抱えている、もしくは抱えていた物を物凄く丁寧に描いた隠れた傑作である。
年始の休みにどうだろうか。

7:『となりの妖怪さん』

放送期間:2024年4月~6月 テレビ朝日系(ANiMAZiNG!!!)

妖怪が人間と共に暮らしているという変わった日常を題材とした本作。
序盤こそ妖怪の居る日常作品として不思議でちょっと怖い、でも温かいストーリーを展開しながら色々なキャラクターを描いていたのだが、中盤以降段々とSF的な要素が介入し始め、最後にはとんでもない展開が待っていた他に類を見ない作品だった記憶がある。
しかし、SF的要素も決して世界観を壊しているわけではなく、あの世界に基づきながらも、読み手側からの非日常的な側面を逆手に取った世界観作りは秀逸だっただろう。
ちょっと変わったエッセンスのある日常アニメが見たい人には是非ともオススメしたい傑作の一本である。

8:『2.5次元の誘惑(リリサ)』

放送期間:2024年7月~12月 TOKYOMXなど

本作はコスプレをテーマとした作品。
近年コスプレをテーマにした作品と言えば『その着せ替え人形は恋をする』が真っ先に出てくるだろう。だがそちらとは全く違う気色なアニメとなっている。
最初はどうにもうるさいギャグやジャンプラ特有の露骨なお色気シーンなどもあり、「これで2クールやるんですか?」とかなり厳しい顔になったのを覚えている。しかし、1クール目中盤から段々と作品の方向性が固まっていき、2クール目のエピソードではコスプレを扱いながらもスポ根的な面白さを見せ始め、その物語の様々な部分が明確化していき、1クール目序盤からは想像もつかないほどとても面白いアニメとなっていった。強いてこの作品のダメだった所を上げるならば、原作だと乳首が出ているのにアニメではそれらのシーンの全てにおいて乳首を描いていないことだろう。エロを売りながらも乳首から逃げるというのは誠意が足りないと言える。
3クール目以降も制作が決定しているため、余裕があるなら見てほしい作品である。

9:『合コンに行ったら女の子がいなかった話』

放送期間:2024年10月~12月 TOKYOMXなど

もうタイトル通り、Twitter漫画特有の導入だけの一発ネタアニメである。
しかしそんな一発ネタで終わるような作品をここで紹介するわけがない。
導入は一発ネタながらも、ヒロイン三人が男装バーで働いているというコンセプトから展開される恋愛未満恋愛ドラマが非常によく出来ており、3組のカップルの三者三様な恋愛模様が見ていてとても楽しいアニメとなっている。
またギャグ寄りなアニメとして見てもテンポが良いため、見ていて飽きることもなく、何気に秋クールで毎週とても楽しめた一本である。

10:『ダンジョンの中のひと』

放送期間:2024年7月~9月 TBS系(アニメイズム)

本作はダンジョン攻略・・・と見せかけてダンジョンを運営するという変わったコンセプトの作品。
ダンジョン攻略中にダンジョンの壁を壊してしまい、色々あってダンジョンを運営してるベルを手伝う事になったノルンの二人の話を展開していく本作は、日常ファンタジー的な描き方をしながらも、「ダンジョン」という概念そのものの裏側の描き方、そしてキャラクターの愛嬌が非常によく出ていたため、とても好きなアニメな一本。

番外編

前述のとおりあまりアニメを見ていないため紹介出来るアニメは少ないが、個人的に好きだったアニメも紹介していく。また、エピソード部門でも触れる作品は今回ここでの紹介は割愛しようと思う。

『真夜中ぱんチ』

放送期間:2024年7月~9月 TOKYOMXなど

動画配信という現代風なコンセプトを持つ作品。
動画配信で仲間と揉め炎上をして脱退した真咲が個性豊かな吸血鬼達と出会い再び動画配信を始めてくというストーリーの本作なのだが、まあこういう作品特有の「ネットの悪意」が露悪的に描かれてはいる。しかし対象となる真咲も性格が終わっているという絶妙な匙加減のおかげで鼻につくことが無いのが特徴だろうか。
ハマる人はとにかくハマりそうな面白さがあるため、かなり楽しめた一本。

『魔法使いになれなかった女の子の話。』

放送期間:2024年10月~12月 TBS系(アニメイズム)

国家魔法士になれる学校に入学したものの、劣等生のクラスに編入したため「魔法使いになる」という夢が叶えられないと悟った少女・クルミが、古代魔法や色々な人物と触れ成長していくストーリー。
個人的に作劇がかなり好きだったのだが、あらゆる要素において説明不足感は否めず、非常に惜しいアニメだったと思えてしまう。続編などが来てくれると嬉しいが・・・。

『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』

放送期間:2024年10月~12月 テレビ朝日系(ANiMAZiNG!!!)

追放系作品の一本。
本作の魅力はやはりヒロインのナルセーナ一本でやっていくという指標が明確化していることだろう。なのでナルセーナが非常に魅力的に描かれている。
また、本作の大西監督は今作が初監督作品なのだが、画面の面白さがとにかくにじみ出ており、見ていて楽しい作品になっている。

『愚かな天使は悪魔と踊る』

放送期間:2024年1月~3月 テレビ東京

敵対する種族である天使と悪魔の高校生の恋愛攻防戦を描いた作品。
キャラクター同士の掛け合いや駆け引きが非常にテンポよくコミカルに仕上がっており、見ていてとても楽しいアニメでありながらも、バトルシーンの出来も非常に高く、もっと評価されてもいい一本だろう。

魔法少女にあこがれて』

放送期間:2024年1月~3月 TOKYOMXなど

魔法少女に憧れた少女が魔法少女と敵対する側で活動してくという作品。
所謂エッチな作品であるのだが、話の骨子がシッカリとしておりとても面白く、魔法少女が好きでありながら魔法少女を蹂躙し楽しむ主人公という要素や、女子高生として暮らすそれぞれの距離感の描き方が非常によく面白かった一本。
2期もあるため、2期が来る前に一度は見ておいてもいいアニメだろう。

『村井の恋』

放送期間:2024年10月~12月

キルミーベイベー』の山川監督の最新作。
非常に省エネなアニメでありながらも一つ一つの画の迫力や演者の演技、画面作りの面白さと様々な面で楽しませてくれ、紙芝居のようなアニメなのにちゃんと見られる作品となってるのはかなりの手腕だろう。
惜しむべきはDisney+独占配信なことだろうか。まあ1月からも再放送があるらしいが。

エピソード10選

1:『夜のクラゲは泳げない』 第7話「夜明け」


『夜のクラゲは泳げない』というアニメはとても癖があり、個人的には鼻につくいけ好かなさがありあまり好きになれないアニメだったのだが、その中でもこの回は非常に面白かった。
花音とキウイがバイクの免許を取りに行くというサブエピソード的な一本なのだが、それが非常によく出来ており、キウイと花音のコンビという変わった組み合わせを見せながら、キウイの掘り下げを見せたり、ラストのまひると花音の二人の描写など印象に残るシーンが多いだろう。
このアニメ自体はあまりオススメしないが、この回だけは見てほしいと思える一本。

2:『負けヒロインが多すぎる!』 第7話「ハッピーエンドの向こう側」


ヒロインの一人・焼塩檸檬のストーリーを締めくくる回。
お互いの過去を振り返りながらお互いの思いを吐露しつつ、しかし「今」という現実と向き合うために互いの思いに終止符を打つというストーリー、そしてそのストーリーを際立たせる画作りや演出が傑作とも言える話であり、本作の中でもトップクラスで好きなエピソードである。
本作は八奈見を見るたびに「さっさと金返せ!」と叫びそうになるのだが、それを差し引いても完成度の高い作品なので見て損はない作品だろう。

3:『逃げ上手の若君』第二回「やさしいおじさん」


時行の兄・邦時の逃亡中に彼を売り飛ばし、邦時が処刑される原因となった男・五大院宗繁を倒すという作品最初のボス戦的な回。
自身の伯父、言わば身内を討つという回となっているこの回は、初めての主人公チームの戦いという事もありそれぞれの戦い方の描かれ方が非常によく出来ており、特に最後のシーンはとても素晴らしい演出がなされている。
本作は非常に面白いアニメであり、2期も決まっているため見てほしいアニメである。

4:『疑似ハーレム』 第12話「物語の始まり」


瑛二と凛、二人の甘くも面白い恋愛劇を見せてきていた本作。それを締める集大成的エピソードとしてふさわしい最終回を迎えたのがこの回である。非常に満足度の高い最終回を迎えており、「このアニメを見ててよかった」と思えるエピソードとなる。
ブコメ物だからこそというか、初めから完成されていた関係性を見せてたからこそそれまでを超え、完結させるという物は非常に難しいのに、そこのハードルを奇麗に超えてくるのは感服するものである。

5:『先輩はおとこのこ』 第3話「さよならわたし」


この回は『先輩はおとこのこ』という作品において一番大切であり、印象的な話となる。
母のために自身の趣味と決別する決心をしたまこと。そんなまことをあまりよく思わなかった咲は溝が生まれてしまう。しかし最後の最後にまことは自身のアイデンティティを見つめなおし咲に会いに行くというストーリーラインの元に組まれた画の魅せ方が非常に完成度が高く、特に1話の印象的なカットを使ったシーンは素晴らしい物であり、感動するものである。

6:『無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜』 第十七話「兄貴の気持ち」


ルーデウスの妹・ノルンが引きこもってしまう。ルーデウスは怒りを堪えながら大学で原因を探ると自分とのコンプレックスや関わり方が原因だと知る。
ルーデウスが転生前は引きこもり、説得する兄の話に耳を貸そうとしなかった過ちへの後悔からルーデウスがノルンをどうにかしようと動く流れは転生物の描き方として非常に好感度が高い物となる。
サイドストーリー的な話でありながら、演者も画も非常に繊細な芝居をしているため、このアニメを見ていなくても必見の一本。

7:『うる星やつら 第2期』 第29話Bパート「ラムちゃん、ウシになる」


ラムがペットショップに居た牛に手を噛まれた事から始まる回。
「もし自分が牛になっても愛せるか?」というこの話の根幹部分は、そもそもの地球人と宇宙人との異種恋愛をさらに突き詰めたと思える物であり、この二人の関係性やお互いへの感情を再確認し、先へ進めるための話としては外せないエピソードだろう。
雨の中泣く二人のシーンやオチも秀逸な一本。

8:『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd』 #4「元勇者と暗殺者の日常」


1期ではあまり描かれなかったルーティとティセをふんだんに描写した回。
二人が村で何気ない日常を過ごす描写をちゃんと描きながらも、どこかズレたルーティとそれを全力でフォローするティセというコンビのコミカルな描写が非常に面白く、非常に萌えな一本となっている。
本作ではティセが好きなのもあってこの回は満足度が高い。

9:『HIGHSPEED Étoile』 #8「あなたの走り」


ハイスピは前のブログでも書いたが、正直そこまで面白い話ではなかった。
しかしこの回は、世界観やリンの技量という部分をキチンと描写しながら、面白く奇麗にまとまっていた一本だろう。
AIの無い、クラッチのあるガソリン車でリンが子供の頃に培ったバレエの感覚を使って段々と車に慣れ、運転技術がだんだんと開花していく流れや、そこでのくるみ割り人形を使った演出なども面白いためかなり好きな一本。

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10:『ゆびさきと恋々』 第6話「ずっと見ていたいって思ってた」


本作の前半において一番の盛り上がりポイント。
雪と逸臣、二人の距離感の演出が非常に光る一本で、この回で二人が遂に付き合い始めるのが非常に納得出来る一本。
本作は聴覚障害を題材としているのだが、そのため音や手話の表現が非常に繊細で、その繊細さを持ちながらも様々な人間の恋愛模様を描いておりオススメのアニメである。

番外編

『わんだふるぷりきゅあ』 第36話「特別なワンダフル!」


そしてもう一つ紹介しておきたいのがこの回。
ボクは去年くらいからニチアサを全然追えてないのだが、それでも見逃したくなくてリアタイしたのがこの回である。
いろはと悟の二人の関係に遂に答えを出したこの回は、とにかく作画面においてもセンスが素晴らしく、演者・脚本・作画の全てにおいて相乗効果で高め合い最高の一本になったと思う。
この週は『仮面ライダーガヴ』ではヴァレンが初変身、そして『爆上戦隊ブンブンジャー』ではトッキュウ1号とトッキュウ6号が再登場と非常に濃い週であった。

まとめ

いかがだっただろうか?
アニメ全体として振り返ると、今年は非常にオリジナルアニメが多かった気がする。いやもしかしたら例年通りかもしれないが。しかしそんなオリジナルアニメも面白いアニメが多かったし、刺さらなかった作品もあったがこれは非常にいい傾向だろう。
また、アニメーションという観点においても、特に夏クールの土曜は逃げ若→負けイン→ATRI→ヨルクラ→小市民のレースは素晴らしく、特に高クオリティで贅沢な時間だっただろう。
アニメ映画にも目を向けると、2024年は『トラペジウム』や『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ととても面白かったアニメがネットでは盛り上がっており、本当にいい一年だったと言えるのではないだろうか。

というわけで最後の挨拶といこう。

2024年はあまりにも見たアニメが少なかったから2025年こそは増やしていきたいと思う。こんなことを2023年でも言った気がするが。

また来年も正直転職などは考えてないが、無理のない範囲で自分の出来ることをやっていき、健康に生きられたらいいなと思う。

2024年は開幕から色々と悲しい出来事もあり、各々色々と抱えたこともあっただろうが、25年は皆、精一杯生きられたらいいなと思う。

というわけでこの辺で終わろうか。

それでは今年のブログはこれでおしまいである。

多分来年も更新していくので来年もよろしくお願いします。

それではよいお年を。

ノシ


yukinokino.hateblo.jp

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2024年の傑作邦画『侍タイムスリッパー』


皆さんは『侍タイムスリッパー』という映画を見ただろうか?

予告の時点で気になってたこの映画、金銭面や予定、そもそもの上映数の少なさの関係で中々観に行けてなかったのだが、今日(12/2)やっと観に行きました。


いやーーーーーー、本当にいい映画だった。

基本アニメや特撮くらいしか映画館に足を運ばないボクなのだが、そんなボクが見ても本当に引き込まれる作品でしたね。

そんなわけでこの映画の感想などを今回は書いていこうと思います。


本ブログはネタバレを含みますので予めご了承ください

一応ネタバレの項目部分にはもう一回書くけどね

あらすじ

時は幕末。
会津藩士・高坂新左衛門は長州の山形彦九郎を討つように命じられ、京都で仲間の村田左之助と共にそれを実行しようとしていた。遂に山形彦九郎と対峙しお互いに斬るか斬られるかの時に突如落雷が直撃。気が付くとそこは江戸の街だった。その江戸の街に疑問に思う新左衛門。なんとそこは幕府崩壊から140年後の現代、しかも時代劇を撮影している場所だった。

本作の感想

この映画、本当に面白かったなと思うのと同時に、すごく丁寧に作品に惹き込まれる撮り方をしているなと思う映画となっていました。
とにかくフィルムが丁寧で、笑ってほしい所はキチンと笑える様に、シリアスになる所はシリアスに、緊迫感のあるシーンはとにかく緊張させるように映像が作られていてとにかく観る側を飽きさせない様になっているんですよね。最初は「この映画って2時間あるのか・・・」とちょっと覚悟しながら挑んだものも、とにかく緩急の付け方や映画自体のテンポが良くて、2時間飽きない造りになってるなとなるんですよね。
突然のタイムスリップで何もかもに時代錯誤な反応を示す侍という鉄板的なギャグはあえて下手な誇張をしていないのに笑えるのに対して、同時に序盤にある「知らない世界に迷い込んでしまった」という戸惑いや哀愁を見せるシーンがとても印象に残っているシーンだったなと思い、コメディなのにコメディじゃない不思議な感覚にもなるんですよ。

またこの手の映画では珍しく、タイムスリップはあくまでも導入作りのためであって、本筋はそういったSF的要素も重要じゃないってのが意外でしたね。
だからこそ周りの人は新左衛門を「侍になりきってる変な人」として終始扱うし、新左衛門は当然そういうSF的思考が無いのでその辺りをなあなあと流していくというのが独特の味でした。


ここからはネタバレを含みます。未見の方は目次から次の項目に飛んでください。








でもこの映画の本筋は、実は共にタイムスリップをし、新左衛門よりも30年前の時代に来ていた彦九郎の登場で定まってくるんですよ。

この映画、なんと途中で新左衛門が現代の生活に馴染んでいった結果、アイデンティティであった「侍の姿」を捨ててしまい、現代人の風貌になっちゃう。これにはビックリしたんだけど、この変わりが本作において重要な要素であった「消えていく時代劇」という部分に重なり、同時に、侍であることも、時代劇自体も捨てた彦九郎=風見恭一郎と重なるんですよね。

でも新左衛門が一つだけ最後まで貫いた物が「言葉遣い」なんですよ。
ずっと侍口調で喋り続ける。とにかくそれは最後まで彼に一貫しているものであり、これが別にキャラ付けに留まらないのがこの映画の出来ている所なんですよ。

恐らく時代は2007年。もう時代劇なんて水戸黄門大河ドラマくらいしかやってない時代を舞台設定にしたのも秀逸で、まさに時代劇が完全に消えてはないけどもう消えかかってる時代なんです。

そんな時代劇の消えゆく時代に、過ぎ去った時代から来た侍が現代に来て時代劇に触れどう生きるのか。

人は時代の中でどう生きるのか。その中で変わっていくもの、消えていくもの、そして変わらないものを2時間の映画の中で、新左衛門の生き様に重ね合わせながら描いている、そう思わせる映画だったんですよね。



まとめ

いかがでしょうか。

笑えながらもどこか心に残る映画『侍タイムスリッパー』。

上映館数も上映回数も少ない映画ですが、ぜひ見てほしい、とてもオススメできる一本となっています。


というわけで今回はここまで。

それでは次回のブログで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ノシ

今なお語り継がれる名作『スーパーロボット大戦W』

すっかり陽が落ちるのも早くなり、朝と夜は非常に冷え込み、とはいえ何故か昼は非常に暑い、秋も深まり冬になりそうな今日この頃。
皆さんはいかがお過ごしだろうか。

そんな秋の日の11月12日、一つのブログが話題となった。


note.com


ゲームなどに興味がある方なら一度はTwitterで目にしたことがあるであろう有名な人のブログである。
その記事はなんとボクの人生においてかなりの影響力を持ち、今なお思い出に残る大好きなゲームである『スーパーロボット大戦W』(以下:スパロボW)であった。

流石は有名人だけありそのブログは瞬く間にバズり、界隈を盛り上がらせていた。凄いね。


そしてそういえば弊ブログにおいてもスパロボの記事は過去に書いており、その中でもスパロボWは特にオススメの一本として紹介していた事がある。

yukinokino.hateblo.jp


というわけで今回は改めてそのスパロボWで一本ブログを書いて、バズに乗っかり、承認欲求という旨い汁でも啜ろうという魂胆である。本当に嫌らしい人間ですよ。皆さんはなっちゃダメですよ。

というわけで、『スーパーロボット大戦W』というゲームを、思い出も交えながら紹介していこうと思う。

最近アニメのブログが少ないって?

それは許してください。

スーパーロボット大戦W』とは


スパロボWは2007年3月1日、なんとボクの7歳の誕生日に発売されたゲームである。(これは後に知って驚いた事実)
作品としてはシリーズ通算40本目らしく、シリーズ初のニンテンドーDSでの作品となっている。
時期としてはシリーズ屈指の大作シリーズであるαシリーズ最終作『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』が発売された2年後に出た作品となっており、スパロボオリジナルとして一区切りついた後の作品でもあるため、ゲーム史としてもスパロボ史としても一つの新しい時代の始まりに出たゲームと言えるだろう。


突然だがこのCMを見ていただきたい。

youtu.be


この檜山修之氏(勇者王)の「しょこたぁぁぁぁぁん!」という掛け声と共に始まり、しょこたんこと中川翔子氏がDSで遊ぶゲームのCMを見たことある方は居るだろうか?
ボクはこのCMは『ドラえもん』の放送枠で流れていた事を非常に強く記憶している。
この時期のスパロボのCMは謎の体操選手に曲芸をさせたり、しょこたんヴァルシオーネRのコスプレをさせたりとあり、そんなCMを『ドラえもん』の枠などで流していた時代である。まあある意味家庭用ゲームもスパロボシリーズも元気だった時代だろう。



スパロボWとの出会い-人生のターニングポイント-

※ ここからはただの思い出話なので興味の無い方は次の項目まで飛ばしてください

そんなスパロボWにボクが触れたのは中学1年生か2年生くらいだった。時期としてはUXか出たか出てないかの頃だったはず。(3DSは確実に持ってましたね。ポケモンBWをやるために今は亡き祖父に買ってもらったので)
そもそもは兄がスパロボプレイヤーであり、スパロボをやっていたり、今は確かもう無い本である「電撃スパロボ」を集めていたこともありスパロボという存在はなんとなく知っていたが興味は無かった頃である。最も、小学生高学年から中学生の頃に「電撃スパロボ」で非常に刺激の強い物が載っていたためそれに悶々としていた時代ではあるのだが、それを話始めると話が逸れるので割愛である。

まあそんな頃のある年の正月に、お年玉を握りしめ兄貴と共に地元のTSUTAYAに行って中古ゲームを物色していた時である。
ふとDSスパロボが目に留まり、「そいやこれ兄貴がやってたものだよな?」と思った事が始まりであった。

おお、これはストライクフリーダムじゃないか。ジャスティスやデスティニーが好きなボクはこのパッケージに一目惹かれたのだった。
しかし兄貴から暗にスパロボKはオススメされなかったため他のを択ぶ事になる。

その時の選択肢がWかⅬ(UXもだったかな?)だった。

最初はデスティニーの居るパッケージに惹かれもしたのだが、「このパッケージあんま豪華じゃないけどレッドフレームは知ってるからこれにするか」と思い最終的にスパロボWを手に取り、お年玉から1000円ほど使い購入した。
これが全ての始まりであった。

買ったゲームを早速プレイする。すると突然知った顔が出てくる。

「オイオイオイ。コイツらはガンダムWのデュオとカトルじゃないかよ。」
幼少期にファミリー劇場ガンダムを色々見ていたもんだからそれはもうビックリしましたよ。

そしてそんな感じでこのゲームに「おっ」と思いながら進めていくと、驚愕の真実を知る事になる。




フルメタル・パニックってロボットアニメだったんだ!?!?!?!?!?!?



このゲームをプレイするより前に、キッズステーションで夜10時くらいから『フルメタル・パニック?ふもっふ』を放送しており、ボクはそのアニメにドハマりしていた。
そんな事もあり、フルメタは「ちょっとエッチな過激ギャグアニメ」と思っていた所があり、スパロボで最初に見た時は同じ作品だとすぐには分からなかった物である。



まあそんなこんなでこのゲームをプレイし続けた結果どうなったかというと、フルメタの小説を集め始め、アニメや声優に興味を持ち始めるロボットアニメが特に好きなオタクが無事に出来上がりました。終わりですよもう。

というわけでそうやって今の人生や趣味が形成されていったと言っても過言ではない存在がこの『スーパーロボット大戦W』なのである。



本作の魅力・特徴

では本作の魅力はなんなのかを紹介していこうと思う。

読み応えのあるストーリー

本作はそのストーリーの大部分を『勇者王ガオガイガー』/『勇者王ガオガイガーFINAL』が担っており、ほぼ世界観の中心になっているとは過言ではないくらいの力の入れ具合である。そして、そこに肉付けされて様々な作品が展開されるといった感じである。

なんといっても特徴的なのがこの作品が語り継がれる理由である「過剰なほどのクロスーバー」であろう。

本作のクロスーバーは特に素晴らしく、「これは本当は同じシリーズなのではないだろうか?」と思わせるほどである。
その中でも筆頭されるのが『宇宙の騎士テッカマンブレード』と『DETONATORオーガン』である。
この二作品は全く関係ない作品(一応オーガン自体は「宇宙の騎士テッカマン」の影響を受けている作品ではあるのだが)なのに対して、設定や作品同士の根幹レベルで結びついたシナリオ展開がなされている。

今までのシリーズにおいても繋がりが強かったマジンカイザー真ゲッターロボは本作では「どちらかが暴走した時に起動し止めるためのカギ」という繋がりがある。もっともこれはルート選択次第では読めないのだが・・・。


そしてもう一つの特徴としては「一つのゲームで二部構成」という挑戦的な部分であろう。
これのおかげで『機動戦艦ナデシコ』や『勇者王ガオガイガー』は二つの作品を再現しており、前半と後半でガラッと違うゲームを遊んでいるような感覚にもなる。
そのため第一部終了時のシナリオの絶望感も物凄いものとなる。


また、個人的に好きなのが『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の再現。

詳しくは書かないが、ここのシーンはEWを見てからやると「そういう風にしてくるのか~!」となるものである。

その他にも『機動戦艦ナデシコ』のダイゴウジ・ガイ(本編では3話であっけなく死んだキャラ)が死なずに劇場版の展開に突入するため、エステバリスカスタム(ガイ機)などという物が爆誕し、アキト機との合体攻撃まで実装されてしまう始末である。

ガイに隠れがちだが、『機動戦士ガンダムSEED』のミゲルも本作では生存しており、終盤の一回だけだが自軍ユニットとして使えたりもする。(ただし加入はしない)

また、アレンジ方面においては、『フルメタル・パニック』のガウルンや、『宇宙の騎士テッカマンブレード』のテッカマンエビルの散り際も大胆にアレンジされており、必見。

スパロボオリジナルキャラも魅力的なのだが、これは後々触れていこうと思う。




参戦作品

では特徴的な参戦作品をさらっていこう。

機動戦士ガンダムSEED』はニンテンドー作品として一つ前の作品となる『スーパーロボット大戦J』やその同時期の『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』において『機動戦士ガンダムSEED』がかなり再現されたのもあってか、ガンダムSEEDの再現は薄めとなっており、その分アストレイを絡めたシナリオで展開されていく。そのためスパロボでのSEEDとしては珍しく少々影が薄い。


また本作では、スパロボJに引き続き『宇宙の騎士テッカマンブレード』が参戦しており、同時に続編である『宇宙の騎士テッカマンブレードII』が初参戦しており、本作ではⅡを自然な形で無印の後半のシナリオに組み込んでいる。



そしてもう一つJから引き続き参戦している『機動戦艦ナデシコ』。
今作ではスパロボRぶりにTV版と劇場版の両方が参戦しているが、今作ではその両方のストーリーを楽しむことが出来る。これも二部構成だからこそだ。
作品の扱いとしてもこの世界の出来事において本作の要素がかなり重要な立ち位置になっている。



初参戦作品の一つである『百獣王ゴライオン』はこの頃でもかなり権利が怪しいものであり、今では権利が完全に海外の『ボルトロン』として譲渡された様であるため、今では再参戦はおろか、本作のリメイクやアーカイブ配信が無理な要因となっている。スパロボの顔とも言える寺田Pこと寺田貴信氏もゴライオンに関しては「たまたま出せた」的な発言をしているため、本当にこのスパロボWとスパロボ学園でしか拝めない作品。ただしシナリオの再現度は低めである。


本作ではゲッターロボも特殊な参戦をしており、『ゲッターロボG』及び『真ゲッターロボ(原作漫画版)』でのみ参戦。しかし、『ゲッターロボG』の要素はキャラクターとBGMのみ、真ゲッターロボのデザインは『真ゲッターロボ 世界最後の日』となっているため、(真ゲッター1は世界最後の日とはちょっとデザインが違ったりもするのだが)原作漫画版の要素は一切無い、不思議なチグハグ感となっている。せめてミチルの乗るゲッタードラゴンくらい見たかったものである。



難易度

前のスパロボ関連のブログでも書いたが、本作はシリーズの中でも難易度が特に低い。
一軍が強いのは勿論、普段は倉庫番になりそうな機体達も十分戦える性能を備えているため、改造や育成を雑にやっていってもとりあえず何とかなる作品となっている。
また、序盤からデスサイズヘル、途中からウイングゼロ、後半からはテッカマンイーベルと非常に優秀なMAP兵器(1vs1ではなく決められた範囲全体を攻撃出来る技)持ちが居るため、とにかく雑に敵を倒したり資金稼ぎが出来たりする。
上記のMAP兵器に加え、スパロボⅮからあるコンボシステム(隣接した敵に連続で攻撃出来る技)も健在であるため、上記と合わせる事で非常に爽快なプレイが楽しめる物となっている。
そのため非常に初心者にオススメであり、まずこのゲームでスパロボを覚えるのもアリだし、周回プレイをしていく内に縛りプレイなどしてみるのもアリだろう。



戦闘演出

ニンテンドースパロボでは前作のスパロボJでグラフィックやモーションが急激に進化した。
本作WはそんなJのグラフッックを一部引き継ぎながらも、さらに進化した物を見せている。

GBAソフトの物を引き継いでいるためDSの解像度としては全体的にドットの粗さは目立つ(この前年にポケモンDPが出ているため比較するとよく分かるだろう)ものの、そのドットの粗さを逆手に取ったダイナミックな演出。ボイスが無くてもその間尺に合わせてかつスピーディに見せるアクションが非常に魅力的である。


また、前作からより数の増えたトドメ演出(その技で相手のHPを0にした時にのみ見られる演出)も魅力的。特にアーバレストは総合的に素晴らしい物となっている。


そして、本作の語り草となっているのが地形召喚
大技になっていくほど、どんなステージだろうとお構い無しに地面に留まらず、月やら地球やらを召喚していく。


特にウイングゼロカスタムは、最終決戦が地球から遠く離れた惑星なのにツインバスターライフルを使うと必ず地球へと降下していく



スパロボオリジナル


そしてなんと言っても本作の魅力はオリジナルキャラとオリジナルメカ。
本作の主人公達はスパロボでも珍しい「家族」。(これ以外だとスパロボⅮでの主人公兄妹だろうか)
トレイラーという宇宙の運び屋をする家族・ヴァルストークファミリーが主役。
糸目のおっとりお姉さん、勝気でちょっと変なお姉さん、人懐っこい萌えっ子な妹とエロゲみたいなキャラクター構成の魅力的な三姉妹に挟まれた長男・カズマが主人公となる本作。第1部では未熟ながらも猪突猛進でその場を切り抜ける強さ、そして第2部ではとある理由から傷心した上での成長ストーリーが描かれており見応えが抜群。
一家の仲の良さがあるからこそ成り立ち、一家の仲の良さが読んでいてストレスの無いストーリーとなっている。

その上で敵側も魅力的であり、本作に触れてほしいため詳しくは書かないが、最後まで読むと敵側も含めて好きになるだろう。


そしてスパロボオリジナルメカ。

本作の主人公機であるヴァルホークのデザインは特にカッコよく、正直そろそろ立体物が出ないかなと思っていたりする。

主人公機が段階を経て強くなっていくのが視覚的にも能力的にも伝わりやすく、最後はスパロボオリジナルの中でも屈指のサイズとなる「最強の家」へと進化していく所は必見。


まとめ


いかがだっただろうか。

バズったブログに乗っかろうという中々に浅ましい魂胆で書いたブログではあるが、個人的に書きたい事は書けたかなと思う。

まあとにかくスパロボをやったこと無い方も、ロボットアニメを知らない方も本作をプレイしてみてほしい。

調べたら最近スパロボWの中古価格はちょっと上がっており2000円くらいするらしいのだが、定価で買ってもおつりが来るゲームなので是非ともプレイしてほしい。

それくらい強くオススメ出来るゲームである。

やれ

とにかくやれ


というわけで今回はここまで。

それではまた次のブログで

ノシ

ツイートがバズってしまった

えー、ツイートがバズりました。


11月1日の朝、Twitterを見てたらたまたま見かけた左の画像(元は政治系のネットニュースの画像)を「これガンダムSEEDのOPっぽくね?」と思い、似てる所のスクショと共になんとなくツイートしました。この日は仕事が休みだった(基本金曜は休みにしてもらってる)からこの後すぐに二度寝をキメたんですけど、起きたらなんかツイートが伸び始めてました。
その結果1日も経たずに5万いいねを超え、リツイートも1万近く行き、リプも90個くらい付いてたかなといった所です。詳しいインプレッションは見てませんが、少なくともこのツイートで10人くらいはフォロワーが増えましたね。

特にネガティブ的な方面じゃない事でバズったのは恐らく去年のロックマンエグゼのツイートぶりでしょう。


こちらは3日くらいで大体25000いいねなんで、1日でこの記録の倍は行きました。すごーい。


しかし、こんなどうでもいいツイートでバズるとしょーもない結果しか生みません。というわけで今回はこのツイートがバズった結果どうなったかお話しましょう。

前に似たような切り口のブログを見かけたから、まさか自分が書くことになるとはね。

バズれ!鋼のツイッタラ


まず最初に言っておくとボクはこのブログもTwitterも収益化はしてない。ブログは毎日大体30回くらいは見られているっぽいのだが、著作権ガン無視でアニメの画像とか使ってるのでこれを収益化するのは正直な・・・という気持ちがあるからだ。
そしてTwitterに関しては単純に普段そんなインプレを稼ぐような事をしてないしインプレも稼げてないし、そもそもとして今のTwitterにわざわざ金払うのが嫌だからだ。
というわけでそういう収益化をしていないなか、今回ツイートでとんでもないインプレ稼ぎが起きたわけだ。
まあつまり今回バズった事でボクは特にイーロンからお小遣いが貰えるわけではない。バズり損である。

バズっても徳は無い


前述の事を念頭において読んでほしいのだが、バズっても徳は無い。いや、承認欲求の塊なら徳はあるかもしれないが基本徳は無い。
バズり始めた時はまあ普通なのだが、ある程度広まった辺り(1000RT 3000いいねくらい?)からしょうもないリプや引用が着々と飛んでき始める。いやまあただしょうもないだけなら別にいいんだが、謎のお気持ち表明や、勝手にツイートから「意図」を見出してお叱りの言葉を送ってくる人間が現れてくる。
ボクは基本的にどんなにバズってもリプは閉じないし、特に飛んでくる引用やリプに何かアクションをすることはない(流石にスパムレベルで飛ばしてくるアカウントにはそれなりの対処はしているのだが)。加えてなにか通知制限をしているわけでもない。これはまあ伸びたツイートだけ設定すうのも面倒だし、せっかくなら数字を見たいなと思うので基本よっぽどの事が無い限り通知制限はしないようにしている。



えー、まあその結果を端的に話すと通知欄がとんでもないことになります。当たり前です。

荒れるぜ~!止めてみな!


では具体的にどう荒れるのか。
荒れると言ってもまあいいねとRTの通知が一生来るのはまあいいでしょう。
ただ問題はリプと引用RTです。

このリプと引用は伸びれば伸びるほど変な物が寄ってきます。そう、まるで街頭に寄せられる羽虫の様に。

しかも今回伸びたツイートは「ガンダム」と「政治」の合わせ技です。これがヒジョーによくなかった。


なにが発生するかと言うと、最初の方に話た通り「意図」を見出す人たちが現れます。

では今回送られてきた物を厳選していきましょう。


ガンダムに失礼


SEEDを汚すな


(岸田と石破は)両方無能だけどね


その他政治思想による岸田や石破が云々etc










う、うるせ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!



俺は!!!!!!!!「構図が似てるよね」って話をしてるだけで!!!!!!!!別にガンダムSEEDに政治を絡める意思も!!!!!!!何かの政治的意図の表明も!!!!!!!してないんだよ!!!!!!!!!!



もうこんな状態だと「通知止まらないンゴwwwww」とか言ってる場合じゃない。

正直な話、青バッチを付けた日本語を真似するインドや中東のスパムはどっちだっていいんですよ。コレに関しては通報ブロックすれば済むので。
でも厄介なのは、なまじ日本語が理解できて日本語が使える日本人なんですよ。

いや別にボクだってほんわかしてるリプや引用が来る分には別にいいんですよ。

でもお気持ち表明や思想をボクに送り付けて来ないでほしい。


いやまあ「ブロックかミュートしろよ」や「リプを閉じろ」は正論ではあるんだが、それはあんまりしたくない。ボクに人を撃たせないでくれ。


まあとにかく、先人たちの言う「政治と野球とガンダムの話をSNSでするな」は確かだろう。


まあだからかボクは基本どんなに伸びてもFFか2クリックのアイコンにしか反応しないんですけどね。

宣伝?意味無いよ


よく「バズったので宣伝させてください」という文化(文化なのか?)があるが、多分アレ意味無いなと今回思った。

今回かなりの閲覧数な事もありプロフィールへ飛ぶ人も多かった様である。
しかし、実際の所それで弊ブログが伸びたかと言われると、いつもと閲覧数は変わらなかった。

まあそうでしょう。

基本的にはそのツイートに関心があったから反応したのであって、基本的にリプに何があるとか、その人のアカウントに興味があるはずがない。単発でバズってるだけなら余計にだ。


まあ過去には「バズったから宣伝」を勝手にやられた結果、店に迷惑電話が来まくった元特撮主演俳優の餃子屋さんも居るので全くもって意味が無いとは言わないが、まあ基本的には意味がないだろう。

まとめ


というわけで今回はツイートがバズった話であった。

みんなもバズる時には気を付けよう、と言ってもバズるのはほぼ不可抗力みたいなものなので対処のしようがないのだが、まあ皆さんは伸び始めたなと思ったら早めに対策するのが手だろう。

しかし今回バズって思ったが、人気アカウントだから常に数字が伸びて、他人の「思念」が送られてくるアカウントは大変だろうなと思った。こんなのが毎日あると気が狂いますよ。

そんなわけで今回は終わりである。

愚痴みたいなブログになってしまったが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

それでは次回のブログで。


ノシ

キミは見たか?『グレンダイザーU』


皆さんは2024年夏アニメは何を見て、何が好きだっただろうか?
ボクが特に面白かったなと思ったアニメは『先輩はおとこのこ』、『ダンジョンの中のひと』、『逃げ上手の若君』辺りで、他にもドハマリするほどじゃないけど面白かったなと思えるアニメは『真夜中ぱんチ』、『負けヒロインが多すぎる!』、『よあそびぐらし』辺りである。他にも惜しかったが個人的には好きだったのとしては『菜なれ花なれ』もある。
また、ドラマ『星屑テレパス』もかなり楽しめる作品だっただろう。


ではここからが本題なのだが、皆さんは『グレンダイザーU』を見ただろうか?

放送前は話題になっていた本作だが、まあ放送中は色々あった作品である。
今回はそんな『グレンダイザーU』を個人的な感想を主観に紹介していこうと思う。
なので今回のブログはもしかしたらネガティブなモノになるかもしれないので予め注意してほしい。

それでは始めていこう。

『グレンダイザー』とは


まあこのブログに飛んできた人はグレンダイザーを知らないよって人は居ないと思われるが、まず最初に説明するのが礼儀と言うものだろう。

『グレンダイザー』とは日本人なら誰もがその存在を知っているであろう『マジンガーZ』の第三作目である『UFOロボ グレンダイザー』である。本作のパイロットフィルムである『宇宙円盤大戦争』もあるのだがまあそれに触れると長くなるので今回は割愛。
今から約50年前に放送された本作はボク自身も『スーパーロボット大戦(スパロボ)』で知り、スパロボでしか知らないのだが、まあザックリ説明するとフリード星という故郷の星をベガ大王率いるベガ星連合軍に滅ぼされ、地球に流れついた王子 デューク・フリードが、地球侵略に来たベガ星連合と戦う作品である。
このロボット、見て分かる通りカラーリング以外マジンガーZグレートマジンガーと全く似ていない。それにタイトルに「マジンガー」と入っていないため、ボクは最初「これってマジンガーの作品なの!?」と驚いた記憶がある。

そんな『UFOロボ グレンダイザー』。日本ではみんな知ってる作品というほどの知名度はなく、まあ昔見ていた人やロボットアニメ好きな人は知っているくらいの懐かしのアニメという扱いだろう。また、スパロボでも昔は常連だった昭和マジンガー組の中でも参戦に恵まれている印象が無く、これだけハブられていることも多い。家庭用では『スーパーロボット大戦Z』を最後に20年近く参戦していない(とはいえアプリでは出ているが)。
だが、海を越えるとフランスや中東では本作はとても人気で知名度があり、フランスでは視聴率100%を超えたという話や、イラクでは放送時間になると街から子供が消えるほどの人気があったという嘘かホントか分からないがそれほど人気があったという逸話が出来るほどの作品である。フィリピンの『超電磁マシーン ボルテスV』、イタリアの『鋼鉄ジーグ』、アメリカの『パワーレンジャー』、ブラジルの『巨獣特捜ジャスピオン』みたいな存在である。
その人気を裏付けるように、近年ではフランスの会社で(ちゃんと公式ライセンスで)ゲームが作られたり、今回のリメイクもアラブの石油王がバックに居たから出来たみたいな話がある。

『グレンダイザーU』の評判

では本題の作品である『グレンダイザーU』について書いていこう。

まさかの50年ぶりのリブートとして発表された本作。
総監督に福田己津央、シリーズ構成に大河内一楼、キャラクターデザインに貞本義行、音楽に田中公平とネームバリュー抜群なスタッフに豪華な声優陣、その上バックにサウジの富豪が付いているなど前評判としてのインパクトは抜群だった本作。発表された時はロボットアニメ好きはそれはそれは盛り上がっていた印象がある。
では蓋を開けてみるとどうだったかと言うと、1話の時点では話題を見たと思うが、以降はだんだんと話題を見なくなり、マジンガーX登場は盛り上がってたものも、その後は不満が噴出していたという印象がある。

また、後でも記述するが、制作に入った人たちの内情暴露もあまりいい話がなかったりとまあ色々あった作品であった。

総評としては残念リメイクという扱いだっただろう。

本作に対する感想

ここからはボク個人の感想を書いていこうと思う。

一言で表すと「面白くはないけど嫌いにはなれないアニメ」だろう。
確かにお話はお世辞にも面白いと言えるものではなかった。毎回のように話が進まず、同じような話を繰り返している印象しかなく、結果的に話が大きく動いてたなと思えたのはラスト3話くらいだっただろう。特にカサドという新キャラクターの存在が本当に要らなかったなと感じ、10話くらいまで存在を引っ張った割には道中ほぼ幽閉されていたり、あまりにも話に絡まずに存在が放置されていたため、コイツは早々に処理してコイツに割く尺を他の事に使った方が良かっただろうと思う。

febri.jp


こちらのインタビューで触れられているのだが、カサドは元々3話で死ぬ予定だったのがスタッフ人気が出て終盤まで出番があったと言われている。
しかし実際見ると分かるのだが、結果としてカサドという存在を作品自体が持て余し、キャラクター自体が何をしたいのか、作り手側が何をさせたいのかが全く分からないキャラクターとなってしまっている。

また、オリジナルから大きくキャラクター性が変わったヒカルも、大きく変わってしまった結果か、結局それっぽいことを言うだけで何がしたいのかよく分からない、よく分からないけどなんか味方側に居て、なんかよく分からないけど味方側と共闘している(その割には絡みが無い)キャラクターとなってしまっていた印象がある。

重要な設定を盛り込んだ割にはあまり活きなかったなと思うキャラクターであった。残念。


また、第5話「マリアが来た!」や第8話「浅草の邂逅」の様な単発で見れば面白い日常回はあるものの、やはり1クールという尺の中でやるならどちらか(というか後者)をもっと別のことに割いた方が良かったのではないかと思ってしまう。

ここからはアニメの制作事情なんて全く知らない素人の目線の意見なのでこんな事を書くと本職の方々から「それは違うよ」と怒られる可能性があるのが大目に見てほしい。

制作(主にクレジット)面を見ても少々思うところがあり、2話にして作画監督と海外スタッフに任せており、その後のクレジットも少々厳しいものを感じられた。
しかし実際、画を作るために本作に参加したスタッフ(アニメーター)の方々のツイートを見るに厳しいものがあったらしいと言うのは感じられる。

また、本作は総監督が福田己津央だったため、そこの方面でも楽しみにしていたのだが、絵コンテ・演出は(クレジット上は)OPにしか参加しておらず、作品としても福田監督色があまり出ていなかったのは残念であった。

総監督の福田氏やシリーズ構成の大河内氏は同時期、もしくは少し前に前者は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』、後者は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でメイン級の仕事をしているため、どちらもこの作品のみに付きっ切り(もしくはそれなりの時間を割く)みたいな状況が難しかったのではないかと思わされる。現代ではアニメが企画立ち上げから放送までで最短でも約2年かかるという話もあるので、やはりここら辺の仕事とブッキングしているのではと感じられる。

総合的に、外野から見た意見としては作業時間や時間やそもそもの尺(話数)などに問題を抱えてたのではないかと感じてしまう。


まあそんなこんなでマイナスな事ばかり書いたがここからはボク自身が好きだった所も書いていこうと思う。


確かに本作は「グレンダイザーのリメイク」として見ても、「エンタメ作品」としても全体像としては中途半端で面白くなく、モヤっとした感じの出来ではあった。

しかしそんな本作にも良い所、というかボク自身好きだった部分は多くあったと思う。


まずもって好きなキャラクターが居たという部分だろう。
本作の中でも特にマリア、テロンナ、ブラッキーは非常にキャラが立っており、現代作品なりのキャラクターになっていただろう。
全体的なお話として話を動かしていたキャラクターはこの中だとテロンナくらいだったが、それでも良い意味で印象に残ったキャラが居た事は確かだろう。


ブラッキーさんは愛らしいコミカルさのおかげでボクのTLで見てた人の範囲では非常に人気があるキャラとなっており、その死が惜しまれたキャラだっただろう


二つ目にラスト3話の面白さであろう。
特に11話ラスト。遂にデュークとルビーナが手を取ったと思ったら、まさかのルビーナはテロンナの変装。しかもNTR(幣ブログは清楚で健全なのでここまでしか書かない)をしたにも関わらずデュークに責任を擦り付け被害者面をするテロンナ。痴情のもつれとラスト数分でのどんでん返し。まさに色恋沙汰での縺れを話に組み込む福田監督と展開の動かし方の豪胆さとヒキの強さを持ち味とする大河内脚本の強味が強く出てた所だと言える。(実際この回は大河内脚本としては本作最後である)

そして、テロンナがここまで暴れて話を動かしてくれたおかげで、グレンダイザーのリメイクという色眼鏡でなんとか楽しむ作品ではなく、『グレンダイザーU』という一つの作品としての面白さが出てた作品となっていたと思う。
惜しむことを言うなら、やはりこういう部分はデュークに主体性を持たせた上でもっと話を動かすべきだとは思うし、どうせなら2クールくらいでもっと色々やってほしかった気持ちがあるし、もっと言えば序盤からこのノリで話を動かすべきだったと思うが、まあ色々あるのだろう。

また最終回は、再び暴走をするグレンダイザーを起因としたグレンダイザーVSマジンガー、本作におけるロボットのギミックを活かした戦闘の魅せ方、ベガ星連合軍の壊滅などかなり詰め込みながらもキチンと描けており、区切りをつける最終回としては非常に見て良かったと思える物であった。


特にマジンガーVSグレンダイザーはこの作品をやる上で一番やりたかった部分だっただろう


そして3つ目に作画でのロボ戦がある。
本作では基本的にロボ戦はCGで描かれている。そのCGでのロボ戦も見どころ自体はあり、特にグレンダイザーVSアクアダイザー(2戦目)はかなり魅力的だっただろう。
しかしそんな本作でも作画シーンでロボ戦が描かれていた回があり、それが第6話「二人の女王」である。


この回では近年のロボットアニメの作画シーンにおいてもかなり上位となるくらいにはクオリティの高いシーンだっただろう。もう10年近くはロボットアニメはCGで描く事が基本になっていたからこそこういうシーンは嬉しいものである。恐らくテレビアニメでここまでのクオリティの物を毎回見るどころか、このクオリティのシーンを見る事自体がもう難しいだろう。いやCGが嫌ってわけではないんだけども。
こういう作画シーンは最終回でも見られたが、やはり嬉しいものであった。

個人的な本作の総評

では個人的な総評と行こう。
前の項目の最初でも書いたが、やはりこのアニメは「個人的には好きだが、面白くはなかったアニメ」だろう。
やはりリメイク作品と言うのはリメイク前のイメージが付いて回り、その分ハードルが上がってしまうのは仕方ないだろう。しかしそこを抜きにしてもやっぱり面白くないアニメではあったし中途半端な作品になってたなという印象がある。
しかし、もっと福田監督と大河内脚本の味を出して、良くも悪くも振り切った形で2クールやれれば違ってたであろう。ボクが好きな部分のラスト3話はこの作品の本来の美味しい部分が出てたと思うし、そこの部分をもっと活かせれば良かったのではないかと思ってしまう。
またこの作品の良くなかった所はとにかく主人公であるデュークに主体性が無かった所だろう。

まあ、色々言ったが、やはり続編は来てほしいし、Uの反省点を踏まえた上でもっと福田監督や大河内脚本の持ち味を活かしたものを見たいなと感じる作品となった。

まとめ

いかがだっただろうか。

まあ色々ネガティブな意見を言ったブログにはなってしまったが、まあ感想は人それぞれだろう。
色々と言われる作品、酷評される作品はあるとは思うが最終的には自分が好きかどうかが大切ではあるし、好きならそれでいいだろう。

こんな短い締めになったが今回はここまでである。

最後まで読んでいただきありがとうございます

それでは次回のブログで。

ノシ

『戦隊ヒーロー』のパブリックイメージはどこからなのか


皆さんは特撮作品を見るだろうか?
例え特撮作品を見ない、昔見てた程度で今は興味がないと言う人でも『仮面ライダー』、『スーパー戦隊』、『ウルトラマン』の「三大特撮ヒーロー」と呼ばれるシリーズ作品は知っているだろうし、漠然とどういうものなのかはイメージ出来るだろう。


そんな中でも『戦隊』と言うコンテンツは「多人数」、「明確なキャラ分け」、「等身大モノ」と言う部分でよくこれをイメージした作品がよく出る印象がある。
近年のアニメ作品だけを取っても、『アクションヒロイン チアフルーツ』、『恋は世界征服のあとで』、アニメ2期の放送も予定され、Gロッソで舞台もやる『戦隊大失格』、最近ちょっと話題になっている『桃の園』など様々である。(少し違うが『怪人開発部の黒井津さん』などもある)




しかしここで一つ疑問が生まれないだろうか?
スーパー戦隊』を見なくてもその漠然としたイメージを割とみんな共通認識として持っていることに。
もちろん上記の作品にその「パブリックイメージ」が完璧に当てはまると言うわけではないが。

というわけで今回は『戦隊ヒーローのパブリックイメージ』を『スーパー戦隊』と「それ以外の作品たち」を交えながら自分なりの考えを書き綴っていこうと思う。

スーパー戦隊』とは

まずこのブログを書く上で、やはり『スーパー戦隊シリーズ』の概要くらいは何となく頭に入れておいた方がいいだろう。

スーパー戦隊』は「仮面ライダーが5人チームだったら」のコンセプトを元に石ノ森章太郎を原作に生まれた物である。
第1作目は1975年に放送が開始され、爆発的な人気から2年も放送された『秘密戦隊ゴレンジャー』である。

その後1977年、2作目となる『ジャッカー電撃隊』でいきなりの3クール放送でシリーズ打ち切りとなるが、その後1979年に原作者を「八手三郎」(東堂いずみや矢立肇のような存在)に変え『バトルフィーバーJ』が放送開始となり以後、打ち切りの危機はありながらも2024年、第48作品目となる『爆上戦隊ブンブンジャー』に至る現在まで一度も途切れずに続いている名前に『〇〇戦隊』と入っているシリーズとなる。(一応『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』と『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の間に特番的な物はあったが)


余談だが『ジャッカー電撃隊』と『バトルフィーバーJ』の間で作られたのが「スパイダーマッ」でお馴染みの東映版『スパイダーマン』である。(放送局は違うが)
また、『スパイダーマン』では『スーパー戦隊シリーズ』より先に「巨大化した敵をロボットに乗って倒す」という物をやっており、その後『バトルフィーバーJ』に「バトルフィーバーロボ」が登場し以後シリーズに特徴である「戦隊ロボ」が恒例の存在となった。



また、『スーパー戦隊シリーズ』には含まれてないが外伝作品として『非公認戦隊アキバレンジャー』や『ザ・ハイスクール・ヒーローズ』が存在する。



その特徴的なフォーマットから様々な作品に影響を与えており、特撮作品に絞っても『超星神シリーズ』や『トミカヒーロー レスキューフォーズ』にもその特徴は見られる。

『戦隊ヒーロー』のパブリックイメージ

では次によくある『戦隊ヒーロー』のパブリックイメージとは何かを大雑把にでも書いていこう。

・基本的にはレッド・ブルー・グリーン・イエロー・ピンクのゴレンジャーカラーの5人
・熱血系のレッド、クール系・ニヒル系のブルー
・レッドとピンクの恋愛要素
・子供がいる作品もある
・一人は大柄な体型

と言った感じだろうか?
「じゃあそれやってるアニメは具体的に何だよ」と聞かれたら何とも言えないため自信は無いのだが・・・。


ではまず上記の要素がどれくらい本家にあるのかを解説していこう。

ゴレンジャーカラー

一つ目の「ゴレンジャーカラー」。
この5色は第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』のカラーなため本家でも初期の5人のカラーとして最も使われている組み合わせではある。
秘密戦隊ゴレンジャー』以降では『電子戦隊デンジマン』、『超電子バイオマン』、『超新星フラッシュマン』、『五星戦隊ダイレンジャー』、『超力戦隊オーレンジャー』、『激走戦隊カーレンジャー』、『星獣戦隊ギンガマン』、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』、『未来戦隊タイムレンジャー』、『特捜戦隊デカレンジャー』、『魔法戦隊マジレンジャー』、『侍戦隊シンケンジャー』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』、『列車戦隊トッキュウジャー』、『魔進戦隊キラメイジャー』と現48作品中16作品で使われている。
また例外的な物だと初期メンバーが9人な『宇宙戦隊キュウレンジャー』、作品初期メンバーというのを含めるなら揃っている『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』だろう。

思ってたより意外と少ないと感じるだろう。だがまあ3割くらいと考えるとかなり使われている方だろう。初期メンバーの色としてはこの「ゴレンジャーカラー」に対してグリーンがブラック、ピンクがホワイトになったりすることもある。余談だが、合成ではグリーンバック撮影をすることが多いためか、近年ではグリーンは使われなくなっているカラーだったりもする。これは一人だけグリーンバック、もしくはブルーバックを用意する手間と、戦隊では常に赤と青は外れない色な事を考えると仕方ない部分もあるだろう。



(最後のゴレンジャーカラーはもう4年前。果たしてグリーン復活の日は来るのだろうか)

熱血系レッドとクール系・ニヒル系のブルー

二つ目は「熱血系レッドとクール系・ニヒル系のブルー」。
ボクも戦隊作品全部を把握しているわけではないため自身は無いのだが、これに関してはまあ半分正解と言った所ではないだろうか。
実際90年代を中心とした前後では理想のヒーロー像でリーダーシップも取れるレッドは多い。しかしそれを熱血系と呼んでいいのかは分からないし、人によっては島本和彦が描くようなキャラを熱血と捉える人も居れば、どんな時も諦めないでみんなを鼓舞するキャラを熱血系と言う人も居るだろう。だから半分正解と言った感じだろう。
しかし、2010年代にもなってくると様々なレッドが生まれており、むしろ熱血とは程遠い、所謂草食系的で明るいキャラも増えているのも事実である。また、クール系のレッドも居る。


またブルーも様々である。
シリーズ4作目の『電子戦隊デンジマン』のデンジブルー・青梅大五郎の時点でコメディ系のブルーが存在している。また、第16作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のトリケラレンジャー・ダンは陽気な少年、第17作目『五星戦隊ダイレンジャー』のテンマレンジャー・"天重星"将児は不良系、第20作目『激走戦隊カーレンジャー』のブルーレーサー・土門直樹はおぼっちゃま口調の真面目系と90年代だけでも様々である。
また、第12作目『鳥獣戦隊ライブマン』にて初の女性ブルーが誕生して以降、『鳥人戦隊ジェットマン』、『忍風戦隊ハリケンジャー』、『魔法戦隊マジレンジャー』、『動物戦隊ジュウオウジャー』、『非公認戦隊アキバレンジャー』と女性ブルーも時々出ている。
また、特に近年での東映特撮作品においてはクールキャラはとにかくギャグ回を作られるという傾向があるため、最後までクールを貫き通すキャラも中々だろう。まあ『特捜戦隊デカレンジャー』のデカブルーの様に担当回のほとんどがシリアス気味なキャラも居たりするが・・・。
結論を言うと、こちらも熱血系レッド同様ブルーはクール系が配置される事が多いが、実際のキャラクターは様々と言ったところだろう。


(近年の作品でも、金が嫌いな俳人の猿原真一や、不良系のリーダーであるヤンマ・ガストなどが存在している)

レッドとピンクの恋愛

三つ目の「レッドとピンクの恋愛」。
こちらもシリーズを通してみればあるにはあるが、それでも少ない。
まず、やはり有名かつ代表的なのは『鳥人戦隊ジェットマン』だろう。いやまあ『鳥人戦隊ジェットマン』はホワイトスワンなのでピンクじゃないのだが今回はやはり戦隊における主人公とヒロインの恋愛の代表格なのでまず紹介させてほしい。
今作のヒロインであるホワイトスワン・香は主人公のレッドホーク・竜、ブラックコンドル・凱との壮絶な三角関係の末に最終回では竜と結婚式を挙げている。


また、次に恋愛要素があったのは『未来戦隊タイムレンジャー』である。
こちらはタイムレッド・竜也とタイムピンク・ユウリの恋愛要素が作中通してサイドストーリー的な描かれ方をしており、中盤以降は他の三人に隠れて事務所でイチャイチャしたりしていた。(もっとも他のメンバーにはバレバレだったが)
最後は結ばれる事が無かったが、こちらも恋愛要素があった戦隊だろう。


そして『獣電戦隊キョウリュウジャー
こちらでは最終決戦の際に、ラスボスである蝶絶神と戦うために単身乗り込もうとするキョウリュウレッド・キング(ダイゴ)にキョウリュウピンク・アミィが告白。それが成立したため10年後の続編『王様戦隊キングオージャー』では未来から来た二人の息子・桐生ダイゴロウが存在している。(もっともそれに関してはVシネマで一悶着あったりするのだが)


この他にもレッドが学校の同級生と恋愛をしたり、他のメンバーが結ばれたりなどの例はあるものの、レッドとピンクが恋愛をしている作品はかなり少ない。
これは作品のメインターゲットが未就学児~小学校低学年辺りまでな事が起因しているだろう。その辺の年齢層が見るのに恋愛要素を挟んでも理解出来ない難しい話になるためそういった作劇はあまりしないのだろう。(仮面ライダーにおいても恋愛する作品は少ない)

子供メンバー

そして四つ目の「子供メンバー」。
こちらは初期メンバーで居た事は一度もなく、シリーズ全体を見ても三人しか存在していない
いやまあハリケンレッドやゲキレッド、キングオージャーのメンバーの様に子供にされた例や、とある戦隊の例もあるのだが、変身者自体がそもそも小学生くらいの見た目で固定だったのは『五星戦隊ダイレンジャー』のキバレンジャー・"吼新星"コウと『超力戦隊オーレンジャー』のキングレンジャー・リキ、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のコグマスカイブルー・佐久間小太郎しか現状存在しておらず、皆追加戦士である。

変身をしないメンバーも含めると『天装戦隊ゴセイジャー』の天知望のようなキャラクターも居たりするのだがこちらも今回は除外する。
この様に極端に少ない理由はやはり子役の拘束時間(スケジュール)と学問の両立などが影響しているだろう。そのため、出番が多いとは言えないキャラばかりで、特にコウは一ヶ月ほど登場エピソードをやったあとはしばらく変身後のキバレンジャーでしか出番がなかった(キバレンジャーは変身後に白虎真剣という相棒の剣が代わりに喋るためアフレコすら参加していない)
例外的なキャラとして挙げたゴセイジャーの望は、8割ほどのエピソードに登場するが基本的には家の中のシーンしかないため、子役の外ロケの難しさを感じさせるだろう。

大柄な体型の戦士

五つ目に「大柄な体型の戦士」。
口は悪くなるが所謂「デブキャラ」という存在である。
こちらは有名な話だが、『秘密戦隊ゴレンジャー』の初代キレンジャー・大岩大太、同作二代目キレンジャー・熊野大五郎、『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルイエロー・黄島太、『鳥人戦隊ジェットマン』のイエローオウル・大石雷太くらいしかいない。




また、戦士には変身しないがダイムゲンという亀のロボに変身する『五星戦隊ダイレンジャー』の亀夫も今回は含んでいいだろう。

(わずか2回ほどの登場で顔が変わりイエローオウルとそっくりさんになった亀夫くん)


それに付随し、「イエローはカレー好き」というイメージがあるが、カレーが好きなイエローはキレンジャーと『太陽戦隊サンバルカン』のバルパンサーくらいである。カレー好きなキャラ自体は『電子戦隊デンジマン』のデンジブルーや『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドも存在しているが。

ではパブリックイメージはどこから?

では何故そんなパブリックイメージがあるのか?
カラーはゴレンジャーからというのは分かるがそれ以外はあまりスーパー戦隊からの要素はない。
というわけでスーパー戦隊以外に目を向け考えてみよう。

科学忍者隊ガッチャマン

1972年10月から1974年9月まで放送されていたアニメ作品。ファミ劇で再放送されていたし、近年でもリメイク作品があるので知っている人は多いだろう。
この作品はなんとゴレンジャーより前に放送されていた。ゴレンジャーより前の作品なのだが、個性豊かな5人組で女性メンバーも存在しているという部分はスーパー戦隊を感じさせるだろう。
熱血風(別に熱血ではない)リーダーの主人公・健。ニヒルで健とぶつかる事があるジョー。健に恋心を持つジュン。子供な甚平。身体のデカイ竜。
おお凄い。もうこれで決まりじゃないか。
実際このガッチャマンとゴレンジャーが混ざった認識が誤解され今も続いているというのはあるだろう。なにせガッチャマンは大ヒットを記録しているコンテンツである。そしてキャラクター分けも分かりやすい。誰が最初に混ぜた認識をし始めたのかは謎だが、最初は知っている人が分かる合わせネタだったとしても、次第にロボットなら何でもガンダムと呼ぶ母ちゃん状態の人に広まればそれがメジャーな状態になっていく。まあそういう事だろう。


超電磁ロボ コン・バトラーV』/『超電磁マシーン ボルテスV

だが待ってほしい。ガッチャマンスタイルのヒーローは他にも居る。
それがガッチャマンより少し後に放送された「長浜ロマンシリーズ」に分類され、それの第1作目、第2作目となる『超電磁ロボ コン・バトラーV』と『超電磁マシーン ボルテスV』である。
両者共にスパロボでも有名な作品であり、前者は今から10年くらい前にゴールデンでやってた『お願い!ランキング GOLD』で三ツ矢雄二氏が出演した際に紹介されて持ちネタにしていたり、後者は最近フィリピンでリメイクされ、アニソンランキング番組でも紹介されたのでそれなりに知っている人は居るだろう。
両者共に共通して「五つのマシーンに乗る」、「五つのマシーンが合体する」、「メンバー構成が似ている」などの共通点を持っている。また、コンバトラーは初めておもちゃでもちゃんと変形するロボットアニメとして出ており、その後スーパー戦隊に与えた影響も大きいだろう。
メンバー構成自体もガッチャマンと似た様な感じになっており、これらも含めて所謂「五人の戦士」のイメージ像として根付いているところはあるだろう。


ゲッターロボ』/『ゲッターロボG


そしてもう一つ、忘れてはいけないのは『ゲッターロボ(TV版)』だろう。
1974年、上記の『超電磁ロボ コン・バトラーV』の二年前に始まった本作。なんと言っても日本の合体ロボの元祖(まあ実際は『ウルトラセブン』のキングジョーが先なのだが)であり、今なおその人気は色褪せないコンテンツの最初の作品である。
ここではTV版を触れるが、熱血系主人公の竜馬、クールでニヒルそしてボインちゃんが大好きな隼人、そしてデブでムードメーカーな武蔵及び弁慶とキャラクター像がハッキリしている。そして紅一点のミチルや子供の元気も存在しており、非戦闘メンバーも含めるとかなりガッチャマンに近いスタイルだろう。
上記で戦隊のパブリックイメージはほぼガッチャマンからだろうとは言ったが、所謂熱血的な主人公は竜馬が源流なのではないかとも言えるだろう。

つまりどういうことなの?

ここまでを踏まえた上で、結局「戦隊のパブリックイメージはどこからなのか」という話なのだが、これは結論づけるなら「『科学忍者隊ガッチャマン』を筆頭に同時期にあったアニメの影響が大きい」と「それに付随して『秘密戦隊ゴレンジャー』のイメージが大きい」と言えるだろう。
まあしかし、今回は触れなかったがガッチャマン自体も1964年(初代ゴジラと一緒)の漫画で恐らく日本におけるかなり古いチーム物作品である『サイボーグ009』の影響はあるだろうしとなってくる。それじゃあもう石ノ森章太郎が凄いんじゃないか?いやでもチーム物なら『里見八犬伝』が古いし、事実『電子戦隊デンジマン』はそこから影響を受けて・・・・・
あまりにも掘り下げすぎるとなんだか纏まらなくなってきたのでここら辺で締めよう。
まあとにかく、現代人が『里見八犬伝』や『サイボーグ009』をそんな詳しく知るわけがないので(ボクも知らないし)この項で最初に言った事が全てだろう。

まとめ

いかがだっただろうか?
これは最初『戦隊大失格』のアニメ化に際し書き始めたのだがスッカリ放置していたブログであった。しかし『桃の園』の存在もあり改めてちゃんと書こうと思い今回完成させた次第である。
このブログを書く上で最初ボクは「ガッチャマン辺りと混じってるんだろうな」とは思った。実際の所多分そうなのだが調べてみるとゴレンジャーよりガッチャマンが先で驚いた。ガッチャマンは最初2年やり、その数年後には続編もやっているため、それだけ人気があるからこそ日本人の一つのジャンルのイメージ像として根付いているんだなと思うと面白いなと感じるものである。
しかし、『桃の園』の作者が言及していた「全員が女性の戦隊モノ」とは一体何なのか。それが気になるばかりである。

というわけで話が脱線し始めたので今回はこれで終わりである。
まあとにかく、パブリックイメージというのは意外と当てにならないため、知っている人は揚げ足取りをしない程度に「違うんだよ母ちゃん!」と言っていくしかないだろう。


それでは次回のブログで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。ノシ



yukinokino.hateblo.jp

こっちも合わせて読んでね

日本のヒーロー。前を向くか、後ろを向くか。



ではここで質問です。
特撮作品で相手を撃破した際に、ヒーローは敵側を向くでしょうか?それとも爆発に背を向けるでしょうか?



あなたはどちらを思い浮かべましたか?



ボクはふとこの構図を思い浮かべる時はやはりヒーローが爆発に対して背中を向けている印象がある。これは特撮に限らずロボットアニメなんかもそうだろう。
しかして、ここ最近YouTubeで『バトルフィーバーJ』や『電子戦隊デンジマン』、TOKYOMXで『マジンガーZ』を見ていると実は爆発の際にそんなに敵に背中を向けていないなと感じる。また、よく考えてみると『ウルトラシリーズ』においても、敵である怪獣を撃破する際にウルトラマンが背を向けている印象はそんなにない。

では一体いつ頃から、またどういう構図で「ヒーローが爆発に背を向けるのか」というのを『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、『スーパー戦隊』を筆頭とする特撮ヒーロー、そしてロボットアニメをメインに今回は考えていきたいと思う。

印象に残りやすい?背後爆発


上記でも書いたが、人の記憶に残りやすい爆発シーンと言えばやはり「人物を手前に背後で爆発する」という構図だろう。この構図は『ウルトラマン』では多用されないが『仮面ライダー』、『スーパー戦隊』で特に多用される構図となっている。



特に『スーパー戦隊』においては名乗りで爆発等身大で敵を倒した時に爆発ロボ戦で爆発と爆発三昧なため印象に残りやすいだろう。

背後爆破の歴史

というわけで上記を踏まえた上で背後で爆発する構図の歴史を探っていこうと思う。
ただ、ボク自身特撮にとても詳しいという人間ではないため、ザックリとした物になってしまい、もしかしたら間違っているかもしれないがそこは許してほしい。

まず『仮面ライダー』だが、こちらは恐らく恒常化していったのは『仮面ライダーBLACK RX』のリボルケインでの撃破時の決めポーズからだろう。


そして少し時間は流れ、『仮面ライダーアギト』のライダーキックを始まりに様々なシーンで敵を倒した際に使われる構図となっていってるだろう。



そして『スーパー戦隊』。
こちらはロボ戦において、『仮面ライダーBLACK RX』と同時期の『鳥獣戦隊ライブマン』のライブロボの必殺技、スーパーライブクラッシュでのシーンが恐らく最初だろう。

そしてそこから約20年の時が流れ、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカレンジャーロボのジャスティスフラッシャーで恐らく久しぶりの復活。以後はシリーズのロボ戦でも度々使われるようになっただろう。


一方で等身大での必殺技においては『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムファイヤーの必殺技であるDVリフレイザーでの決めポーズとして多用されており(本作では他にもベクターハーレーがあるがこちらは撃破はしていない)、その翌年の『百獣戦隊ガオレンジャー』の破邪百獣剣において合体攻撃などでのシーンで多用されるようになり、以降のシリーズにおいてもお決まりになってくという感じである。(無論例外はある)


また同じく東映の「メタルヒーローシリーズ」の『重甲ビーファイター』でも確認できる。



そしてあまり背後爆破が多用されない『ウルトラマン』では、恐らく一番古いのは『ウルトラマンガイア』にてウルトラマンアグルがΣズイグルを撃破した際に、アグルが歩く背後でΣズイグルが爆散していくというシーンだろう。

その後『ウルトラマンメビウス』のグドン戦において、メビウスがメビュームブレードを使用しグドンをすれ違いざまに斬り、撃破したシーンで確認できる。

ボク自身ニュージェネ作品には詳しくないため、ニュージェネで使われているかはここでは言及できないのだが、最新作の『ウルトラマンアーク』においても1話でこの様なカットを披露している。


そして気付いた人も多いかもしれないが、これらの作品は古くても昭和63年であり、特撮においてはほぼ平成になってから使用され始めたカットだと言えるだろう。

ヒーローと爆発は同時に映らない?

そして色々見ていくと意外と面白いことに気付く。
それは昭和作品においてヒーローと爆発はあまり同じ画面に映らないという事である。
いや正確に言うと敵からの攻撃での爆発なんかは当然あるのだが、それ以外ではあまりヒーローと爆発は同じ画面に収まらないことが多い。

ヒーローと爆発という部分では『仮面ライダーV3』のとにかくひたすら爆発していくOPが有名だろう。

また、『電子戦隊デンジマン』のEDにおいても爆発の中をかけていくデンジマンのシーンがある。


しかし本編となると意外と無い。
スーパー戦隊」と言えば名乗りで背景が爆発というイメージがあるが、これはシリーズ7作目の『科学戦隊ダイナマン』が最初である。

戦隊において爆発と言えばダイナマンと言うくらい爆発が多用される作品が最初なのは意外ではあるが納得のいく話でもある。
しかし、『鳥獣戦隊ライブマン』で久しぶりに使われたと思ったら、そこから暫くシリーズにおいての名乗りシーンはメンバー全員が名乗り終わると何かしらのエフェクトが出て光ったりするというのが主流となっていた。そしてダイナマンから20年経って『爆竜戦隊アバレンジャー』で久しぶりに名乗りでの爆発を披露。以降シリーズでは個別の名乗りで爆発したり、従来のエフェクト方式を踏まえた物をやったりと色々なバリエーションが生まれる。そう考えると意外にも名乗りで爆発は歴史が浅かったりもする。(全体名乗りでの爆発とCGエフェクトの2種類が両方存在するシリーズもあり、ここはその回の担当監督に左右される)

特撮は工夫の積み重ね


では、そうした敵の爆発とヒーローを同じ画面に映してない時代はどうしていたのかと言うと、これは「ウルトラマン」、「仮面ライダー」、「スーパー戦隊」のどれも同じ手法を取っている。
それは必殺技を打つ→敵を中心とした画面になり敵が被弾する→爆発という流れになる。

特に『バトルフィーバーJ』の後半や『電子戦隊デンジマン』では爆発シーンすらもバンクの場合があり、ロボ戦ともなるとほぼバンクで繋いでいたりもする。
また、90年代頃からの戦隊ロボは敵が爆発した後に一つ決めポーズを付けるというのも恒例の流れとなる。

ウルトラマン」や「仮面ライダー」においてもこれは変わらず、どの特撮においても「敵(その回の主役)の散り際は敵だけを画面に映す」というのがお決まりとなっている。


特撮作品は基本的に毎週放送され、それが1年も続き、しかも毎年新しい作品を作り続けている。バンクで工夫したりするのは限りある予算でどう魅せていくのかという課題もクリアするためのその時々に合わせた工夫が編み出された技と言えるだろう。

ヒーローと爆発の両立は意外と大変?

しかし、先述した通り平成、特に2000年代に入ってからはヒーローと爆発を同じ画面に映す手法が増えてきた。しかもその爆発は基本的にCGではなく火薬でだ。
もちろんCGでの爆発エフェクトをかけるものも見られる。(特に仮面ライダースーパー戦隊などロケ先を戦闘に使う場合は爆発の火薬を使わない手法を取るシーンも見られる)
しかしそれをすると一つ大変な問題が発生する。

そう、特撮が好きな人なら誰しも気にしたことがあるであろう「敵が爆発するとちょっと位置やポーズがズレる」アレである

爆発したタイミングに位置やポーズが数ミリ程度だがズレる関係で映像がパカっとした感じに見えるアレ。
ボク自身はそれも味だと思い結構好きなのではあるが、撮影の大変さを感じさせるものだろう。

一度敵が地面に倒れるまでを撮ったらカットをかけ、その後敵を退避させ火薬を仕掛け、再度ヒーロー(スーツアクター)にズレなく同じポーズをしてもらい、爆発のカットを撮るというのは中々に大変な作業だろう。流石に映像のいろはも知らない素人でもそれくらいは感じられる。



それでもやる理由としてはやはり「カッコイイ」からだろう。

アニメにおいて

ではアニメではどうだろうか?
古い作品、特に『スーパーロボット大戦』で必殺技を見てきたロボの原作の技を見てみると意外と爆発シーンは違ったりする。
やはり必殺技のあとは必殺技を食らった敵に画面を切り替えて爆発、もしくは必殺技の後にそのまま爆発シーンが画面を占拠するというのがお決まりだろう。

そこで第一に印象に残るのが『機動戦士ガンダム』である。
機動戦士ガンダム』において最も有名である1話でガンダムがザクを切り裂き倒すシーン、こちらは恐らく当時としては珍しかった主役の後ろで敵が爆発するシーンとなっている。


そしてロボットアニメで敵が背後で爆発するといえばやはり勇者シリーズだろう。

敵を剣で斬り、背景で敵が爆散していく。この構図を強く印象付けているのはこのシリーズの存在も大きいのかもしれない。

こうしたものもあるからか、『スーパーロボット大戦』においてもそういった演出を取り入れたアニメも多く見られる。

では何故ヒーローは振り向くのか


ここからは映像のいろはも知らない素人の戯言だと思い、生暖かい目で読んでもらいたい。
何故ヒーローは振り向くのか。
これはもう偏に「カッコイイから」だろう。

歌舞伎の見え切りで主役が客席に向かってポーズを取る。
ルパン三世』で敵を斬った石川五右衛門が敵に背を向けながら「またつまらぬものを斬ってしまった」と言いながら斬鉄剣を納め、その後ろで敵が倒れる。
いやー、カッコイイ。
これはもう日本人が「歌舞伎」や「時代劇」で培ってきた一つの「美しい画」なのだろう。(多分)

また爆発をヒーローの前に配置する場合、ヒーローに爆発が被らない様に画面を工夫しないといけない。そうなると画面の半分が爆発、もう半分がヒーローという画面作りになるだろう。
そして、日本においての画面作りは右から左の方向に作る方が多い。これは舞台の上座下座の造りからの流れであり、人間の視覚的にも左から右に流れるよりも右から左に流れた方が多分気持ちいいのだろう。だからかパースを効かせて奥行きのある画作りをする際は右側を奥とする画がよく見られるのだろう。
そうなると必然的に右側にヒーローを配置し、左側に爆発を奥配置となる。

(この画面作りは光線の奥行を見せるためなのかウルトラシリーズではよく使われている)


一方で、爆発を画面奥に配置する際は、あくまで爆発は背景なため被写体であるヒーローと被っても問題ないためどこに置いても画になるというメリットがあるだろう。


ヒーローという存在のカッコよさをより際立ててくれる。それが背景爆発の醍醐味だろう。

そこでじゃあヒーローにどこを向かせるかとなると、やはり視聴者に対する向きになるカメラへだろう。
爆発した際にヒーローをカッコよく見せたいのに、肝心のヒーローが見る側に背中を向けていたら画としてのインパクトが弱くなる。だからこそカッコよさを極めるためにも振り向くのである。

もちろん振り向かないこともあり、それはヒーローがちゃんと敵を倒せているのかに対して目を離さない、最後まで油断をしない緊張感を出す味となる。

(仮面ライダークウガではこの手法が見られる)


なので爆発シーンは、そのシーンをどう作りたいかの製作者の拘りが詰まっているシーンの象徴とも言えるだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。

なんだか書いてて迷走したような言葉がまとまってない様な気がするがまあそこは気にしたら負けだろう。

今回このブログを書くにあたって特撮の爆発シーンを見てみると意外な発見があったため、より一層特撮を見る面白さが増えた気がする。
時代劇というジャンルが衰退していき、今や大河くらいしかない今のテレビドラマにおいて、やはり特撮と刑事ドラマというジャンルは画作りとしてかなり勉強になる物だろう。
特撮は特に、日常シーンに殺陣、フィクションのリアルと色々な物が詰まっているため、画作りの勉強として見るだけでも相当な発見があるのではないだろうか。
まあボクは絵が描けなければそう言った映像職に就くこともないため勉強しても活かす機会が訪れることがないわけだが。


といったことで今回のブログは終わりである。

次回は実は数ヶ月前にちょっと書いて放置していた戦隊関連のブログをそろそろ完成させて公開しようかなと思っている。
前回告知したガルクラのブログはまだ手も付けていないためもっと先になると思う。申し訳ない・・・。

ではまた次のブログで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ノシ