ユキノの雑語りブログ

ただのオタク

装甲娘戦機を語りたい(前編)

装甲娘戦機を語りたいとは言ったがやはりそれを語るにはダンボール戦機から語るべきだと思われる。そうなると長くなるので装甲娘戦機の話は後編からしようと思う。

ダンボール戦機

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唐突だが皆さんは『ダンボール戦機』を御存知だろうか?それは今から約10年前、ガンダムで言えばAGE、仮面ライダーで言えばWが放送していたくらいに生まれたレベルファイブ発のコンテンツである。その魅力は何と言ってもプラモ・アニメ・ゲーム(あと漫画)の同時展開である。
当時ガキでプラモと言えばガンプラだったボクはこれを見てこう思った、「こんなんガンプラのパクリやんけ!ガンプラやるわ!」と。しかしまあ仕方ない話である。そもそも当時まだあの妖怪共が出てない頃のレベルファイブコンテンツと言えば『イナズマイレブン』と『ガンダムAGE』であった。前者はそもそもスポーツ漫画を好んで読まないボクにとっては微妙で、内容も内容なため「いや、まじめにサッカーやれよ。」と思っていた(まあでも漫画版は少し読んだときに面白かった記憶がある)。そして後者はとにかく作品自体が好きになれず、当時アニメっ子だったのにフリット編の最終回を見逃しても「まあええわ。」という感じで、その後のアセム編、キオ編、三世代編も正直楽しめなかったためあまり真面目に見た記憶が無いのだ。
そんな感じでレベルファイブコンテンツにあまり良いイメージを持っていなかったわけだがこの『ダンボール戦機』は割と好きだった記憶がある。とは言えゲームの方はやったことがなく、プラモは買ったことがなく、コロコロでたまに漫画や特集記事を読み、たまにアニメを見た程度なのだが。

「主人公・山野バンの父親が開発した『LBX』と言う人型小型ロボを『強化ダンボール』をフィールドにして対戦をする」、それがこのダンボール戦機のアニメなどでの世界観である。要はメインがガンプラに置き換わったロックマンエグゼみたいなものである。しかし忘れてはいけないがこれはレベルファイブの子供向け作品である。当然の事ながら話はどんどん大きくなっていき、序盤で大統領(ちなみにこの大統領はイナズマイレブンにも似た人物がいたりする)暗殺を企てる暗殺者が実弾込めたLBXで大統領を狙撃しようとしたり、終盤色々あってメインキャラから死人がでる。そしてその死人に関して続編で一悶着起きる。そう、ホビーアニメであろうが大統領暗殺未遂が起きたり死人が出たりする。それが『ダンボール戦機』である。決して遊戯王ではない。まあ詳しい事はYouTubeなりで配信されている本編を見てほしい。初代OPの「1ドリーム」は名曲である。

そしてダンボール戦機は直系の続編であり山野バンと大空ヒロのW主人公にした「W」、そして山野バンの物語とは関係ないまた別のキャラを主人公にした「WARS」と続く。
ところが3作目にあたる「WARS」のアニメは3クールで終わりを迎えてしまう。関係が無いかもしれなが同時期にプラモデルの名ブランドであるガンプラを扱った「ガンダムビルドファイターズ」が出てしまったのだ。f:id:yukinokino:20210325165856p:plain
元から流行っているのか怪しいダンボール戦機と違い何年も続けて来たブランドを軸にしたアニメであるビルドファイターズはとにかく面白く、単品でも面白いのに今までのガンダムシリーズガンプラの小ネタも仕込でいて色々な層を巻き込んだのだ。
こうしてダンボール戦機は3年ほどで散ってしまった。仕方がない、相手が悪かったのだ。とりあえず、お疲れ様でした。(まあこの後にあの妖怪共が現れ話題を総ざらいするレベルの社会現象になるわけだが)

装甲娘

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さてそんな感じで終わり音沙汰が無くなったダンボール戦機だったがなんとその5年後に奇跡の(?)復活を遂げる。そう、それが『装甲娘』である。ダンボール戦機の名前を持っていないがちゃんとダンボール戦機である。
ボク自身は装甲娘を触れていないためあまり深い事は語れないのだが要はこの装甲娘は「サン娘」や「ロボットガールズZ」と言った「ロボット×美少女」の路線のものである。
5年も経てば小学5年生くらいでダンボール戦機を見ていた世代が高校生になるくらいである。その世代でオタクをやってる人間を懐かしさと美少女で引き込もうと言う感じであろう。実際ボク自身もダンボール戦機がこのような形で蘇るとは思わなかったためかなり驚いた記憶がある。
そんな装甲娘を調べてみるとどうやらわずか半年ほどでサービス休止になったそうだ。そうして月日は流れサービス休止した約2年後に『装甲娘 ミゼレムクライシス』と言うゲームになり復活したようなのだ。
最初の方では「ダンボール戦機」が創作物として扱われている世界観の話だったようだが『ミゼレムクライス』ではリニューアルされ前述の『ダンボール戦機W』の続編としてストーリー展開をしているそうだ。


そんなこんなで色々ありながらも復活したダンボール戦機もなんと約7年ぶりに1クールの深夜アニメとして新作アニメが放送される事になる。そうそれが今回語りたい『装甲娘戦機』である。
後編ではそんな『装甲娘戦機』をネタバレありで最終回辺りを中心に語りたいと思う。


後編へつづく
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