ユキノの雑語りブログ

ただのオタク

2021年アニメ&エピソード10選&雑語り

はじめに

みなさんは2021年はどういう年だっただろうか?これを書いている時点ではもう12月も終わりに入る頃なのだが振り返ってみると本当に何もしなかった年だし新しく始めた事と言えばせいぜい競馬くらいだろう。コロナ禍とかの影響で制限されたとかもあるとは言えこの貴重な1年を結構無駄にしたなと思うと中々に虚しいものである。来年こそは有意義に過ごしたいとは思う。これは多分ここ最近は毎年思ってるかもしれない。
しかしてそんな中でもアニメは毎日放送される。
去年はコロナの影響もあってアニメが延期になったりして新作と再放送の配分がちょうど良かった気がするが今年はかなり多かった気がする。いや実際テレ東が深夜アニメ枠を若干増やしたりとか込みで増えた気がする。その辺りは暇な人が居れば集計して今までの年と比較してみていただきたい。
ただその影響は確実にアニメを見るボク自身にも来ており、他にやる事をしてたりそもそも寝てて見逃したからそのまま見なくなったなんてアニメも多い気がする。例年通りと言えばそれまでだが今年は特に多かった気がする。なのでこの記事自体は「こういうアニメや話がオススメなんだ」程度の気持ちで読んでいただきたい。
駄文が長くなってきたのでそろそろ本題へ移ろうと思う。


今回のアニメ選出のルールは
・新作アニメのみ
・深夜アニメのみで朝夕アニメは例外枠で紹介
・エピソードは1つのアニメから1話まで
・2020年秋クールから始まって2021年に終わったアニメは入れても良い、ただしエピソード選出は今年放送分のみ
・分割2クールは1つのアニメとして扱う
以上5点である。

もう一度言うがあくまでこれは一個人が「面白かった」「好きだった」と感じてるものなのでそこを念頭に置きつつ、見てないアニメや気になるアニメがあれば見る指標にする程度にしていただきたい。
またこれはあくまで思い出した順に書いていくので特にランキング形式というわけではない事も念頭に置いていだだきたい。


エピソード10選

1:『装甲娘戦機』 #7 「スズノの秘密」 脚本:むとうやすゆき
f:id:yukinokino:20211231055830p:plainf:id:yukinokino:20211231055143p:plain
アタックファンクションの反動により休息が必要になったリコ達は四国観光をする事になる。スズノはネイトから四国観光マップを強制的に預けられ強制的に案内役に任命されるのだがいつものようにどうしても仲間と距離を取ってしまう。会った頃からずっと距離を取るスズノを不思議に思っていたリコは遂にスズノに直接理由を聞こうとする。


この話は装甲娘戦機のメインキャラクターの一人であるスズノの主役回である。リコ達が四国観光を楽しむ姿を写す日常回でありながらもスズノと言うキャラクターの掘り下げが行われ、またそれが凄く上手い。下手に語ると見ていない方へのネタバレになる為多くは語れないが、ギャグあり、感動あり、バトルありなこのアニメの良い部分を凝縮したような回になっている。
またこの回でのスズノの心情変化は終盤に活きてくる為実はかなりの重要回だったりもする。
とにかく装甲娘戦機と言えばコレと言える回なので見ていない方は是非とも見ていだだきたい。


2:『ウマ娘 プリティーダービー Season2』 第7話 「祝福の名前」 脚本:池田亮
f:id:yukinokino:20211231061528j:plainf:id:yukinokino:20211231061549j:plain
天皇賞(春)の出走するメジロマックイーンに注目が集まる中、同レースに出走する予定であるライスシャワーはある日、街頭でのとある声を聞いてしまう。それはマックイーンの連覇記録をライスが勝つことで達成されない事を危惧する声である。それを聞いてしまったライスはマックイーンに「天皇賞(春)」には出ないと告げる。マックイーンはライスに天皇賞(春)に出てもらう為にチームスピカのメンバーに説得をするよう頼むのであった。


この話はウマ娘2期のもう一つの主役コンビとも言えるライスシャワーミホノブルボンにスポットが当たる回である(ただし今回のメインはライスシャワーの方である)。どうしても悲観的になってしまうライスが走る意味を見失いかけるがテイオーやミホノブルボンの説得により立ち直ると言う構成にしながら名前に絡めたネタやライスの思いなども描いており、さらにウマ娘特有のギャグ心も忘れないような話になっているのでとても綺麗な回である。流石は及川監督と思える一本であろう。


3:『SSSS.DYNAZENON』 第10回 「思い出した記憶って、なに?」 脚本:長谷川圭一
f:id:yukinokino:20211226001343j:plainf:id:yukinokino:20211226001407j:plain
怪獣「ガルニクス」によってガウマ隊と怪獣優生思想はそれぞれの過去に飛ばされ、囚われてしまう。そんな中、蓬は最初に気付き、ガウマ隊のメンバーを救う為にそれぞれの過去を巡っていく。


この話は『SSSS.GRIDMAN』の第9回「夢・想」を模したエピソードであり、キャラクター達の一番の掘り下げ回である(そもそもこのアニメは意図的なのか基本的な展開は前作と同じにしてある)。
この回で特に掘り下げられたのは今作のヒロイン・南夢芽であろう。
南夢芽の幼い頃に死んだ姉の死の真相を探っていくという今作なのだが、この回で(怪獣ガルニクスの影響で)死んだ姉と出会い、対話する事になる。そして「姉の死は自殺じゃない」と確信し、前へ進む事になる(もっとも確定と言うわけではないので今作だけでは死の真相は謎のままだが)。


また余談ではあるが、この回はこの前年に放送された同じ円谷作品である『ウルトラマンZ』の第14話「四次元狂騒曲」と似たストーリーラインな事も話題になった。こちらの話も「四次元怪獣 ブルトン」の影響で過去に飛ばされた主人公・ハルキが亡き父親と対話するというエピソードなので見ていない方は是非とも見ていただきたい。


4:『バクテン!!』 第9話 「甘えてよ!」 脚本:根本歳三
f:id:yukinokino:20211231064832p:plainf:id:yukinokino:20211231064844p:plain
大会を勝ち抜くために監督から提案された技『組み技』。翔太郎と美里は何度も挑戦するがどうしても上手くいかない。そんなある日、美里が部活にも学校にも来なくなってしまう。美里を探す為に翔太郎と周作は美里の家に訪問する。


この話は、それまで一年生ながらも経験者と言うポジションで上手く技を決めて来た美里の弱味が垣間見える回である。また美里の過去の掘り下げのみならず顧問の先生である周作の過去も少し描かれている。もう一人の主人公である美里がチームと共に前に進む為に重要な回であり、この話の最後に見せる組み技のシーンの演出は本当に素晴らしく、アニメにとって大切な物がシッカリと噛み合いとても感動させられる回となっている。


5:『かげきしょうじょ!!』 第5幕 「選ばれし乙女」 脚本:森下直
f:id:yukinokino:20211231052626j:plainf:id:yukinokino:20211231052636j:plain
先輩達の演じる演目『ロミオとジュリエット』を観た紅華歌劇音楽学校1年生達。それぞれの目的が明確になってきた中、山田彩子は同級生との差に自身を失っていく。そして先生からの「痩せろ」と言う厳しい指摘を受け、その末に遂に倒れてしまう。


この話は主人公の一人である奈良田愛の話が終わった次の回に来るメインキャラクターの一人、山田さんの主役回である。
『かげきしょうじょ!!』は全体的に素晴らしいアニメなのだが個人的に特に好きなのがこの回で、厳しい学校生活に追い込まれていく山田さんが迷いながらもある一人の先生によって「何故自分が合格出来たのか」を知り、成長していく回である。また作中における先生からの厳しい指摘も間違ってはいないため、キャラクターは追い込まれるが嫌味になるキャラクターが居ないという上手い塩梅が出来ている点も個人的に好きだったりする。
『キラっと プリ☆チャン』で「虹ノ咲だいあ」と言うキャラクターを演じた佐々木李子さんによる演技や歌唱は必見である。


6:『小林さんちのメイドラゴンS』 第9話 「いろいろワケがありまして(エルマざんまいです)」 脚本:山田由香
f:id:yukinokino:20211231053814j:plainf:id:yukinokino:20211231054017j:plain
自分の働く会社の労働環境がおかしい事に遂に気が付いたエルマが会社に待遇改善を要求する活動を開始する。慣れきってしまった小林さんは「無理だろう」と思いながらもエルマの書いてくる改善案の書類に目を通していく。


この話はメイドラゴンのメインキャラの一人、エルマの主役回である。メイドラゴンは基本、1本の話に2話~3話ほど入れるサザエさん構成なため1本目はエルマが改善要求に奮起する話、2本目が子供たちのキャンプに保護者として参加する話、3本目がエルマとトールと勝負する話となっている。
今回は特にその中の3本目の話が個人的には大好きで、エルマが地上界に来た理由、今よりも昔の頃の生活の思い出、エルマの思いなどを京都アニメーションによる迫力のあるバトルシーンと同時に描くので必見である。
エルマと言うキャラクターが本当に好きになれる素晴らしい回なので見ていない方はこの話だけでも見ていただきたい。


7:『月とライカと吸血姫』 第7話 「リコリスの料理ショー」 脚本:牧野圭祐
f:id:yukinokino:20211231203517p:plainf:id:yukinokino:20211231203531p:plain
遂にイリナの打ち上げ実験が始まる。イリナは「リコリス」と名付けられ、諸外国への隠蔽の為に宇宙に上がったタイミングでの状況に応じて料理のレシピで報告するよう命令される。


この話は当時見た時に「もう打ち上げをするの!?」と言う驚きがあった。何故ならイリナの打ち上げは最終回辺りで行うと思ったからである。しかしこの話はこのタイミングだからこそ活きる物であった。
前半の総まとめに位置する話でありながら後半の主人公・レフの物語を形成する上でとても重要だからだ。
この回は特にイリナ打ち上げ後がとても素晴らしく、イリナとレフの関係性の会話や関係性などが特に美しいので必見な回であろう。


8:『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~』 episode07 「cheer up!」 脚本:待田堂子
f:id:yukinokino:20211231220118j:plainf:id:yukinokino:20211231215434j:plain
練習試合が終わりそれぞれの課題が見えてきたドリームモンキーズの6人。その中でもゴールテンダーの薫子は自分のポジションに不安を感じていた。そして夏休みのある日、6人は水沢姉妹の祖母から沖縄の知り合いの店のバイトを提案され、沖縄に向かう事になる。


この話も大好きな主人公ではないキャラの単発の成長回である。薫子の悩みや解決のさせ方も鮮やかである。
またわざわざ水着回をやるために沖縄にまで飛ばすなどサービス精神も忘れていない。
そしてこのアニメを制作したC2Cは『はるかなレシーブ』を制作していたので沖縄でビーチバレーはそれを意識しての事だろう。



9:『SK∞ エスケーエイト』 #10 PART 「言葉のいらないDAP」 脚本:大河内一楼
f:id:yukinokino:20211231230109j:plainf:id:yukinokino:20211231230122j:plain
愛抱夢との闘いの後スケートが出来なくなってしまった暦。しかしランガはどんどん愛抱夢に近づいていく為距離を感じるようになっていた。そして暦は答えを見つけられず迷っていた。

この話は主人公である暦とランガにとって重要な回であろう。本作のラスボスに当たる愛抱夢に対するそれぞれの思いやこれからの向き合い方などがシッカリと描かれており、落としどころも良く、和解エピソードとして完璧な一本であろう。

本作品は『ガンダムビルドファイターズ』のようなバディ物が好きな方はハマると思うので是非ともこの話だけではなく1話から見ていだだきたい。


10:『アイ☆チュウ』 #6 「equipe ~私の居場所~」 脚本:福島直浩
f:id:yukinokino:20211231232527p:plainf:id:yukinokino:20211231232543p:plain
東京でのライブを控えた心は飛行機で東京に戻ろうとする。しかし天候悪化により飛行機が欠便となってしまう。代わりに新幹線に乗り込むも新幹線も途中で止まって動かなくなってしまう。


この話はアイ☆チュウのメインキャラの一人、華房心の主役回である。女装アイドルという中々なインパクトなキャラだが個人的にかなり好きなキャラである。
この回では1話完結かつ悪天候で来られないアイドルを待つ場繋ぎとして他のキャラが奮闘する回と言うアイドルアニメでよくある回なのだが、その中で意地でも会場に向かう心や、心の過去、思いなども描かれていて非常に素晴らしい回である。
個人的にこのアニメは微妙に刺さりきらなかったのだがこの一本は本当にオススメ出来る話だろう。



エピソード 番外編

ここからは朝夕アニメや10選に入れたかったが枠の都合などで入れられなかった回を書いていく。
読み飛ばしたい方は目次で次の項目に飛ぶかそのまま下までスクロールしていただきたい。

・『ラブライブ!スーパースター!!』 第11話 「もう一度、あの場所で」 脚本:花田十輝
f:id:yukinokino:20211231234028p:plainf:id:yukinokino:20211231234047p:plain
ラブライブ!地区予選を突破したLiella!にかのんと千砂都の母校の小学校からライブの依頼が届く。しかしそこはかのんにとっては人の前で歌えなくなった場所でもあった。かのんを成長させるためにLiella!のメンバーはソロで歌わせるために計画を立てる。


この話は花田脚本作品でよくある『決別』の回である。花田脚本は本当に決別の描き方が上手い為この話もとにかく素晴らしい。本戦に向けてのかのんの成長や、それに伴うかのんの過去の描き方が本当に素晴らしく、個人的に本当に素晴らしい一本である。
本作品はこれまでのシリーズと違い夕方放送になっていた為10選に入れられなかった為ここで紹介させていただく。


・『ミュークルドリーミー みっくす!』 第28話 「京都でマイラブ♡」 脚本:金杉弘子
f:id:yukinokino:20220101001859p:plainf:id:yukinokino:20220101001921p:plain
もうすぐまいらの誕生日。今年は誕生日が平日な為休日を使って京都旅行をする。まいらの父にも了解を得てゆめ、朝陽、ときわ、琴子は月島家の京都旅行に同行する。


この回は1年目でも特に評価の高かった月島まいら誕生日回である。1年目と違い今回は事情を知っているメンバーと共に京都旅行を楽しむという構成になっている。また、このアニメでは悪役にも超えてはいけないラインを超えさせないようにしている為今回のゆに様が1年目と違った行動を見せるのも注目である。
今作を見ていない方にもオススメ出来る回だろう。
今作も朝アニメな為10選には入れられなかったのでここでの紹介にさせていただく。



アニメ10選

1:『IDOLY PRIDE』
f:id:yukinokino:20211224043946j:plain
2021年を語る上で外せないアニメと言えばやはりコレだろう。なにせ1月から放送し始めて3月に放送が終わり、何故かそこから3クール連続で再放送をしたので1年中放送してたからである。しかもMX放送での深夜アニメなのに2回目の再放送はテレビ東京で月曜夕方17時55分からと言う異例なものである(もっともこの放送を最後にテレ東夕方アニメ枠は半分が終わるのだが)。この再放送記録は『はいふり』を超えるものである。
ネタバレになるので詳細は伏せるが内容自体はアイドルアニメなのだが不随する要素が何とも斬新で、今までのアイドルアニメでは無かったものであり初見ではかなり驚かされたものである。そしてこのアニメの斬新な要素がとある他のアニメと完全に事故を起こしてとても盛り上がったのもとても面白い事例であった(企画発表の時期なども考えるとどう考えてもパクリでは無く完全に事故である)。
ただその要素の驚きだけでは終わらずキチンとしたアイドルの成長物語を見せてくれるので個人的にとても楽しく見られ、再放送もかなり楽しんだアニメである。
1クールアニメで綺麗に終わるのでアイドルアニメ初心者などにオススメだろう。

そしてこのアニメで長瀬麻奈と言うキャラクターをとても魅力的に演じ、印象的なキャラクターにしてくださった神田沙也加さんのご冥福をお祈りします。


2:『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』
f:id:yukinokino:20211224044055j:plain
このアニメは2021年、令和3年と言う時代に突如現れたとてもイカレたアニメである。内容の導入自体は色々あって主人公が異世界に飛ばされると言うありきたりななろう系アニメなのだが、このアニメはそんなものでは収まらなかった。
まずはヒロインなのだが、メインヒロインはゴリラである。何を言っているのかが分からない人も居ると思うがゴリラである。何一つとして嘘は言ってない、ゴリラである。しかも声はドギー・クルーガーデカマスターでお馴染み稲田徹である。しかもそのゴリラとの生活が2話くらい続く。
そしてとにかくネタを詰め込みまくる。しかもそのネタ自体も10年前のニコニコ動画を筆頭とするネットのネタを始め、色々な作品のパロディ。さらには歴史上の偉人や普通に存命の力士まで飛び出してくる。
そんなぶっ飛び要素にギャグばかりの作品なのだが地味にお話がシッカリしており、基本的にどんなキャラも嫌いになる要素も無くとにかく好きになっていきとにかく癖になる作品なのである。
また『白い砂のアクアトープ』や『ラピスリライツ』とキャラクター原案が同じなのでそこが話題になったりもした。
ギャグやお話のテンポもとてもよく、そしてとにかく笑わせてもらったアニメなので個人的にかなり好きであるのでかなりオススメな一本である。

3:『やくならマグカップも/やくならマグカップも 二番窯』
f:id:yukinokino:20211224044132j:plain
このアニメは日常系アニメや部活アニメ、そしてご当地アニメの要素を兼ね備えたアニメである。
原作が岐阜県多治見市でも物なので他のアニメでは見る事があまりない『陶芸』に焦点が当てられており、陶芸部に所属する4人の少女達の物語が描かれていくものである。
脚本は特撮では『仮面ライダークウガ』、『特捜戦隊デカレンジャー』、『魔進戦隊キラメイジャー』、アニメでは『アクティヴレイド-機動強襲室第八係-』、『アクションヒロイン チアフルーツ』などでお馴染みの」荒川稔久」である。なので、キャラクター達の関係や心情を繊細に描きながらも、ギャグや小ネタなどを随所に散りばめており、それの元ネタなどを探すのも楽しみ方の一つだろう。
またこの作品は前半15分がアニメ、後半15分が実写パートになっており、アニメ単体で見るのなら短い時間で見られるし、実写パートを見ると多治見の事がより知れて本編の理解にも繋がるのでオススメだろう。ただ一つ、配信だと例の歯医者のCMが無いのが残念ではあるが・・・。
日常系アニメやちょっと変わった題材が好きな方にオススメな一本であろう。


4:『Sonny Boy』
f:id:yukinokino:20211224044142j:plain
このアニメは正直好みが分かれると思う。ほぼ全部見たボクでも正直話の2割も理解してないと思う。ただこの作品はそれで良いと個人的には思う。
ざっくりと説明すると、学校ごと真っ暗な空間に転移させられた生徒達が、自分達に身に着いた様々な超能力を駆使し、世界を移動しながら自分達の世界に戻る為に奮闘するという内容である。
このアニメはとにかく作画や演出、画作りがなどが凄く内容を楽しむというよりも視覚的に楽しむというものであろう。
ただエピローグはとてもよく、『明治東京恋伽』のようなどこか寂しさもありながらも良い終わり方をするので個人的にかなり好きである。
視覚的に楽しめるアニメが見たい、そんな方にオススメな作品であろう。


5:『オッドタクシー』
f:id:yukinokino:20211224044153j:plain
このアニメは放送終了後に結構話題になったので知っている人も多いだろう。
内容としては、タクシー運転手小戸川が色々ありとある事件に巻き込まれ、タクシーを中心に物語が広がり、織りなされていくというものである。
このアニメは1話放送当時リアタイした人間が「これ本当に30分なのか?」「ショートアニメでよくない?」みたいな感じになっていた。と言うかボクがそうだった。3話辺りからギャグのテンポなどで盛り上がっていき、その数話後からだんだんと謎が出てき、それを考察するなどの面白さが生まれ評価は鰻登りになっていた記憶がある。
そんなこのアニメは劇場版が決定するくらい人気になっている。是非一度、見た方が良いアニメだろう。そして時間があれば二周目をしていただきたい。新しい発見があるだろう。


6:『逆転世界ノ電池少女』
f:id:yukinokino:20211228025247p:plain
このアニメは2021年秋クールと言うロボットアニメ戦国時代クールに放送されたアニメである。内容はロボットアニメ版『AKIBA'STRIP』と言った感じであろう。だだしギャグ寄りと言うよりは熱血ロボットアニメの様なフォーマットである。
平成のオタク文化を守ろうとするレジスタンスとそれを潰し、規制をしようとする政府側と言う戦いをベースに話を動かしながらある意味どちらでもない主人公・細道とヒロイン3人との関わりを描いていくアニメであり、それぞれ違った魅力を持ったヒロインも見てて楽しく、好きになる要素も多いためオススメな作品である。
平成の空気感が好きな人、ロボットアニメが好きな人には特にオススメな一本であろう。


7:『BLUE REFLECTION RAY/澪』
f:id:yukinokino:20211013131738p:plain
このアニメはゲーム『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』の続編になるアニメであり、アニメ放送後に出た『BLUE REFLECTION/帝』に繋がる話である。
1クール目前半は少々人を選ぶがこのアニメは1クール目後半からだんだんと面白くなっていく。
作風で言えば『仮面ライダー剣』や『仮面ライダーセイバー』に『ハートキャッチプリキュア』を合わせたような感じである。
また、キャラクターも個性的であり、その中の一人『駒川詩』は強烈なキャラクターな上に数々の迷シーン・迷台詞を残し、視聴者の間では話題になったりもした。
バトルヒロインアニメが好きな方、平成仮面ライダーが好きな方にはオススメ出来る一本であろう。

余談ではあるがこのアニメも実は記事は書いてはいるのだが放置しているのでちゃんと書き進めて公開出来ればなぁと思っている。


8:『装甲娘戦機』
f:id:yukinokino:20210326014149j:plain
このアニメは『ダンボール戦機』の関連作品である。この作品に関しては個別で記事を書いているので詳細は省くがとにかく良いアニメだった。ちなみにこのアニメがあったからこのブログを始めたようなものである。
当時は「ダンボール戦機の美少女化コンテンツのアニメ化」くらいの認識しかなかったのだが1話やOPを見た時にダンボール戦機を見ていたあの頃の思い出が蘇ってかなりテンションが上がった記憶がある。
とにかく話のテンポ、キャラ、シナリオがとてもよく結末までかなり好きなのでオススメな一本である。


9:『ゲキドル』
f:id:yukinokino:20210504095852j:plain
このアニメは『舞台演劇』+『アイドル』+『SF』と言うキメラな作品であり、実は制作などはかなり前からやっていたがお蔵入りになっていたなどの噂があるアニメである(実際に主演の赤尾ひかるさんも「このアニメが最初のアフレコ」と言っている)。
序盤は小さな劇団が奮起する話なのだが話が進むごとに段々とSFに呑まれていく。そして終盤は色々と凄い事になる。
ただぶっちゃけると毎週追いながら考察なんかもしながら楽しんでいたがSF部分は理解出来ない。しかし、多分この作品はそれで良いのである。多分これは誰にも理解出来ない事なので理解はしようとせずに雰囲気で楽しめればそれで良い。そんな作品である。
ただ本筋は本当に好きな作風でオチも綺麗なので一見の価値アリと言える作品であろう。


10:『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』
f:id:yukinokino:20211224044324j:plain
このアニメはタイトルからも分かる通りゴジラのアニメである。ちょっと前にあった虚淵脚本のアニゴジでは無く新作である。
このアニメは小難しい理屈やSF要素を凄く丁寧に並べているが、それが理解出来なくてもとにかく怪獣が暴れ回る姿を見せる方面でも楽しませてくれる物である。
出てくる怪獣も、元ネタの名前や姿のまま派生したもの、名前はそのままだが元ネタが複数あるもの、新規の怪獣だが元ネタが複数ある物と様々である。
また「ジェットジャガー」の出世作でもあり、オリジナルの登場作品である『ゴジラ対メガロ』の後半で「正義の心で巨大化した」と言うよく分らない理屈で巨大化する部分をシッカリと緻密に作り上げているのもポイントである(補足をすると対メガロは1973年公開なため丁度時期的にはウルトラマンタロウが放送されていた「第二次怪獣ブーム」と呼ばれる時期な為ジェットジャガーウルトラマンを意識したから出来た存在だと思われる)。
昭和後期のゴジラ作品のようなとにかく怪獣が出る作品をやりつつ平成ゴジラの様な作風に仕上がっている為、怪獣映画やウルトラ怪獣が好きな方にオススメの一本だろう。

余談ではあるがガメラシンフォギアとコラボした『大怪獣絶唱』をアニメ化してほしいものである。






番外編として10選以外にも面白かったアニメを書こうと思ったのだが思った以上に長くなりそうなので後日別の記事で書こう思う。ただし気が向いたらなので更新されない可能性があるので御了承いただきたい。


最後に

以上が2021年の個人的10選である。
体感としては2020年よりも多かった気がするし、寝てたりなどした事が多かった為見てないアニメが多くなったなと言う印象であった。
見てないアニメが多いのはもったいないなと思うがアニメを見過ぎて生活が疎かになるのも不味いので2022年は程々にしながらも極力見てないアニメを減らしていければなと思っていたりする。でもアニメが多いのは事実なので個人的には新作と再放送の比率が6:4くらいだと嬉しいなともいつも思っている。

2021年色々あった方も、そうでなかった方も2022年は楽しんで生活していただきたいしボク自身もそう過ごして有意義に生きていきたいなと思っている。
それでは2022年もよいお年を。