ユキノの雑語りブログ

ただのオタク

Extreme Heatsを語りたい

皆さんは「2022年夏アニメ」と聞かれて何を思い浮かべるだろうか?やはり多くの方はTwitterでも毎週話題になっていた『リコリス・リコイル』や待望の2期放送となった『メイド・イン・アビス』などを思い浮かべるのではないだろうか?(中には『異世界迷宮でハーレムを』や『シュート!Goal to the Future』を思い浮かべる変わった方々もいるかもしれませんが)
そんな中、個人的にそれらよりも上とも思うレベルで面白く、満足度が高かったと思う作品が今回紹介する『Extreme Heats』である。

『Extreme Heats』とは?

『Extreme Heats』は『魔法少女リリカルなのは』や『DOG DAYS'』の原作・脚本でお馴染みの都築真紀が原作・脚本を担当し、『今日からマ王!』、『グラスリップ』、『ばくおん!!』でお馴染みの西村純二が監督を担当したスポーツ&アイドルアニメである。ちなみにキャラクターデザインは同じく西村監督・都築脚本の『ViVid Strike!』でサブキャラクターデザインや総作画監督をやっていた新垣一成である。
このように主要スタッフを見ると『ViVid Strike!』のメンバーが揃っており、もしかすると『ViVid Strike!』が無ければこのアニメは出来ていなかったかもしれない。

ありがとう、『ViVid Strike!』・・・

あらすじ

ロボットなどの工学が発展した近未来。身体補助・強化を行うエクストリームギアを用いたスポーツ「ハイパースポーツ」が確立されていた。
そんな「ハイパースポーツ」の大会が「Extreme Heats(エクストリームハーツ)」である。
「Extreme Heats」は、エクストリームギアを装備した少女達が様々なチームスポーツを大会形式で競っていくものである。また勝利したチームはライブが出来、その規模は勝っていく毎に大きくなっていく。(「勝ったらライブ」が出来ると言った要素は『ウマ娘!プリティーダービー』を彷彿とさせるがまあ大体そういう認識である)

そんな未来のとある一人の少女・葉山陽和が「Extreme Heats」関東大会優勝を目指していくストーリーが本作である。

登場人物

本作の登場人物は非常に多い。その為今回は主人公チームである「RISE」のメンバーを紹介していく。

葉山陽和(ハヤマ ヒヨリ)


高校2年生。
中学生で歌手デビューをしていたが所属事務所から契約解除を言い渡され、その際に「独立してExtreme Heatsに出場し、優勝してはどうか」と言うどう考えても無茶苦茶すぎる提案をされる。
その提案を受け独立した事務所「葉山芸能」を立ち上げ、所長となり、同時にチーム「RISE」としてプレイヤーロボと共に「Extreme Heats」に挑戦をする。
上述の通り歌手の経験があるため作詞作曲もしチームの楽曲も作っている。
天然な所もあるのか、15キロの米を持てなかったチーム「Snow Wolf」のミシェルを見て「非力だ、でも可愛い」と評していた。どう考えても(エクストリームギアの力もあったとは言え)15キロの米を背負って爆走していた方が異常である。

小鷹咲希(コダカ サキ)


中学2年生。
葉山陽和のファン1号であり、「RISE」のチームメンバーの一人。得意スポーツはサッカー。葉山陽和とは「葉山先輩」、「さーちゃん」と呼び合うほどの仲である。
小学生時代に男子に混じってサッカーチームに所属していたが、本気で力を付けていく内に他のチームメンバーの「ただ楽しくやりたいだけ」と言う気持ちと隔たりが生まれてしまい、次第にチームから浮いてしまう形になってしまう。そのため一度はサッカーをやめていた。

しかし「RISE」の第一試合・サッカーにて劣勢になっていた所に前川純華と共にチームメンバーとして参加し、その後正式にメンバーとなる。

前原純華(マエハラ スミカ)


高校2年生。
中3の春まで全国大会に出場するほどの野球チームに所属していた。そのため得意スポーツは野球。

CV優木かなで野球をする高校生キャラ・・・・・・どこかで・・・・・・

月島さんの出番が増えほしいハチナイ2期、待ってます

「RISE」の第一試合にて小鷹咲希と共に観客席から試合に乱入(御幣がないように補足をすると、事前にチームメンバーをしていたためプレイヤーロボと交代する形で参加したためルール上問題は無い。ちなみに葉山の知らない所で登録していた)。そのまま試合に勝利し小鷹咲希と共に「RISE」に所属すし、葉山をサポートする「RISE」のサブリーダーとなる。
明るく大らかな性格である。そのためチームのムードメーカー的な側面もある。
小鷹とは家が隣で幼馴染。

橘雪乃(タチバナ ユキノ)


高校3年生。
得意スポーツは剣道とソフトボール
中学生時代はソフトボールの選手であり、1年からレギュラーになるほどのレベル。そのためソフトボールの世界では有名だったようである。
しかし中学3年生の頃にとある出来事からソフトボールを辞め、自分の家の道場を継ぐために剣道一筋となる。そのため友人関係の遊びなどは基本断っている。
ただ、バッティングセンターには通っていたため、小学生の野球チームの間では「大きい人」と噂されていた(ちなみに真相は胸が大きいであった)。
バッティングセンターで葉山に誘われ「RISE」の練習に参加。そこで実力を見せたため以後も誘われ、特に前川からは積極的に勧誘されるほどであった。
しかしそれでも家の道場の為に参加しようとはしなかったが最後は家族からも背中を押され、「RISE」へのチーム入りを決め、野球の試合中に乱入(一応それを見越して勝手にチーム登録はしてあった)、「RISE」のピンチを救う。

同学年かつ野球経験者と言う事もあってか月島とは特に仲が良い。

小日向理瀬


中学2年生。
得意スポーツは空手とサッカー。
「RISE」の動画を見るのが趣味である。狐の仮面を被って「りせっと」と名乗り自分の空手技を動画投稿し披露していた。
小柄な見た目に対して幼少期からスポーツをやるたびに力加減を間違え怪我をさせてしまう事が多く、小学生時代の空手の大会では憧れの先輩と対戦出来る事に気持ちが高ぶってしまい、蹴りで先輩を倒しそのまま病院送りにしてしまう。そのトラウマ故に他人とのスポーツを辞め、全力を出さないようになった。
どう考えてもファンタジー物で出てくる一人称が「オデ」のバケモノの設定である
川辺で動画撮影をしていた所をたまたま小鷹に発見され、空手の実力を見た小鷹が勧誘。その後も小鷹の積極的な勧誘や1対1の試合の末に「RISE」に加入する。
この対決もあってか、同学年の小鷹とは非常に仲が良くなる。

プレイヤーロボ


「Extreme Heats」で使用が認められているサポートロボット。試合における性能としては本当にスポーツが出来る程度の物であり、一般的なスポーツマンほどではないとなっている。
スポーツをする際に足りない人員を補うために使われており、レンタルサービスが存在する。
「RISE」は最初、葉山一人だったため4人をレンタル。その後は人員が増えていき段々と試合での出番は減っていった。「RISE」の練習のサポートをしており、「RISE」にとっては欠かせない存在となっていると言えるだろう。
名前も葉山がつけており、画像左から「いっちゃん」、「にゃーちゃん」、「サンちゃん」、「しーちゃん」となっている。

ノノ


「葉山芸能」及び「RISE」のマネージャー。最新型のロボットであり、葉山芸能とは期限付きの契約(=レンタル)をしている。葉山芸能は最初の就職先。
マネージャー業を専門としつつも、小鷹と小日向の試合の審判をしたり、時にはメンバーのためにご飯を作ったりと日常生活のサポートもしている。


以上「RISE」だけでもまとめるのが大変な量である。このメンバー以外にも魅力的なキャラは豊富なため、気になった方は是非アニメ本編を視聴してほしい。

本作の魅力

本作『Extreme Heats』の魅力と言えばやはり「見ていて不快な気持ちにならない」と言う部分だろう。それは勿論、キャラの魅力もそうであるし、スポーツの描き方、不快にならないキャラの描き方・ストーリー、細かなギャグの面白さと様々な所が要因と言えるだろう。
本作は本当に不快なキャラ、所謂ヘイトキャラが皆無で、一部存在はしているがそのキャラにも他の話でキチンとフォローを入れ魅力的に描いている。
また、1クールと言う尺もあってかキャラクター関係を下手にギスギスさせたりせず、和気あいあいと本気でスポーツを楽しむ姿勢を描いている。
その他にもキャラクターを無下にしないと言う面もあり、特にプレイヤーロボはスタメン落ちをする形になってもその存在を大切に描いている。
こう言った所からスポーツアニメが苦手なボクでも毎週非常に楽しく見られた作品である。

まとめ

以上、『Extreme Heats』の紹介である。土曜日に『リコリス・リコイル』だけを見ていた人も、そうでない人も是非とも見てほしいアニメである。
最終回は本当にこの作品の集大成として相応しい回であり素晴らしい回である。

また、このアニメを見た人は是非とも『八月のシンデレラナイン』も見てほしい。こちらも似たような雰囲気の女子高生野球アニメなため、このアニメを見た人にはオススメな作品と言える。



今回のブログはここで終わりである。
最後まで読んでいただきありがとうございます。