
皆さんは2,025年春アニメは何を見ただろうか?
個人的には見てたアニメだと原作付きアニメだと『ざつ旅-That's Journey-』、『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』、『mono』辺りが面白かった。また、オリジナルアニメ方面だと『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』、『アポカリプスホテル』、『前橋ウィッチーズ』辺りはかなり話題になり、それ以外にもあまり話題にはならなかったが、個人的には『クラシック★スターズ』がかなり楽しめた。こう振り返るとオリジナルアニメが非常に強いクールだったと言えるだろう。まあ今期もあまりアニメ見てないので知りませんが・・・。
そんな中、今回は『日々は過ぎれど飯うまし』というアニメを紹介したいと思う。
まず最初に言っておきたいがボクはこのアニメにハマり切れなかった。しかしこのアニメは素晴らしいアニメだった。
変な話ではあるけども、ハマれずとも確かに素晴らしいと評価出来るアニメとなっているのだ。
というわけで今回は最終回を見た勢いでこのブログを書いていこうと思う。
本作はどういうアニメなのか?

本作は『のんのんびより』の原作者と監督が作るオリジナルアニメであり、本作が発表された時はそこが話題になっていた。
主人公・河合まこが大学で小学生時代の友人・小川しのんと再会。そこでしのんにサークルの立ち上げの数合わせで誘われ、「食文化研究部」と聞き参加。しかしそれはしのんがくつろぎたいがためのダミーサークルだった。しかし、だんだんとサークル名にふさわしい活動をしていくと言った感じのアニメである。
ビジュアルや原作者、あらすじからも分かる通り、本作は日常アニメである。
そして何と言っても本作の特徴は「変わった事をせずに日常アニメというジャンルを突き詰めている」という事だろう。日常アニメにしては珍しい大学生設定ではあるものの、それ以外はとにかくオーソドックスな少女達のギャグありの日常的描写を貫いている。
本作の特徴・魅力

先ほどの項にも書いた通り、本作は日常アニメを突き詰めた作品だと言える。
では何故そうなのか?というのを主観的に書いていこうと思う。
大学生である意味
本作は珍しい大学生設定である。では何故大学生なのだろうか?
ここで大切になってくるのは「一人暮らしを始めたまこ」、「食文化研究部」、「大学生が故の自由」という点だろうか。
まず一点目の「一人暮らしを始めたまこ」という部分。この河合まこというキャラクターは今まで家族と生活していて外食も家族で行っていたため一人で外食が出来ないという設定がある。この設定こそが重要であり、上京し一人暮らしを始め、一人になったからこそ「0から始める他者との関係性」と「成長と自立」というドラマが発生するわけである。これはやはり世間一般として実家から離れる時期が大学入学頃だからこそ、大学生でないといけない理由でもあるだろう。
そして二点目の「食文化研究部」。これは一つの主題として用意している「料理」という物を日常系のフォーマットである学園日常劇に取り入れる際に「大学」という場所が必要になってくる。サークルであれば学校内でそういった活動をしているという設定でも違和感が少ないだろう。そしてそこでもう一つ必要であるのが「ダミーサークル」から始まるという所である。最初こそダミーサークルで始まり、その活動を誤魔化すために文字通り料理をして活動しているフリをしているものの、それが次第に本物になっていき、5人の日常を彩る物となっていく。それは同時に5人が惰性で日々を過ごすのではなく、目的をもって日常を彩っていく物となっている。メタ的な事を言うと、この「料理」という要素が無かったら、恐らくこのドラマは惰性的で纏まりのない物となっていただろう。つまりこの「料理」という軸とエッセンスを加えるためにはそれ相応の舞台が必要であり、それが「大学」なのである。
最後に三点目の「大学生が故の自由」。大学生というのは特に創作においては「自立や巣立ち」という意味合いを持っているのではないだろうか?多分。詰まる所何が言いたいのかと言うと、親元から離れた純粋にメインキャラのみの描写にフォーカス出来、保護者などの余計な描写をしなくてもいいという所があるだろう。そして免許なども取れる大学生であるがため、高校生や中学生と違った「自由」を描写出来、それ故の様々な行動範囲のドラマが描ける様になっている。多分。
というわけで本作は大学生である意味がキチンとあり、それが故の大学生設定だと思われる。
本作における「料理」
ボクがこのアニメにハマりきれなかった理由は「料理アニメ」だと思ったら「あまり料理がメインではなかった」という部分である。
では本作において「料理」とはどういう立ち位置なのだろうか?
前述した通り本作の「料理」とは本作を彩るためのエッセンスであると言える。それと同時に料理という「複数人で一つの物を作り上げる」、「複数人で同じテーブルを囲む」というのはこのキャラクター達の「友情」の象徴と言えるだろう。料理をあくまで「友情の象徴」、そして「季節の移り変わり」の表現としているため、それに関するドラマを構築しているのが本作である。
「料理」はあくまでもドラマを支える軸の一本であるが、このドラマを作る上で確かに必要だろう。
そういう意味では『ぽんのみち』の「麻雀」に近い要素だろう。
yukinokino.hateblo.jp
ここまで書いてきて何が言いたいかというと、このアニメは「日常作品」を非常に研究し作られている作品だと個人的には思うし、何も起きないからこそ面白い「日常作品」という物を突き詰めた作品だと個人的に思っている、という事である。
まとめ
如何だっただろうか?
簡易的ではあるが、本作はどういう作品だったのかを個人的に書いてみた。
本作はまだまだ続ける余地がある作品であるので続けてほしいが、同時にこの5人で作り上げた関係値を新しいメンバーを入れる事で壊れてしまわないかという心配はある。しかし続きは見てみたい物である。
また本作はEDの「味噌汁とバター」が非常に名曲であり、本作の魅力をグッと押し上げているだろう。なので本作の最終回がこれで締められた時の余韻は凄まじい物である。これから配信で見る人は、当たり前ではあるがOPとEDをスキップせずに見てほしい。
というわけで簡単ではあるが今回のブログはここまでである。
色々アニメのブログを書きたいものの、中々時間が無いものである。まあ気楽に生きていきましょう。
それでは次回のブログで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ノシ