
皆さんは『聖剣使いの禁呪詠唱〈ワールドブレイク〉』(以下:ワルブレ)を見た事があるだろうか?
今年で放送10年となった本作は、Twitterでの某フォロワーが何度も繰り返し見ているのを見て気になりTSUTAYAでレンタルして見て面白いと思い、そのフォロワーさんが見ている時に2回ほど同時実況をして計3回ほど見たアニメなのだが、これが非常に面白い。
今日はそんなアニメを紹介しようと思う。
先に留意してほしいのはボクは原作を読んでいないため、あくまでアニメ版のみでの話をします。
何でかって?
このアニメでレギュラー出演していた声優同士が結婚した記念です。
ワルブレとは?

ワルブレは御存知の通りライトノベルが原作の作品である。「思い・・・出した!」や「綴る―ッ!」はあまりにも有名な台詞であり、特に、倒れるためだけに存在した浮いた作画のヤシの木である「そのためのヤシの木」、作画ミスで変な事になってる「十三の頭を持つ九頭の龍」、原作には存在していないアニオリのラスボスである「原作者も知らないドラゴン」は本作を見た事無い人でも知っている概念だろう。
そんなワルブレを知らない人にざっくりとしたあらすじを解説すると、「前世の記憶を持つ人たちが沢山いる学校に入学した二つの前世を持つ主人公・灰村諸葉が、仲間達と一緒に様々な敵と戦っていく」という作品である。
本作の持つ魅力

本作の一番の魅力はやはり「アニメとして非常に面白く完成されている」という所だろう。本作はネットではネタっぽい扱いを受ける作品ではあるのだが、アニメとして本当によく出来ていると唸らされる作品である。
稲垣隆行監督特有の作品のテンポの良さや小気味の良いギャグが非常に面白く気持ちがいい。本作はお世辞にも作画のいいアニメとは言えないのだが、そのクオリティの低さを逆手に取ったアニメ演出や、稲垣隆行監督がよくやる「BGM芸」や「テロップ芸」が光るのも本作の魅力だろう。またそこだけではなく、灰村をとりまく物語の真面目さも非常によく出来ているだろう。特に、この作品の根幹である「前世と強さの関係」というものを序盤でバシッと描写されているため、そのおかげでこの作品がどういう作品なのか非常に分かりやすく見て行けるという構造が本当にシッカリしていると個人的には思う。また、後述する「灰村諸葉の持つヒーロー性」も本作の面白さをグッと引き立てているだろう。
灰村諸葉の持つヒーロー性

本作の主人公である灰村諸葉は本作の主人公として非常によく出来た存在だろう。ライトノベル作品の主人公はパブリックイメージとして、その性格や周辺の環境なども含めて「視聴者の鼻につく存在」を持つ人は多いだろう。しかし、この灰村は非常に上手くコントロール(調理)されて魅力的な主人公になっているだろう。
こういう作品ではお馴染みの所謂チート能力持ちの主人公であり、ハーレム展開もあるのだが、しかしこの灰村は変な謙遜や、他者を下に見るという描写が存在していない。
そしてこの灰村の魅力を引き出しているのが「アニメ的な男子高校生らしさ」と「貧乏性」だろう。
灰村はやはりアニメ的な男子高校生らしい(といっても年齢的には中学生だが)仕草がよく見られる。それが日常的な側面を引き立てている。特にエロガキ的な部分や、部活動的な描写である「実戦部隊」とそこでの仲間との交流がそうだろ。
そしてもう一つが「貧乏性」。作中では「もったいない!」が口癖となっており、特に手土産のハムを突然の攻撃で失ったシーンが印象的だろう。
この灰村の性格こそがこの作品を支えるとても良い物である。
まとめ

いかがだっただろうか?
本作を見ていない人は是非とも一度本作を見てほしい。そしてこれを見てから『空戦魔導士候補生の教官』、『魔法戦争』、『アブソリュート・デュオ』、『銃皇無尽のファフニール』、『精霊使いの剣舞』も見てみよう。(嘘、普通に稲垣監督の直球名作である『BIRDIE WING -Golf Girls' Story-』を見てください)ボクはそうした。
ただ、惜しむことがあるとしたらこのアニメは今見られるのは円盤で修正された「リテイク版」なため、放送当時のフォーマットが見られない事である。この「リテイク版」は本作の味であった部分まで脱臭されてしまっているため非常にもったいない事になっている。一応過去に放送版フォーマットは配信されたりしていたため恐らく映像ソースは残っていると思われるので公式は是非とも放送版フォーマットのBOXを出してほしい物である。確か『俺、ツインテールになります。』はそういう事をやって宣伝もしていた気がするのだが・・・。(記憶でしかないため確証がないが)
とにかくまずは本作を見てほしい、ただそれだけである。本作を毎クール日曜日に自主的に再生してタグ付け実況している人が居るのでその人に合わせて毎週1話ずつ見て行くのもありだろう。
というわけで今回のブログはここまでである。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは次回のブログで。
ノシ
