ユキノの雑語りブログ

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コレがオススメ!初めてのスパロボ講座!



皆さんはスーパーロボット大戦、通称スパロボをプレイした事があるだろうか?
1991年にゲームボーイ用ソフトとして最初にリリースされたこのゲームは、前年から発売されていた『SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所』を最初とした「コンパチヒーローシリーズ」の流れを汲み、「ガンダムシリーズ」、「マジンガーシリーズ」、「ゲッターシリーズ」と言う日本を代表するロボット作品をクロスオーバーさせる事から始まり、この三作品は「スパロボ御三家」とされ、「ゲッターシリーズ」以外は版権スパロボでは必ず登場するようになっている。
そして2021年には30周年を迎え、近年ではソシャゲもメインにしつつ今なお根強い人気を誇っているシリーズである。
またスパロボオリジナルロボット以外にもこのシリーズから生まれたロボットも少なくなく、マジンカイザー真ゲッターロボは事実上スパロボで生まれ、そこから映像作品が作られた。また、他にもエステバリスカスタム(ダイゴウジ・ガイ機)やXAN-斬-、マジンエンペラーGやゲッターノワール、アルティメットダンクーガコードギアスルルーシュが乗るガンダムウイングゼロリベリオンなどがある。

そんなスパロボもソシャゲを除いたとしても版権スパロボだけでも(リメイクを含め)膨大な作品数である。
なので「なにから始めたらいいのか分からない」とか「ロボットはちょっとね・・・」と言った人の為に今回は初めての人でも安心のスパロボを紹介していこうと思う。

しかしボク自身も全てをやったことあるわけでもなく、クリアしていないのも多いためあくまで参考程度で読んでもらえると幸いである。


それでは紹介を始めようと思う。


初心者でも安心!優しいスパロボ

この項目ではシミュレーションゲーム初心者でも安心して出来る低難易度かつシナリオも含めてオススメ出来る作品を紹介していこうと思う。

スーパーロボット大戦W』


シリーズ初のDS作品となったこの作品はシリーズ屈指の初心者にオススメの作品である。
シリーズの中でもかなり難易度が低く、シミュレーションゲーム初心者でも難なくサクサクプレイ出来る。
また、シナリオの評価もシリーズの中でもトップクラスで、作品間のクロスオーバーが物凄く濃いが決してそれぞれの作品を壊しているわけではない絶妙なバランスで出来ているシナリオは読みごたえ抜群。
また、一つのソフト内で前後編構成になっているのは本作が初である。
戦闘アニメーションも傑作レベルであり、前作の『スーパーロボット大戦J』から進化した戦闘演出は傑作そのもの。
スパロボ学園』を除くと『百獣王ゴライオン』、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』及び『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY X』、『デトネイター・オーガン』、『宇宙の騎士 テッカマンブレードⅡ』は本作品にしか参戦していない。
オススメのユニットはガンダムウイングゼロカスタム、アーバレスト、テッカマンブレードテッカマンイーベル、マジンカイザー真ゲッターロボ

スーパーロボット大戦UX

初の3DSスパロボとなった本作品も上記と同じくシリーズの中でも上位に入るオススメの作品である。
上記のWよりは少々難しい所はあるがそれでも難易度としては低い方の本作はWに引けを取らないレベルのクロスオーバーシナリオが楽しめ、特に『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と『蒼穹のファフナー』のコラボは作品の中でも一つの軸となっている。
三部作構成となっている本作は、話を進めていく毎に明かされていく膨大な世界観はまさにスパロボと言うゲームを象徴した物であり、かなりの完成度の高さもあるため読み応えが抜群。
しかし本作の難点として、ゲーム内において本来離脱したり通常プレイでは仲間に出来ないユニットなどが手に入る「隠しフラグ」がシリーズの中では特殊な部類であり、周回プレイ前提の物もある中、「一度立てたフラグは次の周回でも引継がれる」と言う物になっている。そのため割と攻略本や攻略サイトとのにらめっこは必須。
機神咆吼デモンベイン(アニメ版)』、『HEROMAN』、『蒼穹のファフナーHEAVEN AND EARTH』、『鉄のラインバレル(原作漫画版)』、『リーンの翼』、『マジンカイザーSKL』、『SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors』と本作のみに参戦している作品が非常に多く、また『スーパーロボット大戦IMPACT』ぶりに参戦する『忍者戦士飛影』と『聖戦士ダンバイン』、極めつけは『電脳戦士バーチャロン』のフェイ・イェンとして参戦する初音ミクなどイロモノがかなり多いのも本作の特徴だろう。
オススメユニットはデモンベイン、飛影、マジンカイザーSKLフェイ・イェンHDビルバインデスティニーガンダム、マークザイン辺りだろう。

スーパーロボット大戦V』

本作品もシリーズの中でも評価が高い一本。
本作ではなんと戦闘ロボが一切出てこない『宇宙戦艦ヤマト2199』が参戦
ちなみにこの作品自体はそもそも単発作品なのだがその後、『スーパーロボット大戦T』で『スーパーロボット大戦X』との関係もあり『V・X・Tシリーズ』と呼ばれるようになりこの作品の『宇宙戦艦ヤマト2199』の参戦を皮切りにXでは『ふしぎの海のナディア』、Tでは『わが青春アルカディア 無限軌道SSX(宇宙海賊キャプテンハーロック)』が参戦となり「戦艦枠」と言う枠を作る作品となった。
シナリオは初参戦の『宇宙戦艦ヤマト2199』をベースに様々なとのクロスオーバーが楽しめる作品となっている。
難易度は下手をするとWよりも低く、キャラクターの強化の仕方次第では初期配置を済ませたタイミングでマジンガーZがマジンガーZEROになったりエヴァ初号機が覚醒したりする。そして大体の主人公キャラに「二回行動」と「ヒット&アウェイ」のスキルを付与すれば無双状態となる。
宇宙戦艦ヤマト2199』と『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(原作小説版)』は本作のみの参戦になっており、しかも後者はこの作品の後にキャストやメカデザインなども新規になった劇場アニメが上映されたため原作版の参戦は恐らく今作のみになるだろう。
また初参戦作品として『勇者特急マイトガイン』、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』、『マジンガーZERO vs 暗黒代将軍(機体のみ)』がおり、本作を記念にダイナミックプロとの協力でグレートマジンガーの強化版の「マジンエンペラーG」が登場した。
こちらは元々はvitaとPS4だが現在ではswitchで出ているためこれをやってそのままswitchでX→T→30とやっていくのもアリだろう。
主人公系は大体強い本作なのだがオススメのユニットはヤマト、初号機、マジンガーZヴィルキスダイターン3マイトガイン辺りだろうか。

スーパーロボット大戦R

実は本作品、ボク自身はやったこと無いが兄がプレイしていた。いつか箱付きを買ってやってみたい気持ちはあるのだが・・・。
GBAシリーズ2作目に当たる本作品は前作の『スーパーロボット大戦A』とは直接的な繋がりは無いが数多くの参戦作品を引き継いでいる。
中でも本作の特徴は






君は

完璧で

究極の

\ゲッター/



でお馴染みの『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の初参戦作品な所だろう。
本作品で初めてOVAゲッターシリーズが参戦したことにより初めてテレビ版ゲッターの参戦が途絶えたのが本作である。
また『GEAR戦士 電童』と『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』も初参戦。電童と劇ナデは『スーパーロボット大戦MX』でも再登場しているがネオゲッターロボは本作以外だと『スーパーロボット大戦GC』とそのリメイク作品の『スーパーロボット大戦XO』にしか参戦しておらず現状やるには中々のハードルなためこちらが一番プレイしやすいだろう。昨今ネオゲッターロボ知名度と人気が高まったため今後参戦する可能性はあると思いたいが。
難易度もそれほど高くないとの評価なため初心者にオススメだろう。

ちょっと骨のある作品がやりたい!初めてでもそれなりに自信のある人向け!

こちらの項目では「シミュレーションゲームは慣れてるよ」や「簡単すぎるのは嫌だ」と言う人向けの項目になっている。

スーパーロボット大戦D』

版権スパロボGBAシリーズ第3作品に当たる今作。
難易度が極端に高いと言うわけではないのだがやはり簡単なスパロボに比べるとやりごたえがあるのは確かである。
1周目の難易度はさほど高くないのだが周回プレイを重ねていくにつれて敵がどんどん強化されていき、周回するほど難しくなるのが本作の特徴であろう。
メガゾーン23』、『THE ビッグオー』、『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』、『未来ロボ ダルタニアス』、『マクロス7』の初登場作品であり、『メガゾーン23』は本作にしか参戦していない。
また珍しく『機動戦士Vガンダム』や『六神合体ゴッドマーズ』が参戦している。
他にも『THE ビッグオー』のTV版主題歌「BIG-O!」が唯一聞けるスパロボでもある。
シナリオ面においても男性主人公ルートではあまりフューチャーされることがない剣鉄也やギュネイ・ガスにもスポットが当たるのも本作の魅力だろう。
オススメのユニットはダルタニアス真ゲッターロボ、ゴッドマーズ、バトル7、ブランシュネージュ辺りだろうか。

スーパーロボット大戦α

本作は長編シリーズの一つで今なおその人気は高い「αシリーズ」の第1作目。
版権作品のクロスオーバーだけでなくバンプレストオリジナル作品のシナリオもかなり色濃く作り込まれており、本作オリジナルの主人公機だけでなく『新スーパーロボット大戦』の「SRXチーム」や『第2次スーパーロボット大戦』で初登場し、その後『魔装機神シリーズ』の主人公機になるサイバスターなどもシナリオに絡む力の入れ具合である。
初心者向けを目指したらしいが熟練度システムや敵ユニットの能力値のおかげで意外と難易度はある。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』、『超時空要塞マクロス/超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、『マクロスプラス』が初参戦。
特に初代マクロスとプラスはこの「αシリーズ」にしか参加していないため貴重である。
また『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』が珍しく参戦している作品であるがぶっちゃけガンダムアレックスはクリスがニュータイプ技能を持たない事もあって全く強くない。
しかし本作に参戦している『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』のジャイアントロボはEN消費が無いため意外と優秀なため一軍を張れる性能だろう。権利の関係でαと64にしか出ていないのがもったいないものである。
オススメのユニットはコン・バトラーVボルテスV、VF系、νガンダム、フルアーマー百式改、R-2辺りだろうか。
本作はPS1及びドリームキャストのソフトなのだがPSアーカイブにて購入出来るためPS4、PS5、vitaを持っている人ならすぐにでもやれるスパロボとなっている。これと併せて『スーパーロボット大戦α外伝』もプレイしてみよう。
また『第2次スーパーロボット大戦α』、『第3次スーパーロボット大戦α』は共にPS2のソフトなのだがブックオフでも500円行かない値段で普通に買えて、PS2自体も中古ならAmazonでかなり安く買えるため気になった人はそちらも買い揃えてやってみるのを強くオススメする。

スーパーロボット大戦MX/MX ポータブル』

PS2で発売されその後PSPに移植された単発作品。
難易度としてはPS2版では普通らしいがPSP版では若干難易度が上がっているらしい。またPSP版では少しだけだがシナリオ追加がある。
PSP版は体操選手が吹っ飛んでいくと言うぶっ飛んだCMなため実は見たことあると言う人も多いだろう。
総合的に見ればPSP版の方がオススメなのだがこちらは凄まじいロード地獄が発生しストレスになる人にはストレスになるため注意が必要。
シナリオ面では『勇者ライディーン』と『ラーゼフォン』のコラボが特に力が入れてある。また本作のヤシマ作戦のイベントはヤシマ作戦の再現の中ではシリーズ屈指の名アレンジだろう。
また、この頃にしては珍しく真ゲッターロボマジンカイザーも出ないためゲッタードラゴンやマジンガーZが最初から最後まで使うユニットになっているだろう。またディジェが出るのも本作の特徴だろうか。
オススメのユニットはライディーンラーゼフォンゼオライマー、電童、ゴッドガンダム、ゲッタードラゴン辺り。

スーパーロボット大戦L

DS版権スパロボ4作目となる本作。DSでの最終作と言う事もあり難易度は少々歯ごたえがある。
また『スーパーロボット大戦J』から飛躍的に進化した戦闘アニメーションが本当に異次元レベルのクオリティになっているためそれ目当てでやるのも手だろう。
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版』、『獣装機攻ダンクーガノヴァ』、『鉄のラインバレル』、『戦え!!イクサー1』、『冒険!イクサー3』、『マクロスF』が初参戦。イクサーシリーズとアニメ版鉄のラインバレルは今作にしか参戦していない。
また『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』、『鋼鉄神ジーグ』、『神魂合体ゴーダンナー!!』が参戦している数少ないスパロボでもある。
超電磁ロボ コン・バトラーV』と『超電磁マシーン ボルテスV』は久しぶりの携帯機スパロボの参戦になっており、そのためかかなりの力の入り具合だったりもする。

どんな難易度でもどんと来い!高難易度スパロボ

「難しい難易度で歯ごたえのあるゲームがしたい」、「難しいゲームにも自信がある」と言う人のための項目。
そのため基本的に初めての人にはあまりオススメはしないが挑戦してみたい人はやってみよう。

スーパーロボット大戦A PORTABLE』

GBAシリーズ第一作目の『スーパーロボット大戦A』のリメイク作品。リメイクと言ってもシナリオや登場作品はそのままである。
本作の特徴はシリーズ屈指の高難易度なところであろう。
まずもって敵が非常に硬い上に能力値が高い。その上こちら側は精神コマンドの使用ポイントが少なかったりすぐEN切れを起こしたりするため考えながらプレイしなければならない。
一定のHPで撤退する敵を落とそうと思うと相当骨が折れる物となる。
とにかくユニットの改造は必須であり、ドモンや竜馬、万丈と言った優秀なキャラクターを重点的に育てるプレイングやフル改造ボーナス、強化パーツを駆使しながら優位に進めていかなければならない。
難易度は本当に高いがそれ相応のやり応えもあるスパロボとなっている。
また、本作のPVはシリーズ屈指のカッコよさなので必見。
オススメのユニットはゴッドガンダムマスターガンダムダイターン3真ゲッターロボダイモス辺りだろうか。

例外作品

スパロボ学園

本作は『スーパーロボット大戦J』、『スーパーロボット大戦W』、『スーパーロボット大戦K』の参戦作品の全てが参戦している。
が、その内容は機体及びキャラのみ。しかもシュミレーションゲームではない。
このゲームはギャルゲーの様な内容でポケモンみたいなスパロボが楽しめると言う異色中の異色作。
とりあえず本作を遊んでみて気になって機体の出てるスパロボやロボットアニメを触れてみるのもアリだろう。

まとめ

いかがだっただろうか?
幣ブログにしては珍しくゲームの話題だったがこういうのもたまにはアリだろう。
何故このブログを書いたかと言うと最近久しぶりにスパロボをやって再熱したからである。
今回は難易度やシナリオ、ハード面でのやりやすさなどを加味して選んでみたがこれ以外にも様々な作品があるため気になった人は調べてみよう。
「ロボットアニメとか興味ないよ」と言う人もやってみれば意外とハマってロボット沼になるかもしれないので物は試しで触れてみてほしい。
そしてそれが極まってくると高いロボット玩具を買うようになってしまうのでその辺りは気を付けましょう。
と言うわけで今回はここまでである。

それではいつかの次回の更新で。

ここまで読んでいただきありがとうございます。