みなさんは『ゴジラ -1.0』をもう観ただろうか?
ボクは公開日当日は有楽町のゴジラフェスに行っていたり、用事などで中々観に行けず、一週間経った11月10日に観に行った。
今作は公開すぐに異常なほどのヒットを飛ばしており、流石はゴジラブランドだと感じるものである。
しかし『ゴジラ』と言う作品は、ハリウッド版があるにしても、邦画としては『シン・ゴジラ』から7年ぶりであり、ゴジラシリーズが途絶えた『ゴジラFINAL WARS』からは20年近く経っている。
なので今作が初ゴジラだと言う人も多いだろうし、ここからシリーズを見てみたいという人も居るだろう。やはりその人達には是非とも『ゴジラ』を見てほしい。
まあそんなわけでせっかくなら感想を交え、ついでにシリーズ紹介的なブログを書いてみようかなと思ったわけである。
『ゴジラ -1.0』とはどういう作品なのか
やはりまずはこの作品がどういう作品なのかと言う部分を軽く説明しよう。
本作は「ゴジラ生誕70周年記念」で公開された作品であり、実写の邦画では『シン・ゴジラ』から7年ぶり、映画としては2021年の『ゴジラVSコング』から2年ぶりの新作となっている。(ゴジラフェスで毎年新作映像自体は作っているが)
舞台は『ゴジラ(1954年版)』より前の、第二次世界大戦終戦間もない1947年となっている。
そのため、当然ではあるが本作は『シン・ゴジラ』とは関係ない単発作品となっている。
監督は山崎貴監督。山崎監督は『ALWAYS 続・三丁目の夕日』や西武園ゆうえんちのアトラクション『ゴジラ・ザ・ライド』にてゴジラを描いており、実はゴジラを描くのは三本目だったりもする。
今作のゴジラやミニチュアなどは『シン・ゴジラ』と同じく白組が担当しているCGとなっている。そのため本作もスーツのゴジラではない。
本作の感想
※極力ネタバレは避けますがここからの項目はネタバレを含む可能性があります
本作の感想なのだが、一言言うと「とにかく面白い」。
初代ゴジラより前の時代、戦後復興間もない1947年にゴジラが現れたらどうなるのかというのをキチンと描きながら、神木隆之介演じる主人公・敷島がゴジラと言う存在に人生を翻弄されていくというストーリーが本当によく出来ているなと思った。
そして「ゴジラ」の存在が物凄く怖い。「意思の無い災害の象徴」の怖さだった『シン・ゴジラ』のゴジラとは違い、凶暴な肉食恐竜、それも人間の勝てない生物が暴れ回り、人間が蹂躙されていくという「生」の怖さがある。
しかし、そういったゴジラの生物的な怖さを描いているからこそ、終盤は人間の知恵と底力を見せる展開に説得力が出ていると個人的には思う。
また、終盤は山崎監督のミリタリオタクっぷりが忌憚なく発揮されており、手に汗握る熱い展開となっており非常に満足度が高い。
主人公・敷島に感情移入させる作りになっているからこそ、中盤まではゴジラのシーンで「恐怖の涙」を流す事が出来るしラストは「感動の涙」を流す事が出来る。そしてゴジラとの決戦は「漢泣きの涙」を流す事が出来る。
一つの映画で色々な感情で泣けるのは素晴らしい事だろう。
映画単体でストーリーがまとまりながらも、過去のゴジラ作品を知っていると「オッ」となる要素も含まれているため、初見にも、舌の肥えたオタクにも満足出来る作品となっているだろう。
先にも説明した通り、今作もゴジラやミニチュアはCGなのだが、CGだからこそ出来るシーンや、白組のクオリティの高いCGが持たせるリアリティや説得力がよく出ているだろう。
ボクとしてはやはり特撮だからスーツや模型のミニチュアの方が好きなのだが、現代の邦画における怪獣映画の新しい形としてドンピシャな映像を見せてくれたと思う。
『シン・ゴジラ』との比較
やはり7年前に大ヒットとなった『シン・ゴジラ』と比較する声は多いと感じられる。
なので『シン・ゴジラ』も好きだからこそ今回の『ゴジラ -1.0』とはどう違うのかと言う部分を書いていこうと思う。
まず『シン・ゴジラ』との違いだがこれはもう「何もかもが違う」としか言いようがないだろう。
『シン・ゴジラ』という作品は個人的に2011年の東日本大震災を踏まえ、それを反映した作品となっているだろう。
なので「視聴者と同じリアルタイム軸で『呉爾羅』という未知の巨大生物による災害が東京を襲ったらどうなるのか」という部分を描いており、話の軸としている部分も「未曾有の災害を対処していかないといけない政府」という部分を描いている。無論フィクションではあるのだがより「リアル」に近い、ある種ドキュメンタリー的なドラマを目指して描かれているだろう。
なので「人間とゴジラの攻防戦」と言う部分を強く描いており、「次はどうなるのだろう?」、「この情報が分かったならどうなっていくのだろう?」という「この先はどうなるのか?」という部分で観る側を引き込む作りになっていると思う。
また、ゴジラの存在も庵野秀明氏らしい描かれ方をされており、「神へと進化していく生物を超越した存在」という物になっていると感じる。またあえて無機質に描く事で「災害の象徴」という怖さを色濃く描いているだろう。そういったオリジナリティを含みながらも「人類の核の過ちによる存在」という初代から続く要素もキチンと残している。
それに対して『ゴジラ -1.0』は、「1947年という時代に50mの巨大生物が現れたらどうなるのか」を描いている作品である。
「ゴジラ」と言う存在も元来存在している20m弱の恐竜の様な生物が1946年のマーシャル諸島での水爆実験で50mに巨大化したものとしており、明確に「生物」としての描き方をしている。
だからこそ、先の項目でも書いた通り生物的な動きをし、生物的な人間の襲い方をするという「生」の怖さを描いているだろう。
また、ストーリーも「リアルなドキュメンタリー」だった『シン・ゴジラ』とは違い、「リアリティのあるドラマ」となっている。
この「リアル」と「リアリティ」は明確に違い、後者は「誇張された嘘」があることでドラマとして成り立ち、ドラマに説得力を持たせる物となっている。なので、フィクションを楽しむ上では「リアリティ」の方が世界観に入り込みやすく、ドラマに感情が乗せやすいものとなっているだろう。
ドラマとしても一人の民間人の「救い」へのドラマとなっているため、それに伴う感情のラインで観る人間を引き込む作りとなっているだろう。
『ゴジラ(1954)』から「見る側と同じ時間にゴジラが出たらどうなるのか」という要素を取っているのが『シン・ゴジラ』であり、「戦争が終わったのにまた戦争のような被害が起きてしまうのか」という要素を取っているのが『ゴジラ -1.0』だろう。
なので「どちらが面白い/好き」という感想はあるだろうが、どちら同じコンセプトで全く違う作品であり、どちらも「ゴジラ対人類」という作品をどう描くかの監督なりの答えが色濃く出た作品なため、優劣つけがたい面白さが両者にはあると思う。
色々見よう!ゴジラシリーズ
というわけで「『ゴジラ -1.0』面白かったよ」、「『シン・ゴジラ』も見たから見たよ」という人で「ゴジラシリーズは見たこと無いよ」、「多すぎて何を見ていいか分からないよ」と言う人達向けのつ「次に何見る問題」のためのコーナーに移ろうと思う。
と言ってもボク自身も全シリーズ網羅しているわけでもないし、子供の頃に見た程度の記憶の作品も多いため、あくまで一個人の意見程度に見てほしい。
『ゴジラ -1.0』のオマージュ元を確認しよう
『ゴジラ(1954)』
ゴジラシリーズ最初の作品となる本作。
『ウルトラマン』を作った事で有名な円谷英二が特撮シーンを作った事で有名な映画である。
本作品が与えた影響は大きく、『ロスト・ワールド(1925)』や『原子怪獣現る』、『キングコング』では怪獣をストップモーションで描いていたのに対して『ゴジラ』は「着ぐるみによる巨大特撮」という物を初めてやった作品であり、日本人に「怪獣」という概念を生み、「特撮」というジャンルを「リアルなミニチュア模型の映像」から「架空の巨大生物や虚構を描く」というジャンルに上書きした、日本の映像史においてかなり重要な作品となっているだろう。
1954年3月に起きたビキニ環礁での水爆実験とそれにともなう第五福竜丸の被爆という事件を踏まえ、「人間はまた核兵器という過ちを繰り返してしまうのか」というテーマを元にして作られており、戦争から9年経った日本で東京がもう一度、戦争を思い出すような被害を受けるという作品になっており、ゴジラという驚異を見た人達のそれぞれの思いや葛藤が濃く描かれている。
2023年現在から約70年前の映画なので、現代の価値観で見ると古臭く感じたり、ゴジラの出番が少ないため怪獣映画としては物足りなく感じるだろうが、第二次世界大戦後10年にこの作品が存在したという事を踏まえ見ると現代の価値観からしても感じられるものがあるだろう。
『ゴジラ -1.0』がオマージュしている部分も多くあるため一度は見ておいて損はないだろう。
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』
1995年の『ゴジラVSデストロイア』を最後に休止していたゴジラシリーズを再始動させた1999年『ゴジラ2000 ミレニアム』から続く「ミレニアムシリーズ」第3作品であり通称「白目ゴジラ」。シリーズと言ってもそれぞれ単発作品なため繋がりはない。
1954年から50年ぶりにゴジラが出たという設定の本作は、ゴジラは太平洋戦争での犠牲者の残留思念の集合体という設定になっており、「シリーズで一番怖いゴジラ」というコンセプトで描かれている。そのため明確に「殺意」という意思を持って人間を襲ってくる描写が頻出され、ゴジラシリーズ屈指のトラウマ映画として名高い一本である。
また「護国聖獣」という設定でバラゴン、モスラ、キングギドラも登場し、それぞれの怪獣との死闘も描かれているのは必見。ちなみにバラゴンは『怪獣総進撃』から33年ぶりの映画出演となった(映像作品の登場としては1997年の『ゴジラアイランド』にも出ている)。
平成ガメラ三部作を手掛けた金子修介氏と神谷誠氏が監督をしており映画としての見ごたえも抜群。
また、本作の終盤のシーンは『ゴジラ -1.0』でもオマージュされているため是非とも見てほしい作品である。
有名なネタではあるが本作は同時上映があり、その作品は『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』となっており「ゴジハムくん」というゴジラの被り物をしたハム太郎の人形が特典になるほどのコラボっぷりだった。しかし本作はシリーズ屈指のトラウマ映画なため、「ハム太郎を見た親子があまりの怖さにゴジラで途中退場した」などというエピソードがあったりもする・・・・・のだが何故かこの企画は翌年の『ゴジラ×メカゴジラ』、さらに翌年の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』まで続いた。
またその強烈なインパクトから「ゴジハムくん」は後に復刻商品化されたり、スマホアプリ『戦機絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』でのコラボイベント『ゴジラVSシンフォギア』にて「イベント来場記念品」という名前で似たようなアイテムが登場した。こちらは『戦機絶唱シンフォギア』のキャラクター、天羽奏がディフォルメされ、ゴジラを被っているものとなっている。
当時配布されたゴジハムくん
『ゴジラvsキングギドラ』
『ゴジラ(1984)』から始まった「VSシリーズ」第2弾。
23世紀から来た未来人が1944年にタイムスリップしてビキニ環礁での水爆実験で進化する前のゴジラを殺し、歴史から消滅させようとするというトンデモ導入な映画だがこちらの作品も『ゴジラ -1.0』にてオマージュされている部分がある。
『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』から約20年ぶりとなるキングギドラの出演作となっており、終盤の特撮シーンは特に凄いので一見の価値アリだろう。
また、今作のキングギドラは初めての宇宙怪獣ではないキングギドラだったりもする。
まだまだたくさん!ゴジラシリーズ
上記では『ゴジラ -1.0』に寄り添った選出をした。
しかしながら本当にゴジラは幅広く、老若男女に合った様々なゴジラ作品が多いのも特徴であり、だからこそ愛されてきたシリーズである。そんな中でも個人的に好きな作品を紹介していきたいので参考になれば嬉しい限りです。
『ゴジラvsビオランテ』
『ゴジラ(1984)』からの続編であり5年ぶりの新作。
84年のゴジラ襲撃により地上に落ちたゴジラの体表「G細胞」の世界各国との争奪戦とG細胞を使い失った娘の遺伝子とバラの遺伝子を使いビオランテを生み出してしまった博士を軸に「ゴジラ災害による人間の過ち」を描いた作品。
脚本原案は『帰ってきたウルトラマン』第34話「許されざるいのち」でも脚本原案(円谷プロに送った物が採用されたらしい)をした小林晋一郎氏。こちらもウツボカズラとトカゲを合成させた怪獣・レオゴンを科学者が生み出した話であり、同じく芦ノ湖に出現している。
明らかに当時流行りだった『あぶない刑事』に影響を受けているドラマシーンや、その後のシリーズでも使われるサイキッカーなど見所は盛りだくさん。特にラストの昇天する沢口靖子は必見。
「VSシリーズ」でも特に人気の高い本作、是非とも84版から見てその後の「vsデストロイア」まで見てほしい。
『怪獣総進撃』
珍しくタイトルにゴジラが付いていない本作。
本作の魅力はやはり怪獣が沢山出る。とにかく沢山出る。
特にバランとゴロザウルスはゴジラ映画ではこれにしか出ておらず、非常に貴重な一本だろう。
怪獣が沢山出て、しかも世界中を暴れ回り、最後はキングギドラをの対決を描いた本作は、まさに子供の夢、子供が好きな物しか詰まってないお子様ランチのような嬉しさのある作品だろう。
特にパリの凱旋門を破壊するゴロザウルスは印象に残り、子供の頃にこれでパリの凱旋門を覚えたのを今も鮮明に覚えている。
『ゴジラ FINAL WARS』
ゴジラ50周年作品にして1999年から続いた「ミレニアムシリーズ」の最終作。
『ゴジラvsキングギドラ』以降シリーズを途切れさせず毎年続けていた(休止期間の1996~1998年は『モスラ』シリーズや『ゴジラアイランド』があった)ゴジラシリーズがこの作品を最後に一度幕を閉じる事となる。そのためとにかく怪獣が出るお祭り映画となっている。
シリーズの中でもかなりのガッカリ作品としてファンの間では語られる本作なのだが、本作の魅力はなんといっても怪獣が沢山出る事だろう。
アンギラスやラドン、モスラといった往年の人気怪獣以外にも、カマキラスやクモンガ、マンダ、ミニラの様な久しぶりの登場となった怪獣、キングシーサー、エビラ、ヘドラのように初登場以来の再登場になった怪獣など様々である。キングシーサーが出るのがいいですよね、特に・・・。
特に再登場怪獣の中でもデザインが大幅リメイクされたガイガンはとてもスタイリッシュでカッコイイ。みんなも北村一輝と共に「ガイガァァァァァァン、起動!!!」と叫ぼう。
また、エメリッヒ版『GODZILLA』のゴジラがジラという名前で登場。シリーズで初めての純粋なゴジラvsゴジラが実現した映画でもある。
新規怪獣のXモンスターも物凄くカッコイイため必見。
そしてもう一つの見所は人類と怪獣・X星人との攻防だろう。このシリーズの中でも恐らく唯一白兵戦のスタイリッシュさに力を振っているため、松岡昌宏やケイン・コスギ、北村一輝などのアクションシーンは必見。
好き嫌いが分かれる本作ではあるが、ボク自身幼少期に映画館に連れて行ってもらって初めて映画館で観たゴジラ映画で、この直前にあったBSのゴジラ映画集中放送を当時録画したビデオでとにかく見ていたと言うのもあり出てくる怪獣全てに大興奮したのを覚えており、幼少期から大好きな一本である。
『ゴジラ対メガロ』
この映画は実はずっと見たことなく、『ゴジラ -1.0』を観に行く前日に初めて見たのだがとにかく味のある一本。
「東宝チャンピオンまつり」という小学生の長期休みの期間に公開されるゴジラ新作or編集リバイバルと子供に人気な作品を詰め合わせた上映方法で上映された本作。低予算かつ制作時間はなんと30日ほどしかなかったらしく少々チープ感は否めないのだが、それでも面白く仕上がっているのは流石だろう。そのためカーチェイスシーンが多かったり、特撮シーンは過去作からの流用が目立つ。
今なおカルト的な人気がありながらも映画では再登場が一切ないメガロとジェットジャガーが唯一登場する映画となっている。また前作から続きガイガンも登場している。
所謂「ヒーローゴジラ」と言われる正義のゴジラの真骨頂であり、悪役であるメガロとガイガンも非常にコミカルな描き方がされているため、とても楽しい映画になっている。大人になっても肩肘張らず、童心に返って見られるいい映画だろう。
とは言えゴジラのテーマである「反戦・反核」という側面はキチンと取り込んである。
一時期は酷評されていた本作だが、近年では再評価の流れが来ていたりもする。
みんなもこの映画を見て「ゴジラとジャガーでパンチ・パンチ・パンチ」を歌えるようになろう。
「ゴジラとジャガーでパンチ!パンチ!パンチ! みんな~ 正義の~ 友達~!」
『ゴジラ対メカゴジラ』
今なおそのデザインを変えながら定期的に登場するメカゴジラの初登場作品。そしてキングシーサーの初登場作品である。
様々な作品に再登場しているメカゴジラだが、宇宙人に作られたメカゴジラやメカゴジラが擬態した偽ゴジラなど、本作のみの要素もあったりする。
初めてゴジラ作品で沖縄が舞台になった作品。
昭和シリーズの代名詞である「ヒーローゴジラ」の作風とは違い、割と真面目な路線となっている。
『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』
アニメ映画『GODZILLA』三部作ぶりのアニメ作品。
『シン・ゴジラ』の成功もあり、ゴジラに形態変化が取り入れられいる。
ラドン、マンダ、アンギラス、クモンガが新解釈で再登場するほか、ザルンガと言う新怪獣も登場。
ゴジラシリーズの怪獣を知っていると分かるデザインモチーフや凝ったEDは必見。
SFシーンは少々難解で理解は追いつけないかもしれないが、この作品の本筋は「ジェットジャガーの成長」であり、初のジェットジャガー再登場でジェットジャガーに向き合うことである。
そして12話と言う尺でキチンと綺麗に収まっているのでオススメである。
ネトフリ独占配信なためオススメしづらいのがネックだが、ネトフリに加入している方には是非とも見てほしい。
ゴジラ以外にもこんな作品がオススメ
『ゴジラ -1.0』を観た人なら分かるが、終盤の盛り上がりで力が入っていたのはミリタリ描写だろう。あのシーンが好きな人なら多分好きになれる作品を紹介しよう。
『バトルシップ』
世界の海軍の合同演習のイベントの日に宇宙人が地球侵略を開始し世界征服を始める。海に姿を現した宇宙人の巨大メカに地球の軍艦達が立ち向かうと言う映画。
アメリカ本国からはクソ映画として評価されているが、日本では嫌いになれない面白さとチープなシナリオながらも熱くなれる展開があるためかカルト的人気を誇っている。
金曜ロードショーでは過去に2度放送されたが、2度目の放送はイージス艦衝突事故があったため直前に延期になったりした。
終盤の手に汗握る展開や戦艦ドリフト、「だが今日じゃない」など見所も多く『ゴジラ -1.0』の決戦シーンが好きな人は好きになれる映画だろう。
『ハイスクール・フリート』/『劇場版 ハイスクール・フリート』
戦艦×美少女という珍しい題材のSFアニメ。
恐らくアニメを知らない人も名前くらいは聞いた事であるであろう『ガールズ・アンド・パンツァー』ほどの知名度は無いだろうが今でもコアな人気がある作品である。
その人気からか一度ソシャゲがリリース・・・・・したのだがすぐサービス終了したり、令和の時代に映画上映までに作画作業が間に合わず上映2週間で作画修正したバージョンに挿し変わったりする本作品ではあるが、横須賀の聖地化には成功しており、今なお新規版権イラストが出来たりパチンコが出来たりとこの作品の持つ底力は分かるだろう。
刺さらない人にはそこまで刺さらない作品だろうが、ハマる人には本当にハマる、軍艦が好きな男の子の精神があるなら大好きになれること間違いないだろう。
『ゴジラ -1.0』は『はいふり』であると言っても過言ではないため、是非一度見てみる事をオススメする一本。
まとめ
いかがだっただろうか?
感想ついでにシリーズにハマる糸口となればと思い割と勢いで書いた記事ではあるが、ちゃんと機能してくれれば幸いである。
改めて言うが、『ゴジラ -1.0』は面白かった。次は4DXで観ようと思っているし、もう一度見たいと思えるほどの面白さがあった。
しかし、欲を言うのならば、そろそろ全国劇場ロードショーでのスーツのゴジラの映画が見たい。それも怪獣が沢山出てきてゴジラと戦う映画が見たい。
現在は毎年クラウドファンディングを募りながらジェットジャガーやガイガンなどの昭和怪獣を新しくスーツを作り新作映像を作ったり、FWのスーツを使って『ゴジラvsヘドラ』を作ったり、CMのために千年竜王をまた動かせるように修繕したりしてはいるものの、肝心のゴジラがもう20年選手なためクタクタである。
日本の誇る怪獣特撮映画なのスーツやミニチュアのド派手な特撮シーンは続けていくべきだと思うし、ゴジラにも新しいスーツを作ってあげて大暴れしてほしいと強く願う。
と、話が逸れ始めたため今回はここで終わろうと思う。
それでは次のブログで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。