ユキノの雑語りブログ

ただのオタク

2023年アニメ&エピソード10選&雑語り

この記事を書く頃には「もうこんな時期か」、「1年が早すぎる」と思うようになるのが毎年恒例になってきたなと思うようになってきた今日この頃。
なんというか高校生終わった後くらいから本当に1年が早く過ぎる。1年の密度が違いすぎてほんと学生時代は恵まれていたし、あの頃大人が言ってたのはこういう事だったのかと大人になって気付く悲しさが何とも言えない感じとなる。

みなさんは2023年どんな年だっただろうか?

ボクは去年うつ病になってから薬と共に普通に生活を頑張れるくらいまで回復してきたわけだが、本当に仕事先を探すのが大変だった。
それなりの時給で生きやすい場所、しかも金曜の通院のことを加味しつつ、うつ病持ちでも働ける場所なんて全然無いし、どこも雇ってくれない。
そんなことを9ヶ月も続けていたらやっと今の仕事先が見つかって今はなんとかやれていると言った感じである。まあ時給は低いから給料は低いので来年くらいには転職先探そうかなと思ってはいるのだが・・・。
人間の耐えられる諸々を加味した場合、社会が「完全週休3日、1日最高労働時間6時間(基本4時間)」で普通に暮らせるようになって、さらに、テレワークなどを駆使して地方に人が散らばっていけばなぁと言う理想を常に妄想するばかりである。まあ無理なんでしょうけどね。

まあそんなこんなで色々あったようなそうでもなかったようなと思う一年であったなと感じる。

しかしまあ、幣ブログは今年中々の盛況で、嬉しい事に『グリッドマン』関連の記事はとにかく1年通してずっと人気をキープするレベルには読んでもらえていたりする。
更新頻度が少ないしバズリもしないブログだが、常に誰かが見てくれているというのをちゃんと意識しながら書いていかないといけないなと思ったりする。読んでくださっている方々、本当にありがとうございます。


というわけで長々と書いたが本題である今年のアニメの振り返りをしていこうと思う。
いつ頃公開してるかは分からないが、年末なら「あ~、ね~」といった感じで、正月なら「去年はこんな感じだったね~」と思っていただければいいかなと思う。

皆さんは今年のアニメで記憶に残ったもの、好きだったアニメは何があっただろう?
今回も去年と同じく個人的な作品&エピソード10選をしようと思う。

アニメ選出のルールは去年と同じく
・新作アニメのみ
・深夜アニメのみで朝夕アニメは例外枠で紹介
・エピソードは1つのアニメから1話まで
・2022年秋クールから始まって2023年に終わったアニメは入れても良い、ただしエピソード選出は今年放送分のみ
・分割2クールは1つのアニメとして扱う
以上5点である。

また、別にランキング形式ではないためそこは念頭に置いておいてほしい。
(ここは去年のコピペです)

というわけで初めていこう。

アニメ10選

1:『冰剣の魔術師が世界を統べる』

放送期間:2023年1月~3月 全12話 TBS系

「2023年見た中で一番面白かったアニメは?」と聞かれた時に、まず最初に思い出すアニメといったら確実にこれになるだろう。
yukinokino.hateblo.jp

上記のブログでも紹介していたりもするので詳しくはそちらを読んでほしい。

このアニメはとにかく「アニメ」として面白い。それは「アニメ」を構成する要素がどれも過不足無くマッチしており、OPとEDを含めた24分というフォーマットを本当に無駄なく構成している物となっている。
作品自体も、ギャグ主体のコメディタッチな描き方をしながらも、学園バトル作品として「魅せる所」、「盛り上げる所」、「締める所」をキチンと踏まえて話を構成してるため、見ていてとにかく楽しくかつ、見た後の熱量がとても高くなる作品となっていると思う。
特に5話のOP演出は必見。

群雄割拠していた2023年アニメの中でも、確実に見て損はない、最高のアニメはこれと言っても過言ではない作品である。

2:『江戸前エルフ』

放送期間:2023年4月~6月 全12話 TBS系

このアニメはボクのTwitterにてフォロワーさんがそもそも知っていた作品だったな~くらいの認識だったのだが、始まったら原作を買うほど良かったと思える作品だった。
江戸時代に日本に来たエルフと現代を生きる少女という二人のコンビをコンセプトにした作品は、とにかく二人の掛け合いが面白い。神として祀られているコミュ障ひきこもりオタクエルフのエルダに対して女子高生で巫女の小糸がツッコミを入れるという話をベースとしながら、その時々でエルダが様々な江戸の知識を披露していくという日常コメディとなっている。
また、東京という社会の中でも「月島」という江戸の下町的な情緒の残る町を舞台にした地域感や空気感が作品としていい味を出しており、エルダをとりまく人達の暖かさや人情を感じられる作品となっている。
アニメにおいての話の再構築や魅せ方も素晴らしいのだが、残念ながらカットされてしまった部分やアニメ化された以外にも面白い話が沢山あるので是非原作も読んでほしい作品である。

3:『スキップとローファー』

放送期間:2023年4月~6月 全12話 TOKYOMXなど

この作品もアニメが始まってすぐに原作を買った作品なのだが、この作品の特徴はなんといっても「原作をこれでもかというほど丁寧にアニメにしている」という所だろう。
新潟の田舎から東京に出てきた高校生・美津未と美津未をとりまく人物達の青春物語という作品なのだが、他の高校生日常物とは少し違う、リアル的な嫌な感情や出来事などを描きながらも明るさの象徴である美津未という光に周りが自然と集まり、少しだけ進んでいけるという作品構成となっている。漫画的、アニメ的なキラキラ感とは違い、漫画的ながらも人生の一片を渦巻く様々な悩みや葛藤を少しだけエッセンスとして取り入れている物語はドマラ的と言えるだろう。
そしてこのアニメは先ほども言った通りとにかく漫画に忠実となっている。
原作を読めば分かるが、とにかく原作のコマの写し方や表情、演出に忠実になっており、漫画をそのまま動かしていると言っても過言ではない作品と言えるだろう。
しかし、それだから手抜きだとかではなく、キチンとアニメとして完成度の高い作品となっており、見終わった後の満足感は本当に素晴らしい物となっているため、ある意味メディアミクス化の新しい形の一つとしてアリと言える作品となっている。
意外にも海外評価が高かった本作は隠れた名作と言えるため一見の価値アリだろう。

4:『絆のアリル』

放送期間:1st Season 2023年4月~6月 2nd Season 2023年10月~12月 全24話 テレ東系

このアニメは2022年秋のバンダイのおもちゃショーにて紹介されていて知った作品なのだが、第一印象としては「今更キズナアイのアニメか~」という感じだった。
アニメが始まると初期の方は何とも言えない感じで、惰性で見ていたのを覚えている。
しかし、第4話「~混迷のアンダンテ~」で化け始め、次第に面白くなっていったのがこのアニメである。
話の作りとしては女児向けアイドル物な作りなのだが、それを個人や大勢での配信の話にしつつ、段々とバーチャルアイドルという部分にシフトしていくのが中々に面白かった印象がある。
また、人間関係の描き方もよく、1クール目で「5人になるまでの物語」を描き、2クール目は「5人が向かっていく道」というのを描きながら、2クール目で増えたキャラクター達のコントロールなども非常に上手かった印象があり、そこで錯綜し、迷いながら進む関係性というのがとにかくよかった作品である。
とにかくキャタクターの絵が描き方が魅力的な作品であったと言えるだろう。

5:『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』

放送期間:2023年6月~9月 全13話(初回3話連続放送(再放送では分割)) TOKYOMXなど

yukinokino.hateblo.jp

本作は放送終わった後すぐにブログを書いたため、詳しくは上記を読んでほしい。
本作は『BanG Dream!』なのだが、今までのポピパのストーリーとは全く関係がないため、「バンドリは見たことないよ」だとか「バンドリはちょっとね・・・」みたいな方でも楽しめる作品となっているだろう。作品間の繋がりも、『仮面ライダーV3』に時々1号と2号が出たくらいで基本は立花藤兵衛くらいしか世界を繋げてるキャラが居ないみたいな感じなので過去作の知識が無くても問題ないだろう。まああった方がより面白くなる程度なので。
本作は、今までのシリーズとは違うギクシャクした人間関係のドラマが見所であり、「人生の迷子たち」が物語のメインテーマとなっている。
「トンチキギャグのない『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』」、「人の死なない『仮面ライダー555』」のような作風であり、濃く、複雑な、そしてどこか憎めない人間ドラマが好きな人にはドンピシャな作品であると言える。
続編の制作も決定しているため、抑えておいて損はないだろう。

6:『もういっぽん!

放送期間:2023年1月~4月 全13話 テレ東系

この作品は珍しい柔道をメインとした青春部活アニメとなっている。
本作はとにかく面白く、毎回面白さのハードルをドンドン超えてくるアニメとなっている。
決してキラキラしていない青春風景でありながらも、そこに生きるキャラクター達が「何故柔道をやりたいのか」という部分にキチンと向き合っているため、見ていいて眩しく、また学生をやりたいと思わせる作品となっている。
柔道のルールが分からなくてもスポーツ描写から「今どういう状況なのか」というのがキチンと読み取れ、スポーツアニメが苦手なボクでも非常に楽しめるアニメだったと思う。
特に第6話「後悔したくないから」、第7話「秘密兵器先輩」は傑作回。

7:『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』

放送期間:2023年10月~12月 全13話 TOKYOMXなど

面白さが担保されている事でお馴染みの秋葉原を舞台としたアニメ。マジデス?知らない子ですね・・・。
美少女ゲームの未来を憂うエロゲ雷十太コノハが、ひょんな事から手に入れた名作エロゲでタイムスリップをしていくストーリーとなっている。
ボク自身は生まれてすらいない時代が舞台となっているため、その辺りのエロゲ文化やコンピューターなどは分からなかったが、そういう辺りを知らなくても楽しめる作品になっていたと思う。
シナリオも、エロゲ周りの話と、その時代時代の話しながらも、エロゲのようなタイムスリップSFを繰り広げていくため、ハマる人はハマる作品になっているだろう。
2023年秋アニメの中でも、特に光る一本だっただろう。

8:『アンデッドガール・マーダーファルス』

放送期間:2023年7月~9月 フジテレビ系

西洋を舞台とした推理ドラマが軸となる本作。ただの推理アニメではなく、吸血鬼や人狼といった西洋の妖怪(怪物?)やアルセーヌ・ルパンやシャーロック・ホームズといった有名な小説のキャラクターなどが登場する本作はまさに西洋フィクションの闇鍋と言うべきだろう。
しかし、推理シーンはちゃんと筋の通った物となっており、重厚な推理シーンが楽しめるものとなっている。
またそんな作品だが、バトルもあったりして楽しい作品となっている。また、落語的な言葉回しが面白いのも本作の特徴だろう。
かぐや様は告らせたい』の畠山守監督と『虚構推理』の脚本家・高木登氏が組んだ本作はとにかくアニメの質として非常に素晴らしく、『虚構推理』のあの感じをもっと濃くした物と思ってくれればいいだろう。
また、ルパン編は『ウルトラマンティガ』でお馴染みの小中千昭氏が脚本を担当しており、そういった所も見所だろう。
また、声優の演技も凄いなと思わされる作品となっており、特にメイン3人の「人間とは違う質感のある、腹の底が見えないキャラクター達」の演技は唸らされるものとなっている。
個人的に、今年のアニメで一番2期が来てほしい作品と思っている。

9:『君は放課後インソムニア

放送期間:2023年4月~7月 全13話 テレ東系

眠れない少年少女の出会いから始まる青春作品となる本作。最初は倉庫と化していた部屋を勝手に使っていた二人が、部屋を占領するために天文部となり、そして次第に天文部として活動しだすという話なのだが、ボーイミーツガールのジュブナイル作品としてのクオリティがとにかく高い。
青春の儚い一瞬を切り取ったような作品でありながら、その一片の輝きが素晴らしい物となっている。
また、メインの二人の周りに居るキャラクター達も魅力的で、特に白丸先輩はとてもいいキャラである。
アニメはアニメの表現として素晴らしいのだが、漫画も漫画で、静かでリアルな漫画となっており、天文的な描写も「凄い」と思える描写となっているため、是非ともアニメと同時に漫画の方も読んでみる事をオススメしたい作品となっている。
ボクは見ていないのだが、同時期にあった実写映画も意外と好評だったため、余裕があればこちらを見てみるのもアリだろう。


10:『ミギとダリ』

放送期間:2023年10月~12月 全13話

坂本ですが?』でお馴染みの奇才・佐野菜見先生の作品であり、残念ながら遺作となってしまった本作。
坂本ですが?』にもあったシュールギャグを作風としながらも、一人を演じる双子の孤児がとある街の老夫婦の養子となり、その街で母親の死の真相を探し、復讐を企てるというミステリ仕立ての作品となっている。
しかし、作品の軸は「家族」となっており、様々な魅せ方で「家族」というテーマを綺麗に物語に落とし込んでいて、とても完成度の高い作品となっている。
原作者がアニメにも非常に積極的に関わっていたらしく、そのためか作品としての質が非常に高い。
アニメとしてのシュールギャグの表現が非常によく出来ており、また、そこで出てくるシリアスな描写や謎の提示というものが非常によく出来ており、とにかく物語に引き込まれる。
また、普段あまり気にしないであろう「声優の演技」というのも常に物凄く、とにかく作品に対しての演技の上手さを味わえるのでそう言った面で見るのもオススメな作品である。

残念ながらアニメ放送前に亡くなられてしまった佐野菜見先生に哀悼の意を表そうと思う。

番外編

残念ながら10選とまではいかなかったものの、それでも紹介したいアニメはまだまだあるため、ここで紹介していこうと思う。

『好きな子がめがねを忘れた』

放送期間:2023年7月~9月 全13話 TOKYOMXなど

密かに三重さんに思いを寄せる小村くんとよくメガネを忘れる三重さんの二人を主軸としたラブコメ作品。
タイトル通り、毎回三重さんがメガネを忘れ、それで小村くんが色々あたふたするというのがテンプレートなドラマとなっている。しかし、そんな一発ネタみたいなものでありながらも、毎回色々な話を見せてくれて非常に楽しい作品となっている。
特に、12話かけて積み上げてからの最終回の構成は唸る物となっている。
また、『生徒会役員共』、『ハンドシェイカー』、『プレイタの傷』などでお馴染みのGoHandsが制作しているため、普通のラブコメ作品とは違ったアニメ感が楽しめるのもポイントだろう。
所謂高木さん系ラブコメなのだが、キャラクター両者に嫌な癖もなく、漫才的な掛け合いもないにも関わらす、キチンとコメディが出来ているのもポイントだろう。

『デキる猫は今日も憂鬱』

放送期間:2023年7月~9月 全13話 TBS系

上記の『好きな子がめがねを忘れた』と同じくGoHandsが制作しているアニメ。
仕事以外は自堕落なOL・幸来(サク)と、なんでもこなしてくれる人のサイズの猫・諭吉が繰り広げる日常系作品となっている。
作品内容としては「社会人のドラえもん」と言った感じだろうか。
いざこうして文章で説明しようにも中々に説明しづらい作品なのだが、とにかく面白い、癒しアニメだったと思う作品である。
こちらも、最終回の構成が良く、余韻を持たせ、「もっと続きが見たい」と思える物となっているため、癒し系作品を求めている人なら是非一度見てみるべきだろう。

『転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜』

放送期間:2023年4月~6月 全12話+事後特番 TOKYOMXなど

このアニメはとにかくテンポが凄かったアニメだと思う。冰剣よりもテンポというテンポが凄いアニメとなっており、とにかく視聴者を休ませる気のないギャグという部分が魅力だろう。
しかし、「内容が無い」だとか「見ていて煩わしい」とかそういう事はなく、キチンと5W1Hが頭に入ってい来る作品となっているため、テンポコントロールの凄さに唸らされる作品となっている。
原作は触れていないのだが、事後特番での監督のメッセージから意図してそういうギャグ感やテンポにしているらしく、監督の技量の凄さだと言えるだろう。
このような作風なため、所謂異世界チート物でありながらも、主人公のカインが叱られる時はちゃんと大人に叱られ、「トホホ~・・・」となりながら反省するというバランス感覚の凄さもこの作品の完成度を語る上では外せないだろう。
また、OPのサビ部分はとても人気なシーンであり、主題歌担当の内田彩氏が「貴族走り」というワードを生み出すほどである。

『神無き世界のカミサマ活動』

放送期間:2023年4月~6月 全12話 TOKYOMXなど

宗教の教祖の息子がとある事で「神への信仰が無い世界」へと行き、そこの村で神への信仰を作り国へと反逆するというストーリーとなっている本作。奇しくも2023年は某宗教団体の本丸がドンドン逝った年だったので変なシナジーがあったと言えるだろう。
宗教という危なげな物をテーマとしながらも、話への取り入れ方のバランス感覚が非常に上手いと感じるアニメだった。また、シナリオも基本的にギャグで進むのだが、画面が低予算ながらも工夫された魅せ方をしているためその辺りのマッチも良かった印象がある。
話が進むにつれて明かされていく謎なども非常に引き付ける物があったため、下ネタが嫌いじゃなかったら是非とも見てほしい一本。

『ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜』

放送期間:2023年10月~12月 全12話 TOKYOMXなど

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』以降、爆発的に増えた「悪役令嬢モノ」アニメの一本なのだが、そんなテンプレ的な要素の作品でかなり面白いと思えたのが本作である。
こういった作品は「主人公が創作物などで先の展開を知っているから回避していく」というのがある種のテンプレなのだが、今作では一度本当に人生が破滅し、ギロチンにかけられた時に、何故か精神(記憶)だけ過去の自分にタイムスリップしたワガママ姫が主人公という物になっている。そのため自らの保身のために動くというテンプレは守りながらも、それが国家規模でのやりとりになるという面白さが発生している。他の作品では「貴族」や「姫」などの身分はあっても、どうしても個人間での物語になっていたためここが明確な特徴だろう。
また、主人公・ミーアが打算的に動こうとするも思ったようにはいかず、しかし周りは好意的に受け止めるので事態がドンドンといい方向に進むというのも面白さとなっているポイントだろう。
アニメ的な面白さも多い本作も、強くオススメ出来る一本である。

『山田くんとLv999の恋をする』

放送期間:2023年4月~6月 全13話 TOKYOMXなど

MMORPGとリアルを同時進行で描きながら、リアルでの恋愛を描いていくというありそうでなかったラブコメ作品。
キャラクター達が少々癖のある作品にはなっているのだが、見ていく内にだんだんと色々なキャラクターが好きになっていくのが本作の魅力だろう。
スタッフが『ちはやふる』と同じため、話のテンポや、緩急のつけかた、ギャグの面白さなどのバランスが非常にいい作品となっている。
最終回の落とし方が非常に気持ちよかったため、2023年一番オススメのラブコメ作品。

『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』

放送期間:2023年10月~12月 全12話 TOKYOMXなど

もはやタイトルとビジュアル通りの作品なのだが、性的経験の意味でのタイトルのラブコメである。
とにかく話の回し方が面白いと思える作品なのだが、話のテンポの面白さは流石は福田裕子脚本といった所だろう。
様々なキャラクターが関わっていく作品であり、毎週毎週見ていて面白かったアニメだと思う。
タイトルから距離を置かれそうなアニメではあるが、綺麗にまとまっているためオススメの作品である。

『AIの遺電子』

放送期間:2023年7月~9月 全12話 TBS系

AIを題材とした『ブラックジャック』のような作品となっている本作。監督は『魔法戦争』でお馴染みの佐藤雄三監督であり、制作は『葬送のフリーレン』のマッドハウスとなっている。しかしフリーレンとは違い、海外丸投げ制作なため、画面のクオリティはお世辞にも高いとは言えない。
しかし、シナリオの出来はよく、近未来のAIのSFとしての出来は非常によく出来ており、その世界においての日常とそこに生じる問題というのがちゃんと描けていた作品だったと思う。
オムニバス的な作りでありながら、最後はちゃんと一本の線で繋がるというのはよく出来ていただろう。


この他にも紹介したいアニメはまだあるのだが、あまりにも多くなるため今回はこの辺りで締め切ろうと思う。

エピソード10選

今年も中々エピソード単体というのは思い浮かばなかったが、なんとか10本絞り出していこうと思う。

1:『くまクマ熊ベアー ぱーんち!』 第4話「クマさん、少女を導く」


子供を大切にしてきた『くまクマ熊ベアー』という作品において、この回はある意味一番大切な単発回だと言えるだろう。
孤児院で育った少女・シェリーが、自分の趣味である刺繍を習いに紹介された店に通っていると、ある日見習いとして店で働かないかと誘われるという話となっているこの回は、シェリーの葛藤とそれを導くユナという部分が非常によく出来ていただろう。
中々に癖のある本作ではあるが、是非ともこの話だけは見てほしいと思う。

2:『英雄教室』 第10話「俺よりうまいものに遭いに行く」


この回は11話及び12話が前後編なため最後の単発回となっている回であり、本作の中でも1、2を争う傑作回だろう。
主人公・ブレイドの誕生日をみんなが祝うという回なのだが、この作品のいい所がギュッと詰まっているのがこの回の魅力だろう。とにかく暖かく、ここまで見てきてよかったと思える回となっている。
『英雄教室』はどれも面白い回ばかりだが、この回と第5話「魔王の娘」は甲乙つけがたい話となっている。

3:『葬送のフリーレン』 第12話「本物の勇者」Bパート


この話も上記と同じく誕生日回となっている。
シュタルクの生い立ちやそれを間接的に知るフリーレン、シュタルクの誕生日をちゃんと祝いたくて悩むフェルンと三人の関係性やキャラクター観がかなり綺麗にまとまっている単発回の一本だろう。

4:『聖女の魔力は万能です Season2』 episode12「Blessing」


この回は2クールかけた『聖女の魔力は万能です』という作品のフィナーレを飾るにふさわしい回だったと思えるほどにいい回である。
2クールかけて積み上げてきたセイとアルベルトの関係性をどう落とすかという部分が重要になってくるこの回は、2クールかけたからこその話の重みがキチンと出ており、見終わった時の満足感が最高の回となっている。

5:『カノジョも彼女 Season2』 第19話「カノジョたちとの夜」


ヒロイン4人が日替わりで主人公・直也の部屋に行き誘惑し、直也がそれに耐え続ける戦いをするという非常にバカらしい回なのだが、そのバカらしさを存分に面白く出来るのがヒロユキ先生の凄いところだろう。
それぞれのキャラクターのアホな行動が存分に楽しめるのだが、それでもキャラクター観が壊れてなく、非常にいいバランスで進んでおり、この作品のいい所が詰まった回だろう。

6:『オーバーテイク』 Rd.09「厄災の日-What really happened?-」


この回は『オーバーテイク』の重要な部分である「過去を乗り越える」というテーマにおいて非常に重要な回であり、この回で初めてこの作品の事が掴めたと思える回であった。
震災の日、何故写真が撮れなくなったのかという部分が明かされる回であり、同時に救いの回となっている本作は一つの話としての完成度が非常に高いものとなっている。
ただし、東日本大震災を扱っているため、そういう部分において見られないという人は視聴を避けた方がいいだろう。

7:『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 第9話「迫る熱に押されて」


天皇賞(春)を控えたキタサンブラックサトノダイヤモンド。そんな二人を親友でありライバル、そして親友という絶妙な関係性を描き切ったのがこの回である。
目的もなく、ただひたすらに二人旅を楽しもうとするキタサンの描写と、その旅の終わり、そしてライバルとしての目線がよく出来ており非常に満足度の高い回となっている。
見る母数が増え、色々と言われている3期ではあるが、その中でも特に光る回だっただろう。

8:『デキる猫は今日も憂鬱』 10缶目「デキる猫は留守番がデキる?」


社員旅行に行くことになり幸来と諭吉が一日ほど離れてしまうという話。
これまでは幸来を諭吉が支えるという話だったが、いざ離したら二人はどうなるのかというのを描いた回となっている。
万能な諭吉も幸来が居ないとどこか抜け殻のようになってしまうという、二人の双方の大切さを描いた回であり、二人の関係性をグッっとさせてくれる回だろう。

9:『おとなりに銀河』 第11話「久我くんと刺抜き」


しおりの棘から始まった物語についに決着がつく回。
棘と言うしがらみを解く代わりに記憶が消えてしまい、「好き」と言う気持ちまで消えてしまう不安を描いた回となっている。
11話かけた一郎としおりの二人の関係の集大成であるこの回は、まさにこの作品が一番描きたかった回だと言えるだろう。

10:『SYNDUALITY Noir』 ep.8「Pure dream」


このアニメはロボットアニメなのだが、その中でも羽休め的な水着回がこの回である。
水着回で全体的にギャグ調ではあるのだが、主人公・カナタの幼馴染・エリーを掘り下げる話となっており、エリーというキャラクターを魅力的に描いている回だろう。
このアニメは2クール目も控えているため、この二人の進展にも注目していきたい所だろう。


まとめ

いかがだっただろうか?
正直言うと、個人的には2022年のアニメの方が全体的に強かったなと言う印象はあるのだが、やはりいいアニメが多かったなと思う。
ただ、2023年は22年以上に見るアニメを減らしたと思う所があり、録画はしていても見逃したり被ってたりしたアニメはドンドン見なかったのでその辺りは反省かなと思っていたりする。24年はその反省が活かせればいいのだが、もしかしたら現状維持になるかもしれない。
しかしまあ、無理してアニメ見るよりも、見られる範囲で見て楽しめればそれでいいかなという感じはあるので無理せず生きていこうと思う。

というわけで今回はここまでである。
なんとか年内に書き終えたので、今回はこの言葉で締めくくろう。

それでは皆さんよいお年を。
そして2024年は幸多い年になるよう願っています。

それでは次のブログで。

最後まで読んでいただきありがとうございます。